ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

ROCK’N CHAIR in 新神戸オリエンタル劇場(ゲスト山中さわお)

2007-03-12 | コレクターズ
新神戸オリエンタル劇場、地図を用意するまでも無く地下鉄の改札出たら目の前に劇場行きのエレベータがありましたよ。分かりやすくてとてもきれいで音響も良い会場でした。また機会があったら行きたいな。

一階はほぼ席が埋まった状態で、15分ほど押して客電が落ちるとまずPATさんが登場。キーボードの前に座ると「merry Christmas Mr,Lawrence」を弾きはじめました(笑)。その曲がしばらく流れてるとコレクターズのメンバー登場。「もういいよ、湿っぽい!」と中断させるヒドイ加藤さんです。

ステージには椅子があって、刑事も小里さんも座って楽器を構えますが、リーダーは立ってギターを準備。曲によって立ったまま歌ったり座ったりしてました。「意外と埋まってるねー。今日はアコースティックなので、興奮しても立たずに座って聴いてくださいね」と言ったところで「夢見る君と僕」。リーダーの声がとてもきれいに響いて素晴らしかったです。Qちゃんのドラムも普段とはスティックが違って、柔らかい音になってました。

続いて久しぶりの「CRAZY LOVE FOR YOU」、「…30…」の流れ。「…30…」では、途中の「僕はもうすぐ…」のところで刑事に振り、「俺? 42」と言わせると今度はQちゃんにマイクを向けて「40」と答えてもらったところで「なりたて!」と楽しそうなリーダー。小里さんにも向けると「もうすぐ42」との答えがあって、そのあとPATさんに行くのかと思いきやそのまま自分で「46~」とオチをつけました。そのあとの「とてもヘビーさ…」が異様に染みるぜ。そして最後の掛け合いのあと、椅子に座っていた刑事がそこから飛び上がってジャンプ! カッコイイ!「さすが42のジャンプは違うね! もう46になると、立って歌うだけで精一杯」と弱気なことを言うリーダーでした。

「この新神戸オリエンタル劇場、初めて来たけどきれいな会場だねー」とリーダーも嬉しそう。「ここ、ふだんは俺たちみたいなあばずれロックンローラーじゃなくて、バイオリンとか弾くような人が出てる会場なんでしょ?」とのMCに客席が受けると、「君たちもそうでしょ? あばずれだからこんなふわふわの椅子に座ってライブを見るのに慣れてないから、居心地悪そうな…」と好き放題言ってました。「まあ、こういう会場は、自分へのご褒美にするといいよ。たまにはこんな会場でバイオリンを聴いて、おしゃれなカフェでお茶をして、自分へのご褒美に…何を言ってるのか自分でも分からなくなってきたけど」とリーダー。途中からずいぶん変な、女性誌の特集みたいな事を言い出したと思ったらやっぱり自分でも訳分かんなくなってたんですね。「もう寝てる奴とかいるしね。3人くらい寝てるよ」とも言っていましたが本当かどうかは不明(笑)。「じゃあ寝てる奴を起こすためにも、シェイクなナンバーを」と言うと、刑事に向かって「これは、どうしよう? 立って踊っていいのかな?」と質問。「いいんじゃないですか?」と刑事が答えるも、「でも出来れば座って聴いていてほしい」との変なやり取りを経て「恋の3Dメガネ」。非常にかっこいい演奏だったのですが、リーダーが歌詞間違えたり飛んだりとぐだぐだ。終わったあと、「ふだんギター持たずに歌ってる歌だとダメだねー。手と口が同時に動かない」的な反省を述べられました。「ゆずみたいにふだんから弾き語りしてないとダメだな」とリーダーが言うと、刑事が笑って「ゆず」とつぶやいたその間合いに客席大受け。「なんだよ、いいじゃんゆず」とリーダーが言うと、「好きなの?」とコータローさんが質問します。「好きなわけねーじゃん!」と思ったとおりの答えを口にしたリーダーが今度は刑事に「どうなのゆず」と聞き返すと、「あんまり好きじゃないなー」とのことでした。

「コレクターズも20周年を迎えてしまいました」とリーダーが言うと、客席から大きな拍手が。しかし「もう俺たちも余生だからね」ととんでもないことを言い出します。「余生!?」とコータローさんが驚くと、「余生だよ。でも、君たちには輝かしい未来があるんだから、たまにはこういうアコースティックもいいけど、ふだんはストレイテナーとか見に行っててくれよ」と変なことを言い出します。その発言に何のフォローも無く「知ってるストレイテナー。俺こないだストレイテナーのゲストに来た番組で、パフィーからチョコレートもらってほんとにはしゃいじゃった」と続けるリーダー。「いくつになっても嬉しいもんだね。亜美ちゃん可愛かったなー」と幸せそうなリーダーを見て、「ほんとにはしゃいじゃったんだ」とちょっと呆れ顔な刑事。「男ってバカだよねー」としみじみしたところで、「えーとじゃあ、次の曲は」と進行していきます。「コータローくん、今はまだ冬?」と聞くリーダーに、「もう3月だし春ですよ」と答える刑事。「じゃあ、季節はずれですが冬の歌を」と始まったのは「冬の観覧車」でした。

続いて「真夜中の太陽」、「LUNA」としっとり続いたところでふたたびMC。「今日は、コレクターズがホストとして、ゲストを迎えるというふれこみになってるんだけど」とリーダーが話し出したうえに、スタッフの方が椅子とギターをフロントに準備し始めたので、「さわおが来るか!」と色めき立つわたくし。しかし「ホストと言えばコータローくん」と、リーダーが話を続けていきます。「何で!?」と刑事が驚くと「ホスト似合いそうじゃない、歌舞伎町とかにいたら間違われるでしょ」と追求します。「いや、ホストはダメだよ」「いけると思うけどな~」「あのスタイルがダメだね」「いいんじゃない? そのヘアースタイルも」「いや、女性に食わしてもらうってスタイルがさ」と刑事の発言。かっこいい!「そうかー、そっちの方がね」とリーダーもホスト業斡旋を断念した模様。「リーダーこそ似合うんじゃないの?」と刑事が言うと、「俺はダメだよ! だって坊ちゃん刈りだよ!」と変な部分で否定にかかりました。というかそれ坊ちゃん刈りって言うの?「俺がどうしてこんな坊ちゃん刈りしてるかというと、スピッツの真似してるからだよ」とまたふざけた発言。「それ、スピッツ意識してるんだ!」と驚く刑事に「そうだよ。売れたくて、みんなに愛されたくて、マサムネ君を意識してやってるの。ビートルズじゃなくてスピッツのマネなんだよ!」と、意外な事実を熱弁するリーダーです(笑)。すぐに影響されたのか「俺もギターの彼みたいにしようかなあ」と、とんでもないことを言う刑事。それはやめてください。そしてこの辺で喋りすぎだよね、みたいな話になると、「千春っぽくていいんじゃない?」と刑事。「千春は嫌だよ!」とリーダーが抵抗すると、「いいんじゃない? 最近千春乱暴だから」と刑事が答えます。「こうせつはダメだよね、ネタ帳持ってるらしいから」「でもMCで同じこと話したくないんでしょ?」「そうなんだよ、それは嫌なんだよね」などとやり取りのあと、「コータローくんは同じこと何度も言うよね!」とリーダー。「俺はこうせつタイプだからさ」と答える刑事ですがもう何がなにやら。「若いころのコータローくんと飲んでるとさ、夜中の三時くらいに必ず『加藤くん、ブルース分かってる?』って聞くんだよね。『分かってるよー?』って答えると、そこからクロスビートのギターについて2時間! ずーっと語ってるの」と、意外に絡み酒の若かりし刑事が暴露されました。「もうあんな熱さも無くなったね…40越えるとどうでもよくなるよ」とつぶやいた刑事ですが、「お前そういうことは、40越えたばっかりのQちゃんみたいな人が言うことだろ! 42にもなって『40越えたら』っていまさら言うなよ」と突っ込まれてしまいます。この話の最中、Qちゃんが「早くゲストを紹介して」の意なのか、扇ぐようなアクションをやっていたときがあったのですがフロント二人は完全に気付いていませんでした。ここまで話してようやく「じゃあ今日のゲストを。ザ・ピロウズから山中さわお君!」と呼び出します。拍手に迎えられて出てきたさわおは、下手のカーテンからそっと覗き込むように顔を出してから登場。ブラウンのフレッドペリーのセーターにジーンズという、ライブにはちょっと珍しいスタイルでした。ギターをかかえながら「なかなか呼んでもらえませんでした…」と正直に言ってしまうさわお。ギターは黒いボディのセミアコっぽいもの。メーカーやモデルはさっぱり分かりませんでした。ちなみにリーダーはいつものアコギ、刑事はハミングバード一本でした。

「ピロウズはMCこんなに長くないだろ?」とリーダーが聞くと、「いや、俺けっこう喋りますよ」とさわお。「そうなの!? ミスチルとのツアーで、芸能の風に吹かれてきたんじゃないの?」とリーダーが絡みます。「そりゃ、吹かれまくってきましたけどね!」と答えるさわおも面白いです。「っていうか、桜井より俺のほうがよく喋りますよ」と言うと、「ミスチルはMCでどんなこと喋るの?」と興味を持つ加藤さん。「真面目ですよ。曲の解説とか」との答えに「曲の解説か! 俺たち解説しなさ過ぎるもんな~」と刑事と顔を見合わせます。「俺たちはバイセクシャルのMCを目指してるからね」といきなり妙なことを言い出す加藤さん。「バイセクシャルが学園祭でさ、あれはバイセクが売れてたとき?」と刑事に聞き、「もうスゴイ」と答えをもらうとふたたび続けます。「バイセクが売れてて、学園祭で一曲歌ったあとで、でもボーカルは調子よくないってときだったんだよね。…聞いてる?」と、最後のはギターのチューニングを一所懸命やってるさわおに対しての発言です。「俺に話してるんですか?」「そうだよ!」さわおも、リーダーと刑事が盛り上がってるだけと認識していた模様。「それでさ、歌い終わって、客席に向かって言ったMCがさ、ハイ!」と刑事に振ると、刑事が裏声で「イイカンジダー」と、おそらくはバイセクのボーカルのマネをして再現。ひとしきり受けているリーダーと刑事に向かって、「バイセクシャルってバンドのことですか。性癖のことかと思って、何でバイセクシャル? って思ってましたよ」とつぶやくさわおでした。話し甲斐のない子だな! ちなみにバイセクシャルをご存じない方のために説明しておくと、昔のビジュアル系バンドで、ダウンタウンの松ちゃんに「日本一下手くそなバンド」と評された人たちのことです。

「ではさわお君がゲストに来てくれたので、ピロウズの曲を」と、「アナザーモーニング」が始まりました。うわあああコレクターズの演奏でさわおがアコースティックでアナザーモーニング歌ってる! リーダーがコーラスとかつけてる! アナザーモーニング大好きな私にはもう夢の空間でした。間奏のリコーダーのところをPATさんのピアノで再現するのもすごく良かった! もうこの一曲のために片道4時間かけて来た甲斐があったってもんです。終わったあと、リーダーが「いいね! アナザーモーニング」と褒めてくれたのも嬉しい。

しかし曲が終わったあと、「さっき言ってた、こないだのミスチルとのツアーでもそうだったんですけど、あと僕おとといプレデターズってバンドでライブやったときもいたんですけど、絶ッ対僕を一度も見ない客っているんですよね。今日もそこに…」と客席を指差そうとした途端「あっ! いなくなってる!」と驚くさわお。「絶対俺を見なくて…今いなくなってて…トイレタイムか!」と憤るさわお面白い。「まあ、いいじゃない。ロックだよ」と変な慰め方をするリーダーが、「絶対歌ってる俺を見てないって客、コレクターズのワンマンでもいるからね」と続けます。さわおが「それは何を見に来てるのか…」と疑問を口にすると、「そりゃーコータローくんのボディだよ!」と即答。そこで話を振られた刑事が言った言葉がひどかった。「俺ピロ見に行くとぴーちゃんしか見てないよ」あんたもか! 「俺も見てくださいよ!」とキレるさわおでした。

「コレクターズはこうやってアコースティックライブってあんまりやらないんだけどさ」と加藤さんが言うと、「ハイ」と素直に相槌を打つさわお。よく知ってますよ、みたいな口調がいい。「アコースティックだと、どこ見て歌えばいいのか分かんないよね」ともらすリーダー。「視点をどこに置けばいいのか難しいですね」とさわおも同意していました。「ふだんは俺非常口のランプを見ながら歌うんだよ。でもこの会場、無いんだよね。誰に捧げればいいのか…」と困ってる様子です。と言うかいつもは非常口のあの絵に捧げてたんですか。「非常口が無いってことはないだろうから、ランプを消してあるんでしょうね」とさわお。高級な会場だとよくありますね。「どこ見て歌えばいいのかわかんなかったから、さっきLUNAをコータローくん見ながら歌っちゃったよー」と白状するリーダーでした。

この辺だったか、「じゃあ、おふくろさんでも歌う?」と言い出したリーダーに合わせ、ギターでそれっぽい演歌調なフレーズを弾く刑事。「歌うんですか!?」と驚いたさわおですが騙されるな。「さっきQちゃんが、おふくろさんの歌詞を最後まで知らないって言うから、小里くんと二人で楽屋で歌ってあげたんだよね。ちゃんと最後まで歌えちゃったからねー」とリーダーが自分たちのことなのに感心していると、さわおが「あの…コレクターズって長いですよね」と、突然言い出します。「もうすごい長くやってるじゃないですか。ほんっと仲いいですよね」と言われてしまったメンバー爆笑。リーダーはちょっと恥ずかしそうです。「僕さっきアコーディオンカーテンの向こうにいたんですけど、ずっとキャッキャやってて、うわー仲いいんだな、うらやましいなーって思ってたんですよ」と冷静な発言をする年少者。でもピロウズも仲いいように思うんですが。「楽屋でもPATいじめててさ、あっ、今日のキーボードはPATです」いまさら!「30分前に『お前、登場のときに戦メリ弾いて来い!』って命令したんだよね」と加藤さんが言うと、「30分前にですか!? それで自分で言っておいてもうやめろとか言ったんですか? すごいドS」と驚くさわおでした。

「そうそうたるメンバーが曲を提供してくれたロック教室から、さわお君が書いてくれた曲を。これ、コレクターズでもやったことないんだよ」と「MY TRUE COLORS」へ。それも一番の歌詞をリーダーが歌い、二番の歌詞をさわおが歌うという夢の共演。あああライブDVDで売り出してええ!!! さすがにさわおの声が合ってて、よりピロウズの曲っぽい、と言うかもうピロウズの曲でしかないことを再認識。しかしこの曲、とてもいい曲だと思うのですがCDに収録されてる時点から何故かギターがあまり目立たないアレンジだったので(コレにしろピロにしろギターはすごく重要なのに何故?)、コレクターズのライブアレンジで、ギターがガッツリ目立つ構成のものをいつか聴きたいと思っていたのですが、幸か不幸か今日はアコースティックライブ。CDと同じくギターがあまり目立たないアレンジでした。あーでも大好きなボーカル二人の共演、ほんと夢のようです。

続いてさわおメインボーカルの「地球の小さなギア」。何か歌い慣れてるような気がするのは私の贔屓目か。譜面台を前にして、おそらく歌詞を見ながら歌ってるリーダーに対し、何も見ずに歌えるさわおすごいぜ。意外に声質が合ってるような気がします。

終わったあと「いい曲選んでくれたねー」とリーダー。それを聞いて思い出したのか、「僕、今回勘違いしてたんですよ。最初は前座で弾き語りをやるんだって、小太りのマネージャーに言われてて」と話し出すさわお。三浦さんのことですか。「でもそのつもりでいたら、加藤さんとのメールのやり取りがどうもおかしいんですよ。俺もう勘違いしてたから、アタマおかしい人みたいなメールをずっと書いてて。そんなあやふやな状態で加藤さんに、スッゴイ長いメール出してるのに、それに対して返事がたった一言『一緒にやろうよ』って!」。リーダーの、さわおに対してのメールが淡白なのは、数年前の対バンのときから変化してないようですね。「だからもう、それで分かんなくなったので、質問その1、僕が一人でやる時間はあるんですか? みたいにして書いて送って、ようやく理解できたという…」と、苦労話を語るさわおです。「別々にやるんだと思ってたから、かぶっちゃいけないと思ってこの曲やっていいですか? とか質問してて。だからさっきやったけど、やらないと思って…30…を、僕今38なので、40って替え歌にして歌おうとか思ってたんですよ」とさわおが言うと、「俺たちの歌を替え歌にって! 調子乗んなよ!」といきなりキレるリーダーに爆笑。自分だっていつも替え歌にしてるじゃないですか(笑)。「調子乗ってないですよ! 僕加藤さんに対して調子乗ったこと一回もないじゃないですか!」と慌てるさわおに「そうだよね」とすぐ納得するリーダー面白い。ふだんピロウズではえらそうないじめっ子さわおも、さすがに今日ばかりはいじられキャラになってしまってます。「さっき…30…、二階から見てましたけど、かっこよかったですよ」と報告するさわお。あんなに好き放題扱われてるのにちゃんとそういうこと言うあたり、ほんとにコレクターズが好きなんだなーと嬉しくなります。

すごい笑ったのにこのMCの出だしが思い出せない。ふたたび「ミスチルとのツアーで、芸能の風に吹かれたんじゃないの?」とさわおに絡むリーダーに、「だって僕初めて、ファーストクラスとかグリーン車乗りましたよ」とさわおが報告。「すごいね! それが芸能のパワーか~…」と驚くリーダーに、「ホテルとかもすごい高級ホテルで、バーッと広くてオーシャンビューで。ツアー最終日には、『ああ、俺もう明日から普通のおじさんに戻るんだ…』って思いましたからね」と面白いこと言うさわおです。「オーシャンビューか~。俺たちが以前泊まった博多のホテルは、オーシャンビューか駐車場ビューか選べたからね」とのリーダーの発言にフロア爆笑。「コータローくんの部屋はオーシャンビューなんだっけ? Qちゃんもオーシャンビュー? で、俺はパーキングビュー」とリーダーが続けると「あれだったら駐車場ビューのほうが良かったよ」と刑事。「漁港みたいだったもん」とのことですがもう面白すぎるよコレクターズ。何てかっこいいんだ!

その前フリがあって、「明日の予定は?」とさわおに聞く加藤さん。「明日は大阪のBIG CATでライブです」との答えに、「移動はファーストクラスで?」と質問(笑)。律儀に「ハイ」と答えるさわおもオカシイ。「一回上げた水準は戻せないですね」などと言ってましたがお前もどこまで本気だ。「じゃあ俺たちも、帰りはグリーン車で帰ろうか」とリーダー。振り返って小里さんに「ね?」と聞くと、無言でうなずく小里さんのタイミングが絶妙で面白かったです。

「ではさわお君の最後の歌は、ピロウズからFUNNY BUNNY」と、リーダーの曲紹介。これもリーダーが少しコーラスつけたりして感動だったなー。メインギター(おそらくぴーちゃんのフレーズ)は刑事が弾いてるのですが、カッティングを加藤さんとさわおが一緒にやっていてなんかもうそのありえなさに震えた。だってリーダーとさわおが同じフレーズを並んで弾いてるんですよ!? ダウンストロークが微妙に違うのとかもう現実じゃないようで感動した…。ほんと映像で残してほしいものです。もしくはライブアルバムとかでも。

さわおがはけたあと、ふたたび5人に戻って「(イフ パラダイス イズ)ハーフ アズ ナイス」、その後「恋のカレイドスコープ」と可愛い曲が続き、その後始まったのが「ザ・バラッド・オブ・ロンサム・ジョージ」。アコースティックライブということで、やってくれないかなーと期待してたのですが、口に出してやらなかったら寂しいので黙ってたこの曲が! ほんとに聴けたことにも嬉しさでいっぱいです。アコースティックに似合う、すごく深くていい曲だ。

「アコースティックライブ…今日はどうでしたか?」とリーダーがフロアに問いかけますが、ちょっとタイミングが変だったので(話が途切れつつだったから、いつ反応していいのか分かりにくい感じ)静かな客席にキレるリーダー。「どうなんだよ!」と声を荒げると、大拍手が起こったフロアにようやく満足げなご様子でした。

そのあと「では最後の曲です」と、「未来のカタチ」へ。いつものギターのフレーズがアコギ仕様になってましたが意外に違和感がなくて、きれいな曲に仕上がってました。途中のクラップもあったのですが、さすがにコーラスの合唱はなかった。

そこでメンバーが退場、アンコールがかかったのですが、ふだんと比べてすぐに再登場でした。着替えたりするほど汗かいてないライブの利点を発見。「じゃあ今日は、コレクターズがホストなので!」と、そんなにホストという語感が気に入ったのか、またしてもその紹介でさわおを呼び出します。登場したさわおはふたたびリーダーの隣の椅子にスタンバイ。「さわお君は、ずっと昔からコレクターズを好きだって言ってくれて、そのおかげでピロウズファンでコレクターズを聴いてくれる人も増えて、感謝してる」といったことをさわおに伝えるリーダー。聞いてるさわおも神妙そうに見えて誇らしげです。「だから、今回アコースティックライブ、さわお君が第一回のゲストに来てくれてよかった」と、ここまではいい話だったのですが、「もしこれでシリーズが立ち消えになっちゃったとしても、いい思い出になったよ」とのリーダーのブッちゃけにさわお爆笑。加藤さんの、良くも悪くも正直なところ大好きだ(笑)。「では、もう何年も前に出たトリビュートで、ピロウズが歌ってくれた曲を」と、「1234567デイズ・ア・ウィーク!」とリーダーが曲紹介。さわおがコレクターズの演奏をバックに歌いだしました。リーダーはハープとコーラスでお手伝いです。でもさわお歌詞間違えたね! 何食わぬ顔で歌いきってましたが。

それが終わると、いつものライブでやるような手のひらを頭に立てて耳みたいにしてパタパタやる仕草を右手だけでやりながらさわお退場。そのままステージでは「トークバック」が始まりました。これは完全に初めて聴く曲のはず…。まさかこの曲が来るとは思ってなかったので驚きでしたが、リーダーの声が響き渡る美しい曲でした。曲が終わると、すぐに去ってしまったPATさんをふたたび呼び出して、「キーボード、小泉PAT一郎でした!」と紹介。しかしわざわざ呼び出されたのに「もう帰っていいよ」とぞんざいな扱いです(笑)。

「じゃあ最後は立って歌おうかな…」と言いながら立ってマイクを調節し、「…座って歌おうかな」とまた座ってマイクの調節。どっちだよ! と思っていると、「やっぱり座って歌おう」と「僕の時間機械」を! アコースティックでそれはどうするの!? と思いましたが、アコギでもあのパンキッシュな曲は意外に盛り上がって、かっこよさが損なわれることはありませんでした。客席から自然とクラップが起きていたのも印象深いです。

最後はいつものように、メンバー全員がステージに並んで肩を組みお辞儀。大きな拍手に見送られての退場でした。

私はコレクターズとピロウズが大好きなので、その組み合わせがとにかく価値のあるものなので、今回は一も二もなく参加したライブだったのですが、コレクターズのアコースティック、非常に素晴らしくて良いものでした。いつでもディナーショーで金取れるよ。会場も音響が良くて快適でした。リーダーは危なっかしいこと言ってましたが、これ第二段があるならまた行ってみたいなあ。もちろんゲストにもよりますが、トークは面白かったし演奏素晴らしかったし、すごく良かったです。


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4 コメント

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はじめまして (ERI)
2007-03-13 14:13:51
このライブ、行けなかったので、レポを検索してたら辿りつきました~詳しく書かれててうれしいです。
私もピロウズのファンなんです!コレクターズはその影響でチョコッとだけ聞いたことあります。ホント、特典DVDとかで付けてほしいですね。FC限定とか(笑)
また遊びにきますね~
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いらっしゃいませ! (ばや)
2007-03-13 21:05:21
ERIさんはじめまして! コメントありがとうございます。

レポ検索して来て下さったんですね、どうもありがとうございます! 暑苦しい長文ですが、喜んでいただけたなら書いた甲斐もありました。読んでいただけて嬉しいです。

ERIさんはピロウズファンなんですね。影響でコレクターズも聴いたことがあるというのも嬉しいです。加藤さんもこの日のライブで言っていましたが、さわおが好きだと言ってくれることはほんとにありがたいですねー。また機会があったら、対バンなど見たいものです。

FC限定でも特典DVDでも、何かの形で商品化してくれたらいいですよね~。全力で食らいつきます(笑)。コレクターズのFC会員が見れるサイトのレポートでは、リハーサル風景にBIKE(コレクターズの前身バンド)のTシャツを着てるさわおが載っていました。ほんとにファンで可愛い奴です。

ピロウズのこともときどき書いてますので、またぜひいらしてくださいね~。コメントどうもありがとうございました!
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読破! (ロミ男)
2007-03-15 12:24:21
コメントが遅くなりましたが、それもこれも1万字レポのせい。(笑)
いやあほんとに読み応えありで、会場にいるかのような錯覚を起こしましたよ。
MCでの爆笑風景、ギター小脇にくしゃくしゃの顔でシャウトするリーダー、リーダーと刑事のトークに困惑気味のさわお氏、ただただうなずいてるQちゃん&小里さんなんかを思い浮かべつつ、一人ニヤニヤしながら読んでしまいました。
本当にありがとうございました!
ああ、ライブ行きたいなぁ!
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感謝です! (ばや)
2007-03-15 19:33:08
ロミ男さんこんにちは、コメントありがとうございます!

一万字もの長文読んでくださってありがとうございました! 書いてる途中で「これはヤバイ、全部細かく書いてたらえらい長さになる…」と気付いたのですが、せっかくの珍しいライブだったので覚えてること全部書いた甲斐がありました。会場にいるかのよう、だなんてお言葉嬉しいです!

ほんとコレクターズのライブは楽しいってことを、アコースティックでも証明してくれた日でした。確かにさわおは困惑したような顔してましたし(笑)。とても楽しかったのですが、やっぱり立って見るライブも行きたいとも思いましたねー。次の予定が楽しみです。

コメントどうもありがとうございました!
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