今日は、10年前の8月24日に事故で亡くなった友人を偲んで、彼が大好きだった和歌山のT岬というサーフポイントに花をお供えして来ました。
10年前、彼の遺骨を親しかった友人たちで集まって、そこのポイントに散骨したのです。
波乗りではもちろん、音楽や絵とかスケボーとか、人生を楽しむってこととか一番のライバルで、良いことも悪いことも(こっちの方が多かったかな?)たくさん影響された友人でした。
最後の最後まで馬鹿なヤツでしたけど、未だに僕らから忘れられずにこうやって友人が集まる点だけでは、いいとこもちょっとくらいあったのかな?
今日のこの記事のタイトルってインパクト有りました?

これは、滑り止めとして、サーフボードに塗る「ワックス」の一番有名なものの商品名なんです。
サーフボードってそのままだと非常に滑りやすいので、非常に粘りけのある「蝋」のようなものを塗って足の滑り止めにしています。
スキーとかの感覚でしたら、良く滑るように滑降面に塗るのですが、サーフボードはまったく逆の目的で表(足を置く面)に塗ります。
実は初めてサーフィンに行ったときには、僕はスキーと同じだと勘違いして裏に塗る失敗をして、友人たちの笑いものになりました
このSEX WAX(セックス・ワックス)は、カリフォルニアで生まれたボ-ドワックスの老舗ブランドで、1970年代初頭に発売されて以来、今だに人気の衰えないスタンダ-ドなワックスなんです。
その品質は世界中のサ-ファ-に認められ、愛用されていて、他にもいろんなメーカーからワックスは発売されていますが、市場のシェアはダントツです。
なんでこんな商品名にしたのでしょうね?
”★THE BEST FOR YOUR STICK★”とも書いているでしょう。
ここでいう「STICK」は、サーフボードのことを指しているのですが

、まったく違う意味に訳したら・・・
昔、大嫌いな先輩(サーフィンのことは全く知らない大阪で言うヤンキーの先輩)に、このワックスを「夜のお供にいいんですよ

」って言って高い値段で売りつけたことがあります。
どのように使いはったかは知りません、その後一度も会っていないので・・・。
ワックス自体の色が4種類あります。
この4色は香りの違い(ココナッツ・ストロベリー・パイン・グレープ)で性能には関係有りません。
ラベルの違いがサーフィンに使用するときに非常に重要です。
まず、ロゴのところが黒い帯の分、こっちがクラシックタイプで、通常に売られているものです。
ラベルの色によって、
◇みどり◇ COLD 水温14℃以下で単独で使用。
◇オレンジ◇ COOL 水温13~20℃で単独で使用。
◇あか◇ WARM 水温18~24℃で単独で使用。
◇みずいろ◇ TROPIC 水温22℃以上で単独で使用。
というふうに使い分けます。
白濁色のやや粘り気のある半練りタイプのクイックハンプス(QUICK HUMPS)シリーズは、季節(海水温)や使用方法を考えて6種類のタイプがあり、その中から2つを組み合わせて使用することで、よりグリップ力を高められるようになっています。
◇EXTREME SOFT 1x(エクストラCOLD 黄色のラベル)◇
単独使用:水温8℃以下の日に。トップコ-ト:水温18℃以下の日に。
◇EXTREME SOFT 2x (COLD 紫色のラベル)◇
単独使用:水温5~10℃の日に。トップコ-ト:水温5~25℃前後の日に。
◇SOFT 3x (COOL 緑色のラベル)◇
単独使用:水温8~16℃の日に。トップコ-ト:水温8~33℃前後の日に。
◇FIRM 4x (WARM オレンジ色のラベル)◇
単独使用:水温14~21℃の日に。トップコ-ト:水温0~21℃前後の日に。
◇HARD 5x (TROPICAL 赤色のラベル)◇
単独使用:水温18~27℃の日に。トップコ-ト:水温5~27℃前後の日に。
◇EXTRA HARD 6x (TROPICAL 青色のラベル)◇
単独使用:水温25℃以上の日に。トップコ-ト:水温10℃以上の日に。
ベースコートには水温に合ったものか、一段、堅めのものを使って、トップコートに上記の水温を目安に塗ってください。
柔らかいもの(低水温用のもの)ほど、粘りけが強くてグリップ力があります。
だから、熱で溶けない程度にギリギリの柔らかさを選んだ方がサーフィンの為には良いんです。
そして、こまめに塗り直した方がグリップ性能のためには絶対に良いのです。
塗りっぱなしの重ね塗りばっかは駄目だよ←俺のことやん
ワックスを剥がすには、夏だったら、日の当たるビーチでちょっとの間、板を太陽に晒して、ワックスが溶けてきたら、砂をかけてはぎ取るって手がありますが、自然に対しての害が疑問です
お湯を掛けて、タオルではぎ取るってのも楽ちんで良いんですが、大量にお湯が必要なのとタオルは一回で廃棄になります。
最近は液体ワックスリムーバーが環境に優しく、それにサーフボードの表面仕上げのコーティング剤にも悪影響を及ぼさないようになっていて便利です。
ワックスにふりかけて、少しだけおいて、ティッシュなどで拭き取ります。
デッキ・パッチを張り替える際のボンドの後を、綺麗にするのにも便利ですよ(ちゃんと古いボンドを剥がしておかないと、張り替えたデッキパッチ、すぐにはげちゃうよ!)
”NEVER SPOILS” 「けっして腐りません」 本当かな?
これって「けっして戦利品でない」とも訳せちゃうんですよね、でもこの訳は違うよね。