今朝のＮＨＫラジオ深夜便「明日へのことば」再放送で、胸がつぶれるような「出産の話」を聞いた。
ＮＰО法人「ピッコラーレ」の代表をされている、助産師の中島かおりさんのお話で、厳しい現実を知り、
ご尽力されているピッコラーレの皆さんのご尽力に頭が下がりました。
家庭の事情や虐待などで、安心・安全の居場所を失った未成年者も含む若い娘達が、イキサツはいろいろ
ながら、「思わぬ妊娠」で孤立して、ネットカフェを漂流しながら、独りで出産、生まれた赤ちゃんを、
どうしたら良いか、わからないまま、死なせてしまう。
「０月０歳」で死んでしまう赤ちゃん、２０１８年には判っているだけで２７人、いたのです。
妊娠していることが判れば、学校にも行けない、仕事が出来なくなる。
食べて寝るために、日払いバイトして、ネットカフェ代金を稼ぐ。
ＳＮＳの「カミマチ（神待ち）」サイトで、「安心して食べて寝られる」と優しげに誘い、風俗などで働かせ
搾取したり、ＤⅤなど虐待される。思わぬ妊娠もする。
社会からネグレクト（無視、否定）され、自分は、赤ちゃんをネグレクトせざるを得ない。
一人ぼっちで産み落とした時、「終わった」と、涙を流している。
子供を産まないのは「非生産性だ」と言った代議士は、この娘たちを救う手立てを真剣に考えて欲しい。
ピッコラーレは、妊婦ＳＯＳで安心して相談できる体制を作りながら、漂流妊婦のために安心・安全な居場所
「プロジェクトホーム」を東京・豊島区に今年４月にオープンするとのこと。
各自治体でも、妊婦ＳＯＳ窓口を設けるところが増えてきたようだ。
少子高齢化の中で、格差社会の片隅で、この世に生を受けた赤ちゃんが、見捨てられている。
残された時間が少ない吾が人生、無力ながら、何とか出来ることはないか、と考えさせられた。
ウォーキング中に出会った花。
２月１２日、「今日は何の日カレンダー」より
パンの日（毎月）、豆腐の日（毎月）
▲興福寺衆徒が東大寺を襲い、放火(1255)▲徳川家康(62)が征夷大将軍に任じられ、江戸幕府を開く(1603)
▲徳川慶喜が江戸城から上野寛永寺へ(1868)▲矢野文雄・尾崎行雄・犬養毅らが東洋議政会を組織(1882)
▲宣統帝（愛新覚羅溥儀）退位、清朝297年の歴史に幕(1912)▲ソ連人工衛星から有人の金星ロケット発射に
成功(1961)▲シャープ、液晶ＬＳＩ使用の電卓「マイクロコンペット」発売。10万円を切る(1970)
▲ドル10％切り下げ、円は変動相場制へ移行する(1973)▲熊本市が全国で初めて、重度サリドマイド被害の
女性を公務員に採用(1980)▲植村直巳、マッキンリー冬季単独登頂に成功。しかし下山途中行方不明(1984)
▲「かい人21面相」が脅迫状つきの毒入りチョコをばらまく(1985) ▲バンクーバー五輪開幕（2010）
▲北朝鮮３回目の核実験（2013）▲グアムで通り魔事件、日本人３名死亡（2013）