Photo@Y-west

主に山口西部(Y-west)の風景、花などを写真を通じて紹介しています。また夕陽なども掲載しています。

デジブックコンテスト

2012年02月07日 00時04分06秒 | 日記・雑記

こんばんは~。

これといってネタとなる写真がないんですが、先週に新しいアイテムが届いたのでこの話題でも。

実は昨年行われたデジブック・秋のコンテストにて「Eye-Fi賞」に入選し、その賞品が届きました~(^^)

初めて使うアイテムなんですが、8GBの専用カードをカメラに付け、それで撮影した後に画像のUSBスロットに差し込めば使えるものらしいです。まだ取説も全部読んでなく、まして使ってないので近いうちに試してみようと思ってます。もし使ったことがあるお方がおられればコメントの方にお願いしますね。

さて、ここからは作成の裏話。前回の秋のデジブック。テーマの秋のぬくもりには作成途中にほんと悩みました。「ぬくもり」ってどういう感じかなって。秋の色彩から放たれる視覚的効果、それとも秋の彩りと香りが放つ味覚的かつ雰囲気的なものか、それとも人が歩む秋の情景など。秋というとどうしてもモミジの色や銀杏の黄色が真っ先に思い浮かびます。それも温かみのあるものですが、ふと大分を訪れた時に見た山国町のかかしワールドで懐かしさ、面影など人が入った光景を主に作成していこうと考えつきました。ただ、人を入れるとどうしても顔が分かってしまうので、なるべく離れた位置から個人の識別がし難い距離と場合によっては承諾を得たりと。それでも写真によってはソフト調にしたりとデジブックを見る上で分かりにくい距離で納めてみようと。

始めはかかしワールド、竹灯篭の祭典、秋の紅葉の3冊で応募しようと考えていたんですが、作成途中に全部消してしまいました。理由がかかしワールドではやや離れた位置から撮影はできるのですが、近寄ってカカシだけを寄って撮影する構想が浮かばなくて。デジブックの作成で特に気をつけているのが、寄りの写真と離れた構図の写真のバランスさ。それを交互的に流れにそって作成するのが視覚的効果もあるのですが、かかしワールドでは寄った写真がほんと撮れてなかったんです。それで3冊とも全て見直し、自分の原点に戻ると言うことで章立て風な構成で納めてみました。どの写真も自分の旅路の中での思い出の写真。そうなると構造上莫大な枚数になるんですよね~。理想は20~30枚。見ている方に気軽さが思える枚数を目指したいのですが。でも「見ている方が楽しめる、飽きがこないように、次を期待するような」ことを考えると20枚でも50枚でも100枚でもと思いつつ、そこから自分では最高の枚数の100枚を目指して作成しました。やっぱ無謀というか無理というか若干傲慢さも現れたのかな~(笑)3年前がたしか70枚くらいだったから、それが頭に残っていたのもありますし。長編はほんと難しい。少なくとも秋に入る前から構想を練り、地道に撮影していかなければ長編100枚での入選は厳しいなって実感しました。100枚の写真に100のテキスト、それに合うBGMのかみ合いと壁は大きいです。逆に短編の中ですっきりと納め表現される作品もかなりの手腕でもありますね。

そそ、毎年行っている大分の竹灯篭の祭典のまとめにはかなり思案しました。どれも入れてみたいし、これは外したくないしと。ただ、竹灯篭の祭典だけで応募すれば「ぬくもり」という点で若干不足な部分があるので。でもあの祭典を行われている市民の方々の苦労な一面は見ていると素敵なものでした。あのもてなしの温もりがあるからこそ、自分もリピーターの一人だと今でも思っています。
気づいた人もいるとおもうのですが、あの竹灯篭の章は「竹取物語」のイメージを若干模索しています。竹取が竹撮に変わったことと、姫とお月様もあったので。

 

年を重ねるごとにデジブックを作成しつつ、いろんな方の入賞作品を見て、自分にない表現や撮影方法など学ぶ時があります。もちろん苦手な分野など。

でも撮影場所、機材うんぬんよりも、もっと身近で人の中に眠っている温かい思い、人への絆が今回の秋のぬくもりの真意でもあり、より多くの人に深い感銘を与えたのではないでしょうか。

私も今回のグランプリのデジブックを拝見し、大切な部分の表現などかなり勉強させられました。おばあちゃんとの秋の光景を作成されたデジブックなんですが、おばあちゃんの笑顔と秋の風物詩、そしてあのテンポ良く柔らかいBGMが最高の1冊になっておられました。

短い中で魅せたい表現、作成力、こういった作品も自分も目指していきたいですね。

以下のリンク先のデジブックはpatagonia0213さんというデジブック会員さんが作成された作品です。

2011年の秋のデジブック・グランプリ作品になります。とても柔らかく、温かく素敵な作品です。

デジブック 『祖母の秋』

 

さて、回数を追うごとにより厳しくなっているようなデジブックコンテスト、もうすぐすれば春ということで春のコンテストもあるかもしれません。もちろんあれば応募しますよ。当たって砕けろ精神で(笑)でも、いつもながらより上を目指して作成していきますよ。とりあえずは一次審査合格を目指します(^^)

寒くなり撮影が億劫になりデジブック作成が遅れてますが、今年は秋吉台の山焼きや光市の冠梅園などもっとイベント的なデジブックも作成できたらいですね。