医師になったばかりのとき、保険会社のお姉さんが新入生を狙って勧誘に・・・・・
そのころすでに発症していたので、まず健康保険には加入できないと思っていたこと、生命保険というのは人をだまして保険料をとって、いざというときに支払わないというマイナスのイメージを持っていました。
そのとき担当してくれた方が、熱心に勧誘してくれたことと、保険医と会社に掛け合ってくれて、肝臓以外の疾患であれば健康保険に入れる事となりました。
しかし、入って2年以内であると肝炎に関する疾患には保険が下りない内容です。
でも2年間、平穏無事でいられれば、普通の人と同じ内容になるという条件をつけてもらえました。
不思議なもので、保険に加入したとたんに、肝酵素は落ち着き、そこから10年以上の間、落ち着いてしまったのです。
保険に入って15年目に保険内容の見直しをしなければならなかったのが、今年の3月で、その知らせに対して、”保険料が変わらなければ内容変更はお任せします”と。
生命保険のほうで、癌に対する保険は有名な癌保険会社に変更し、死亡時の保険料を下げて変更しました。
そのすぐあとに、肝臓癌を偶然見つけてしまったのです。
先行していた、保険内容に癌と診断されたらその時点で○○○万円一括で下りますという古いタイプの保険が、幸運にも継続になっていました。
その保険が使用できるとわかり、今回移植へと方向性が決まりました。
保険会社のお姉さん(今は少し、御年召されたかな?)ありがとうございました。
ドナーに関しては、以前にアップしたように、兄が受けてくれることとなりました。
金銭面・ドナーが決まり、8/27移植予定となりました。
保険が効くか効かないか、実際、保険が効かない為に移植を諦めている人達と何人も知り合いました。
わたしの場合も、もし一年半早かったら保険が無かったので今頃どうなっていたか。
・・・
検査の結果、入院は免れました。
狭窄ではなく屈曲だそうです。
最大径で8.4mmだそうで、なんとか大丈夫そうです。
今日見せて貰った画像は、3Dとか言ってたのに2次元でした。
でも屈曲部分がハッキリ見えて、太い所、細くなっている所が鮮明でした。
ひささんも正月は無事自宅で迎えられそうですね。
お互い良い年になるといいですね。
私の場合にも、胆管炎の原因は胆管同士をつなぎ合わせた部分の狭窄によるもので、その抹消は拡張しています。
移植したほかの部分ががんばって、生活できる状態にあるようです。
それを知ってしまうと、いつまた胆管炎が起きるか心配になりますが、知らなければ幸せに生活できるのかもしれません。
実際2回目の入院は、胆汁漏に対して入っていたチューブを抜くために入院し、つらい思いをして胆管チューブを出し入れしたりしましたが、結局説明通りにことが進んだことはなく、あけてみたら抜けましたという展開でした。
専門知識を持っている自分としては、かなり釈然としない気持ちになりましたが、結果良ければ生活できるし家にも帰れたので、よしとしました。
その辺から気持ちが楽になったのもあります。
なんにしろ、治療の追加必要なしであれば、なによりです。