城郭 長谷川博美 基本記録

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日光東照宮のビイスタ考

2023-04-20 18:02:56 | 民俗学

日光東照宮のビイスタ考

 

 

◆対談者

徳川家康は自ら薬草を

調合する人間だったと

されますが?

 

◆長谷川

徳川家康は東照大権現

として日光東照宮へと

祀られますが家康自身

を薬師如来の化身とし

て神格化した山王一実

神道を採用して本地仏

として薬師如来日光に

は祀られております。

 

 

◆質問者

徳川家康の廟所として

日光東照宮は有名です

近江出身の藤堂高虎が

造営に関わった以上は

その社殿配置は規矩術

つまり宮殿の見栄えを

考慮したビイスタ工法

が採用されているかと

私は考えていますが?

甲良宗広は徳川家康の

作事の重要なる工匠で

あり当代一流の建築家

と言えますが、よもや

東照宮は なみの建築

配置でないと思います。

 

◆長谷川

藤堂高虎は地縄張つまり

築城土木名手で甲良大工

は当代随一の名工と言え

る事でしょう。大工棟梁

はただ様式的社殿や仏殿

を立てるだけでなく現代

で言うアーテイステック

芸術家的センスの要求が

求められます如何に現地

適合した徳川幕府の威信

を誇示する殿舎を豪壮か

つ流麗な見栄え考慮した

安土桃山様式の建築群を

配列するかにその技量が

問われる仕事だと思う。

 

◆長谷川

1 

は徳川家康を祀る

廟所宝塔の正中腺

 

2 

は祭祀を執行する

本殿拝殿の正中腺

 

3

は徳川家康宝塔を

表参道から遥拝を

する為の遥拝視腺

 

4

は枡形と奥社参道

位置を設定の縄張

 

枡形と奥社参道

位置を設定の縄張

 

12345を統合した

ビイスタ工法です。

 

参道の屈曲は

赤線と青腺を

組見合わせた

重複型ビイスタ

工法と言えます。

◆長谷川

参道も含めた道の曲折等

もビイスタ工法を応用し

たものと私は推測します

寺社仏殿伽藍配置などは

極めてその見栄えを熟慮

した構造になっています。

 

拝殿と本殿を連結させた

建築様式を権現造りと言

いますが日光東照宮の元

は日吉東照宮つまり近江

坂本にある事は良く知ら

れています。日枝山王の

様式を日光にも採用した。

▼日光東照宮社殿配置ビイスタ

 

▼日光東照宮ウイッキペデイア引用

江戸時代の元和2年4月17日1616年6月1日)、

徳川家康駿府(現在の静岡市)で死去した。

遺命によって遺骸は直ちに駿河国久能山

葬られ、同年中に久能山東照宮の完成を見

たが、翌・元和3年(1617年)に二代将軍

秀忠が天海僧正に命じ下野国日光に改葬さ

れることとなった[4]。日光では同年4月(4月)

に社殿が完成し(作事奉行藤堂高虎が務めた)、

朝廷から東照大権現の神号正一位位階

追贈を受け、4月8日(5月12日)に奥院廟塔

に改葬され、家康死去の一周忌にあたる4月17日

に遷座祭が行われた。なお、改葬の際、吉田神道

山王神道のどちらで祀るかで論争となり

天海が主張した山王一実神道が採用され

薬師如来本地仏とする神仏習合によって

祀られることになった。

 

甲良 宗広(こうら むねひろ、天正2年

1574年) - 正保3年3月17日1646年5月2日

は、安土桃山時代から江戸時代前期の大工棟梁

建築家近江国出身。

略歴[編集]甲良豊後守

天正2年(1574年)近江犬上郡甲良庄法養寺村

(現滋賀県犬上郡甲良町法養寺)に生まれ、

幼名は小左衛門と称した[1][2]。父は甲良

小左衛門尉氏広、祖父は丹羽長秀配下

の名工甲良左衛門尉光広、甲良家は建仁寺

工匠の家系[3]で光広の代よりで活動

していた[1]。なお、築城の名手と言われ

藤堂高虎は法養寺村隣の藤堂村出身で

ある。宗広は慶長元年(1596年近衛家の門

の造営の功により従六位左衛門尉を、同年京都

吉田神社造営の功により豊後守を称することを

許されたという(『甲良家由緒書』)[1][2]。同じく

慶長元年(1596年)には慶長大地震で荒廃した

伏見城修築を行い徳川家康に拝謁、江戸幕府

開府の翌年慶長9年(1604年)に江戸に下り

御作事掛大工方を務め、寛永9年(1632年)から

作事奉行創設に伴い作事方大棟梁となった

[1]唐様禅宗様)建築を得意とした[4]

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