いち子ばーばのお針箱Ⅱ

昭和一桁のばーばが、虜になったウクライナ刺繍を主に、エッグ・アートなどの作品をご紹介して居ります

ばーばのばーば其の一

2010年01月19日 | 昔のはなし

蝋梅に細い花弁の種類が有るのを知りました

 

 

 

今日はお見せする手仕事の画像が無いので

父方の祖母の御紹介です

7人の男の子を残して主人に死なれて

色々な苦労を重ねて育てあげた女丈夫です

疎開した年に、綿を紡いで糸にし、

其の糸を染め、2色の縞を色々にデザインし

機織器に架け、織り上げるまでを見せてくれました

うどんの作り方、竃の火のつけ方

餅の丸め方、麦稈真田の組み方

稲わらの縄の縒り方、藁草履の作り方

教わった事が、かなりありました

でも、15歳の私にとっては

厳しすぎる祖母でした

祖母は祈祷師としても評判が有り

遠くからも見てもらいに来る方がいました

金銭は思し召しでしたから

戦中で農業はしていない家でしたが

お礼の米や野菜がありました

依頼者が何もお礼をしなくても

別に咎めることは無いので

信頼をしていただいたようでした。

家族の事は、欲が入るから見る事が出来ないと

子供達の事は、無事に過ごせるように

神様にお願いするだけだと言っていました

修行中の大変だった事は

聞いていませんが

竜王を祭ってある裏山に毎夜願掛けに通って居た時

町の人の間に夜な夜な火が山に上がると

噂が立ってしまったので、其れまでの

提灯をやめて、懐中電灯で足元を照らしながら

登ったと言う事は話してくれました

気位が高く、言葉使いを度々注意されました

 

 

血の繋がりだと思うのは胃の弱い事と体付きでしたが

最近少し顔が似てきたような気がします

 

 

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