ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

2/13 ピロウズ in Zepp Nagoya 感想

2010-02-14 | ピロウズ
昨日のピロウズのライブでのMC。さわおは3時半集合だと3時までホテルで寝ているという前提を話したあと、1時くらいにホテルからの電話が鳴り、テレビ画面がパッと付いて「至急フロントまで連絡してください!」とのメッセージが流れたとのこと。ちゃんと「起こさないでください」の札もドアにかけておいたのに、とものっすごく怒ってフロントからの電話を超不機嫌なまま取る。これで向こうが失礼な態度取ったら前歯殴ってやろうと思ったけど、さすがに俺が怒っていて、ホテル側の不手際だったから「失礼しました…」謝られた、という話。「おっ…!こっ…!あっ…!」てもう言葉にならない怒りで、2時間も早く起こされた! とお怒りのさわお。「自分のタイミングで、トイレ行きたくて起きた、とかならまたすぐ眠れるけど、そうじゃない理由で起こされたからもう眠れないんだよ! 2時間睡眠時間が足りないってことで体調が万全じゃなくなったり声が出なかったりしたらって不安になるし!」とご立腹です。「それで、一番リラックスできる、心が穏やかになれる音楽はなんだろうと考えて、チャットモンチーを聴くことにした。ヒラヒラと開いた秘密の扉…ぐー、って眠れました! おかげで声もよく出てます! チャットモンチーありがとう!」と締めていました。このときチャットモンチーの曲をリズム取りながら歌っていたさわおに、同じようにうなずくようにあわせていたpeeちゃんが保護者のようですてきでした。

その後淳が「僕のところにもフロントから電話がかかってきましたが、『お休みのところ大変恐縮ですが…』と丁寧に言われたので別に怒りませんでした」と話すと「俺を怒りっぽいキャラにしようとしてない!?」と突っ込むさわお。

後半には、すでに新曲をたくさん作っていて、歌詞が付いている曲ももう4曲出来ているとの言葉にファン大喜び。新譜も楽しみです。

武道館のことを話し、あれからもっとライブを丁寧にやろうという気になったというさわお。「じゃあ今まで丁寧じゃなかったのかって突っ込まれると、あわわわってなっちゃうんだけど(ここで腰砕けは動きをしたのがオカシイ)自分が中学生のとき、初めて佐野元春さんを見たときのような、札幌にコレクターズを見に行ったときのような、ほんとにロックが楽しいと思うような気持ちを伝えたい」というようなことを言っていました。ちょっとこの辺はコレクターズの名前が出てきて動揺&満足してしまったので前後が怪しい。ただ20周年を機に改めて気持ちが変わる部分があった、という話でした。ここで言った言葉が興味深かった。「音楽性に関しては、まだ満足していない。もっとすごいアルバムを出したいし、『もうだめかと思ったけど、これすごいな!』と言わせる曲を書きたいし、もっと達成感があると思ってやっている。でも商業的には、ピロウズの音楽と僕の性格からしてもう売れすぎなんじゃないかってくらいに思っている。商業的な達成感はもうこれくらいで充分なんだ」という話。この、商業的には売れすぎ、という感覚はつまりここ最近気にしている「さわおの望まない態度を見せるライブの客が増えた」という話にもつながるんですかね。これに関しては私もいろいろ考えていたので書こうと思ったのですが長くなりそうなので記事を分ける。

そしてこのMCのラストは、着ていたLIFE SIZE LIFEのTシャツを指して「等身大の人生という意味だ。お気に入りのTシャツを着て、お気に入りの音楽を鳴らして、お気に入りの君たちと会えた!」と締めていました。

さわおが大阪であったらしい客とのやり取りを意識していることをフロアも感じているのか、妙にお行儀のいいライブでしたが最後に「気分よくやれた! 楽しかった!」と言っていたのでとりあえずよかったと思います。その意識の仕方というか、ファンに感じ取られてしまうのが不器用だけど正直なさわおのいいところでもあると思うし。

最高のライブだった! というのとは違うけど、なんかあらためてライブも生き物だということを感じられた面白い日でした。ステージだけでもフロアだけでもライブって成り立たないんだよな。当たり前だけど。

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