調子が落ち着いて、CTでも大きな問題ないため、30日目で一時退院の方向になりました。まだ日常生活はなかなか難しい状態でしたが、自費での入院を一度退院で終了し、肝移植術後として保険を効かせるための方法でもあります。
自宅では、寒さや食事の問題などいろいろ注意点が多く、ほとんどベッドで寝ていました。チューブも2本入ったままなので、自分で排液し量を記録して消毒しました。
この次の入院は、2本のチューブを抜くのが目的です。しかし、一回目の入院が良いほうに向かってがんばれるのに対して、2回目の入院は、一歩進んで一歩下がるような治療が続いたため、精神的にきつい入院となりました。
でも、一ヶ月で退院できるとは思っていなかったので、うれしかったことは覚えています。そのうらはら、三日後には早く病院へ戻りたいとも思っていました。不思議なものです・・・
写真は退院前の傷口とチューブの様子です。ケロイド体質ではないので、傷はきれいになっています。
自費の場合は、可能な限り早く退院させてくれますね。私も、「一度退院して、調子悪かったら、いつでも戻ってきてください、保険が効くから」と言われました。その後戻ったのは、半年後の、インターフェロン治療の時でしたが。
手術跡は、今では薄くなって、埋没しています。私は、完全に水平に一本、真ん中で直角に上がる逆Tの字になっています。ドナーは」の形でした。開腹の仕方もいろいろですね。
だからというわけではありませんが、なかなか退院させてくれません。
少しでいいので、と訴えても「まだ無理」。
移植から2ヶ月後のクリスマスも4人部屋で1人で迎え、やっと外泊できた年末年始も毎日朝6時に家を出て検診、と帰らなかった方が良かったと後悔しました。
結局、退院できる状態ではなかった、と後から知りましたけど。
わたしの手術跡はSternさんと同じ逆Tの字ですが、水平ではなく、いわゆる「ベンツマーク」という形です。
肝臓移植の場合、皆さんこれだと思っていたのですが、やっぱり色々あるんですね。
移植後の傷跡はきれいだったのですが、再手術後の傷は今も非常に痛いです。
傷口は施設により、いろいろな切り方があるようです。
いわゆるベンツ切りだと、腹直筋を両方切るので、腹筋がしばらく出来ないようです。
私は、片方だけなので、意外と早い時期に腹筋が出来ました。
マメ知識として、傷がケロイド状に太くなり痒みの強い方に、そこだけ切除し放射線治療を三回やると再発しないです。
質問なのですが、切除と放射線治療は保険が効くのでしょうか。
また、もし次に開腹する時、それが支障になるようなことはないのでしょうか。
ひささん、御忙しいところ、質問ばかりですみません。
私の傷は切り始め(みぞおちの辺り)がケロイド状で一番ひどく、痒みだけでなく周囲と内部の痛みもかなりあります。
ベンツのわたしは腹筋は今も全然ダメです。
たいていは形成外科で切除し、うちに紹介がきます。
厳密には、良性疾患ですので放射線治療の保険は適応外ですが、かゆみが強いなど症状が強いことを示せば、通ります。
3回程度で保険が利かなくても、3万円程度です。形成外科の先生に切除費は相談してみてください。
放射線治療の教科書には、治療としてのっていますので、全国的に知られています。