生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

退院後7ヶ月経過しました

2009-03-29 22:03:11 | 退院後

昨年の8月28日に移植を受けたので、ちょうど7ヶ月経過しました。

一回目の入院時は、良くなるぞという意気込みで、胆汁漏という合併症にも苦しみましたが、まさにがんばって乗り切っていきました。

保険を切り替えるため、週末に退院して胆汁漏と胆管に入っていた2本のチューブを抜くための入院では、なかなか説明と病状の変化がしっくり行かず、ERCPも3回受けた胆管ステントも結局抜く羽目に・・・・ それでも抜けない胆汁漏チューブをうらんでこれからの予定がまったく立たない状態でした。

待つだけの入院に、嫌気が差し主治医と相談し退院(すこし強引に)しました。

ところが、4日間で胆管炎のために再入院・・・

この入院で、精神的にはどん底になりましたが、開き直ることができて、何とかなるさの考え方に変わってきました。

そのためか、なぜかわかりませんが胆汁漏からの排液が無くなり、チューブから開放され、退院へと移行できました。

 

その後、1ヶ月の休養の後に職場復帰も可能となりました。

2回目の入院時は、マイナスな考え方ばかりで見えない未来に不安を抱いていましたが、今となっては、今日おいしくご飯が食べれて、トイレに自分で行ければ良いじゃないか。明日は、また来るというような、よく言えば楽天的な考えに変わってきました。

いろんな方からの、コメントを読ませていただくと、非常に順調な経過であると思えるようにもなってきました(実際、順調です)。

今週、外来受診あり、免疫抑制剤の減量も予定されています。

おかげさまで、インフルエンザなどの感染症にも、かからずにここまでこれました。

命にかかわるような大病をされた方は、同じように、だんだん考え方が変わってくるのだと思います。