こないだ知人に連れて行かれた飲み屋さん。
日本全国津々浦々何処にでもあるような女性が接待してくれるお店。
スナックと言えば早いかも。
しかし、そのスナック、いわゆる地方系郊外型で店内は広々。
お店の基調は赤といったところ。
レンガ風の壁紙が一生懸命雰囲気を出そうと頑張っていた。
初めて行った、その日は、たしか、バレンタインデー前夜。
女性が心を込めて?作ったチョコスイーツを知人と食べた。
だけど、ボクはそれどころではなかった。
なんでかっていうと、店内に飾られた絵画が、すべて「アルフォンス・ミュシャ」だったからだ。
アールヌーヴォーを代表する芸術家と言えばミュシャ。
10代の頃、ミュシャが描く女性が大好きだった。
そして、その絵から出てきたような女性にボクは恋をしていた。・・・・激しく、・・・熱く。
・・・・恋は、実った!。
二人の甘いクリスマスの夜を思いだす。
ボクたちは順調だった。
バレンタインデー前夜、電話が鳴った。
彼女からだった。
明日のことだと、心が躍った。
しかし、彼女の声に明るさはなかった。
もう、ボクとはつきあえないと言う。
別れの電話だった。
しかし、翌日、ボクは彼女からバレンタインデーのチョコを受け取った。
女は勝手な生き物だと思った。
事情を知らないクラスの連中は、羨み、はしゃいでいた。
放課後、空手部の部室のコンクリート壁にそれを投げつけた。
ラッピングはいとも簡単に破れ、箱も壊れ、チョコが散乱した。
仲間が言った。
「もったいねぇっ~!」
みんなで拾って食べた。
ミュシャの絵を見ると、その日のことを思い出す。
大事な思い出だ。
日本全国津々浦々何処にでもあるような女性が接待してくれるお店。
スナックと言えば早いかも。
しかし、そのスナック、いわゆる地方系郊外型で店内は広々。
お店の基調は赤といったところ。
レンガ風の壁紙が一生懸命雰囲気を出そうと頑張っていた。
初めて行った、その日は、たしか、バレンタインデー前夜。
女性が心を込めて?作ったチョコスイーツを知人と食べた。
だけど、ボクはそれどころではなかった。
なんでかっていうと、店内に飾られた絵画が、すべて「アルフォンス・ミュシャ」だったからだ。
アールヌーヴォーを代表する芸術家と言えばミュシャ。
10代の頃、ミュシャが描く女性が大好きだった。
そして、その絵から出てきたような女性にボクは恋をしていた。・・・・激しく、・・・熱く。
・・・・恋は、実った!。
二人の甘いクリスマスの夜を思いだす。
ボクたちは順調だった。
バレンタインデー前夜、電話が鳴った。
彼女からだった。
明日のことだと、心が躍った。
しかし、彼女の声に明るさはなかった。
もう、ボクとはつきあえないと言う。
別れの電話だった。
しかし、翌日、ボクは彼女からバレンタインデーのチョコを受け取った。
女は勝手な生き物だと思った。
事情を知らないクラスの連中は、羨み、はしゃいでいた。
放課後、空手部の部室のコンクリート壁にそれを投げつけた。
ラッピングはいとも簡単に破れ、箱も壊れ、チョコが散乱した。
仲間が言った。
「もったいねぇっ~!」
みんなで拾って食べた。
ミュシャの絵を見ると、その日のことを思い出す。
大事な思い出だ。
あのとき、拾って食べたのはイチムだけどね。
ワタシは結婚してはじめて心安らかなバレンタインデーを過ごしたのを記憶しています。
独身のワタシには一年でクリスマスイブの次に辛い日だったなぁ…