FACTORY

FACTORYの放送見ました。いや面白かった！　それぞれのバンドにちゃんと接点があって絡む加藤さん名司会でした。ワイン色のスーツもカッコイイ！

まず最初に登場したbaseballbear、この人たち以前見に行ったイベントのトリだったのですが、そのとき２つのイベントハシゴしててすごい疲れてて、目当てだけ見終わったらもう立ってるのも辛くなってたので見ずに帰っちゃったんだよなあ。なのでこの放送で初めて演奏してるところとか見たのですが、いい感じですね。さわやかでかっこよくて若くて才能ありそう。ただ私の好きな「これ！」といった魅力は感じないなあ。すべての面において及第点で、大きな欠点もなければ突出した強さもないという印象です。ギターの人、ポイズンガールバンドの阿部に似てるね（髪型だけ）。

二番手はゴーイングアンダーグラウンド。ワンマンも見に行った好きなバンドですが、やっぱりコレやピロほどまでにのめりこめないのはあのさわやかさか。おばちゃんに胸キュン党は入れないよ。でも相変わらず曲もいいしバンドとしての安定感も増してきて頼もしいです。ナカザの買った黒いリッケンは、すっかりソウ君のものになっちゃったのかな。今年の野望は、と聞かれて、「２０周年を目指します」ってコメントは嬉しいですね。よういっさんかっこいいなあ。

三番手はピーズ。しんちゃんへの声援が多かったことに「なんでしんちゃんだけ…お前らピロウズ見に来たな！」と言うはるさん面白いなあ。というか前半２バンドの後に聴くと、完全に３ピースなのにこの音の厚さは何事。アビさんのギター、baseballbearもゴーイングもギター２本なのに、それ以上に音が太くて感動ですよ。なんだろうな、このキャリアを重ねた人にしか出せないギターの厚みと色気って。いいバンドです。

さてラストはピロウズ。「FACTORY、前回出たときは佐野元春さんが司会で、今回は加藤さん。僕の青春の師匠二人が迎えてくれて嬉しいです」と可愛いこと言うさわお。ライブのロックンロールシナーズかなりいいね！　ツアーが楽しみですよ。加藤さんとの絡みでは、「僕の青春の」とまた言うさわおに対して「そう言ってくれるのは嬉しいんだけど、そのお陰で俺ものすごい歳だと思われてる」とぼやく加藤さんに笑った。そのあともデビュー１７周年２０周年とお互いのことを話しているとき、同期のバンドの話になって「バクチクがまったく同じ日デビューなんだよね」と語った加藤さん、「あの頃のバクチクはビジュアル系の最先端でさ、髪もこんな３メートルくらい立ててて」と言ったのに対し、ツッコミの手を構えたさわおとpeeちゃんが面白かった。「突っ込みにくいですよ」とか言ってて！　しかし加藤さんがピロウズの前でバクチクの話してるのなんて、何か不思議な気分ですよ（笑）。あとトリビュートの話で「俺がファルセットで歌ったところをさわお君が地声で歌ってさ。そのあと電話で話したとき、あれキーってどうした？　って聞いたら、そのままですって言われてがっくり来たね！」と加藤さんが言ったところに「でも高ければエライってもんじゃないですよね」と珍しくさわおが異を唱えたのが驚いた。そんな感じで話せることが逆に嬉しいですよ。でもその発言に「数々のご無礼を」と頭を下げたpeeちゃんに爆笑！　保護者ですか！　加藤さんはコレクターズとピロウズのことを、「トリビュートに参加してくれて、ずっと同じプロデューサーで、そのプロデューサーとうちのギタリストと（と言いながらpeeちゃんに手を差し伸べて）蕎麦屋飲みに行くくらい、家族同然の付き合い」と言っておりました。いつもの癖で大げさにものを言っているとは思いますが（笑）かなり仲よさげでなんとも微笑ましいですね。

そして！　今回加藤さんが司会だからか、1999年に放送されたコレクターズの登場したFACTORYの映像が一曲、最後にリクエストコーナーのような形で流れたんですよ！　「百億のキッスと千億の誓い」でした。メンバー全員オズワルド・ボーディングのスーツでそろえててものすごいかっこよかった！　見たことなかったのでお得な映像でした。嬉しいな。