その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

スケトシア

2011年06月20日 | Weblog

 

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スケトシア

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北アメリカ南部原産の菊科の花

この花は大正時代に渡来したそうです

ヤグルマギクに似た花を咲かせ「瑠璃菊」の別名があります

花の色の基本は青紫ですが他に白色や桃色があります

梅雨の長雨にも負けない美しい花

俳句の仲夏の花

「こだわりの色は紫スケトシア」 野口翆子

「スケトシア一輪挿しの透きとほり」 岩本尚子 

 

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アカンサス

2011年06月19日 | Weblog

 

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アカンサス

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アカンサス属の植物は

ヨーロッパ南部や北アフリカなどが原産地

キツネノマゴ科という妙な名前の科目にわけられます

日本には明治のころに渡来したそうです

公園の花壇や庭園などによく見かけられる大形の多年草です

沢山な仲間がありますが一般的なのは「葉薊」

薊に似た葉は大きく切れ込みっが入ります

高さ1mほどの雄大な花穂をつけます

ギリシャ建築コリント様式の円柱の柱頭を飾る彫刻は

このアカンサスの葉っぱ模様です

この花も俳句の仲夏の季語になっています

「葉の照りに古代の艶のアカンサス」 桜木俊晃

 

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スモークツリー

2011年06月18日 | Weblog

 

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スモークツリー

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南ヨーロッパから中国にかけて分布するウルシ科の木

こんもりとした樹形となり4~5mの木が

一面薄ピンクの煙に包まれたように見えるこの時期

花が咲いたんだとカメラを向けます

開花は実際には5月過ぎ

その花のあとに花柄が糸状に長く伸び

花序全体が羽毛状になり枝先に群がり

まるで煙のように見えるのです

「煙の木」「霞の木」と呼ばれる所以です

花は白やピンク、赤紫になるものもあります

以外にもこの木も俳句の夏の木として使われています

「雲のごとくに母のごとくに煙の木」 八田木枯

「二年前消してしまいぬ煙の木」 工藤玲子

「売れ残る花屋の奥の煙の木」 橋本千鶴子

 

 

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白丁花(はくちょうげ)

2011年06月17日 | Weblog

 

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白丁花(はくちょうげ)

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中国原産のアカネ科の常緑低木

庭の植え込みや生け垣にたくさん使われてよく目にします

いまこの時期に枝のわきから白や紫の

たくさんの花をつけて目をひきます

花は1cm前後のかわいい花です

名前の「白丁花」は丁字咲きの白の意味だそうです

枝を折ると悪臭がするので枝を折らないほうがよいですよ

葉っぱは緑色ですが斑入りの木もあります

この花も俳句の仲夏の花です

「奥ふかく砂しく門や白丁花」 無徳

 

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未央柳(びようやなぎ)

2011年06月16日 | Weblog

 

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未央柳

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 中国原産のこの花は江戸時代初期に渡来したそうです

観賞用として庭に植えられたそうです

枝先に数個集まって濃い黄色の五弁の花が咲きます

花弁の上には黄色の長い雄蕊が群がって立つのが特徴的です

中国名は「金糸桃」「金糸海棠」

「美容柳」は花が美しく葉っぱが柳に似ていることからだそうです

そして「未央柳」の名は

中国長安の「未央宮」にあった柳に基づくそうです

この花に似た花に「金糸梅」という花があります

同じ仲間ですが少し遅れて咲きます

また、雄蕊が短く花冠より飛びださないです

 

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紫式部の花

2011年06月15日 | Weblog

 

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紫式部の花

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各地の山野に生えるクマツヅラ科の落葉低木

6月から8月にかけて葉のわきに薄紫の

細かな花が群がって咲きます

果実のほうが一般によく知られている

3mmくらいの球形で

紫色または白色で幽艶な趣があります

「紫式部」の名は紫色の果実のたたずまいを

平安中期の紫式部になぞらえたものだそうだ

「小紫」という同属別種も同じような花と実がなります

俳句の仲夏の花です

「紫式部添え木に添わぬ花あまた」 神部翆

 

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ブラシの木

2011年06月14日 | Weblog

 

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ブラシの木

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別名 金宝樹といいフトモモ科の木

オーストラリア原産で明治中ごろ日本に来たそうです

寒さにやや弱いそうですが

見るからに日本の寒さには関係なさそうに繁殖してます

小さな花が円柱状につき花弁は小さく

赤色のおしべが多数目立ち

瓶を洗うブラシそっくりです

そして花穂の下の枝の周囲に多数つくのは

前年の花の果実

新梢は花穂の上部に伸びます

別名の金宝樹も同属別種で同じいう名花が咲きます

この花も俳句の夏の花として季語に載っています

 

「ブラシの木こわごわ触り通学路」 長沢寛一

「おはり子の腕に待ち針金宝樹」 大関潔子 

 

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あじさい

2011年06月13日 | Weblog

 

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あじさい

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 あじさいは植わっている土壌で色が変わる

子供の頃家の庭にもピンクと青いアジサイがあった

土が違うから色が違うんだと教えられていたが

こんな狭い範囲でも土は違うのかと

そちらの方に興味がいったことを思い出す

土によっても咲き始めと咲き終わりによっても

微妙に色が変わる

この変化が花ことばにも表されていて

花には少し気の毒な気もする

梅雨時に咲いて周囲を明るくしてくれるし

花が大ぶりでたっぷりと贅沢な感じがあって

でも色がシックで寂しげで

雨に濡れている姿を見るたびに

雨の日の良さとこの花の美しさを再認識させてくれる

 

あじさい

学名 Hydranger 

別名 アヅサイ   ユキノシタ科アジサイ属

原産地日本

原種は日本のガクアジサイ 現在の西洋アジサイは

ヨーロッパで品種改良され逆輸入した園芸種

花弁に見えるのは萼片

花言葉 移り気 高慢 冷たい美しさ

 

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虫とり撫子

2011年06月12日 | Weblog

 

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虫とり撫子

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ヨーロッパ原産ナデシコ科の一年草

江戸末期に渡来して

切り花や仏壇用の花として栽培されるそうです

可憐な花なので「小町草」ともよばれ

俳句の夏の花になっています

「虫取撫子宮司の家のがらんどう」 大木孝子

「小町草花壇に盛りすぎにけり」 高野素十

 

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ジキタリス

2011年06月11日 | Weblog

 

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ジキタリス

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前髪を切った日

新しい洋服を着た日

一番に会いたくなるのは

好きになったってことかな

 

写真はジキタリス

花言葉 胸の思い

 

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