東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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上手に塾を活用しましょう

2015-06-16 08:51:58 | 学習全般

当教室は保護者の皆さんとのコミュニケーションが活発です

お電話やメールで毎日のように保護者の皆さんとやり取りをさせて頂いています

 

昨日も1本の電話とメールでのやり取りがありました

メールでは、計算力の強化にどうご家庭で取組めばよいか?というご相談でした

計算力という一点にフォーカスしましたが、学習習慣をまずはつける為の出発点として考えるのが

よいですね、実際の計算力については毎日簡単な問題からスタートする事がポイントだとお伝えしました

もちろん、その生徒さんにとっての話です

 

お電話は私立中学に進学した生徒さんのお母さんからでした

入塾してからもうすぐ1年が経ちます

中学受験がやっと終わり、ホッとしたのもつかの間

進みの早い授業にあっという間に遅れを取ってしまった中学1年生の夏にいらっしゃいました

反抗期もあり、お母さんとの会話を避け学習にも投げやりの様子で

夏休みの宿題に全く手をつけていなかった事が印象に残っています

英語は目も当てられない状態でしたし、数学も半分より下

不安で仕方なかったお母さんからはよくお電話でご相談を頂いていましたし

教室にふと立ち寄ってくださる事もありました

先週書いた記事の「成績が右肩上がりになった生徒さん」も一貫校でしたので

その生徒さんの事例を話し、「きっと同じような経験をされますよ」と話していました

昨日のお電話は私にとってもとても嬉しい内容でした

今回の中間テストでクラス内順位が飛躍的に上がったと言うのです

公立の中学と違い、入試を経て一定以上の学力の生徒さんの集まりの中で順位を上げる事は

それなりに大変な事です

今回20名ほどを一気に抜き、もう少しでベストテン入りを果たす勢いでした

そして更に嬉しかったのは生徒さん本人が「あと数点でベストテンに入れたのに!」と悔しがっていたというのです

そんな嬉しい報告をして頂き、電話を切る前にお母さんが仰ったのは

「成績が上がって嬉しくなると、自分から勉強をするんですね」という言葉でした

「塾長の仰る通りでしたね、まだ1年も通っていないのにこんなに変わるとは思っても見ませんでした」と

お母さんはとても嬉しそうでした

私も本当に嬉しいです!

でも、私達はクラス順位でなく学年順位を考えている事をお伝えして

ここからが始まりだと思っている事をお伝えしました

 

塾を活用してお子さんの成績向上ややる気を引き出すのは

結果的に親御さんだと思います

もっとも、塾側にその意思や器がなくては論外ですが

親御さんの熱意がお子さんや塾を動かし、良い方向に進んでいくように思います

また、私からのアドバイスは学習に直結するような話ではなく

健全な生活を基盤にするといった内容が多く、じれったいと感じる方もいらっしゃるでしょう

携帯やゲームについて、お小遣いについてなど関連はしていますが

学習方法や教材に着いて事細かにお話しする事は稀です

しかし、まずは基盤となる生活を整える事が学習環境の充実となりますから

そこの部分を見直して考えてくださると効果は早く出るように感じます

 

塾ですから良い教材が揃っているのは当たり前です

良い教材を使えば成績が上がるなら誰でも上がりますよね

一番大切な事は、親子の絆であったり、塾との信頼関係だと思っています

 

昨日のお電話で当教室の生徒さん達皆さんが成績を伸ばしている要因の一つには

こうした親御さんと私たち塾側の信頼関係やコミュニケーションがしっかりできている事が

大きいと改めて思える出来事でした

当教室で変わっていくお子さん達の姿を見る度、親御さんの賢明な努力がそこあると確信します

 

もう一つ、自慢話をしてしまいましょう!

中学から当教室に通ってくださっている生徒さんのご家庭です

どうしても反抗期と重なる高校受験ですが、その生徒さんもそんな1人でした

しかし、高校受験目前にはしっかり前を向き取組み始めましたが

少し時間が足らず、第一志望校には間に合いませんでした

そこをグッとこらえて見守り、親として毅然とした態度で構えてくださったご両親のおかげで

その生徒さんは大学では「国立を目指して頑張りたい」と言うようになりなりました

自習に来る回数も増え、英語の教材を手にしている姿を頻繁に見るようになりました

とは言え、国立は簡単ではありませんが、その覚悟は中学生の頃より出来ているのでしょう

私は高校生には「自分の意志」で大学を決めるように話しています

どこを受けるにしても、それなりに大変だからです

「上を目指そう!」生徒さんが自分からそう思ってくれた事が何より嬉しいですね

 

さぁ!一緒に頑張りましょう!

 

皆さんのお子さんにもきっと変換期が訪れます!

 


駿台模試判定より

2015-06-13 12:17:24 | 高校生さん

つい先日、高校3年生が5月に受験した駿台模試の結果をネット閲覧し、プリントアウトしました

便利な時代になりましたが、暗証番号やらパスワードやらにはどうも慣れませんが

これからの時代は更にIT化が進むのでしょうから、なんとか着いていかなくてはなりませんね

 

当教室から駿台模試を受験したのは2名ですが二人とも中学生の頃から当教室にいる生徒さんです

高校受験期も二人はよく頑張っていました

大学受験に向けても同じように机を並べ、なんら変わる事のない学習姿勢で挑んでいます

1人は男子、1人は女子それぞれ苦手教科もありますが、それにも黙々と立ち向かっています

 

模試の判定はA/B/C/D/Eという結果で合否判定が出されるのと、偏差値、得点の詳細が出ます

私たちはあまり合否判定を重要視はしません

今の段階で見るのは「得点の詳細」です

上の写真は今回の駿台模試の結果表です

男子生徒さんのものですが、なかなかの健闘ぶりだと思います

今の段階で言えば順調だと言えるでしょうね

この生徒さんの強みは良い結果が出ても浮き足立たないところです

疑って掛かると言うか、一回の模試の結果を重要視することなく”「自分の平均点」をあげていく事”に着目しています

国立大学を目指す人にとって、センターと2次のどちらも必要ですが

東工大で言うとセンターは足切りのみで2次に加点される訳ではありません

しかし、他の大学では加点されるところもありますから、やはり国立を目指すという事はセンターでも高得点を狙う必要があります

むしろ加点される大学ならセンターで少しでも高得点をとり、2次に有利にしておきたい所です

 

これから行われる「ドッキング判定」・「オープン模試」にどんどんチャレンジして

弱点をつぶし、自分の平均点をあげていく学習をしていきたいと思います

 

弱点の克服は特訓授業でもおこないます

理数系進学の生徒さんにとって「社会系」の学習はeトレがとても便利です

暗記したか、理解したかをeトレで確認しながら進めます

国語は既に授業が始まっていますが、やはり確認するにはeトレが活躍しています

自分で行う小テストとして高校生にはeトレが非常に便利ですね

 

これから毎月模試があり、ひとつひとつに丁寧に向かっていく学習と授業が生徒さんを強くするでしょう

大学受験も高校受験も丁寧に取組む事が大切です

頑張りましょう!!

 


成績が右肩上がりになった生徒さん2

2015-06-11 11:43:15 | 学習塾

昨日の続きです

 

順調に勉強に取組むようになって来た生徒さん

しかし、数学への理解は困難でした

基礎は理解できた物の、学校で出される応用問題や発展問題はそうそう解ける物ではなく

基礎問題で得点しても、応用等の高得点までは簡単には解けません

考えても考えても解けない、正答しない問題を前に苛立つ事もしばしばです

数学に時間が割かれ、得意だった英語を学習する時間が削れ

英語も満足の行く点数が取れなくなり

生徒さんにとっての壁がまたやってきます

 

遊びたかった夏休み。。。は勉強する為の時間へと変わっていきます

休み明けには直に定期考査があります

模試での得点もそうですが、内部進学なので学校の得点も放っておく訳にはいきません

「成績なんてどうでもいい」と思っていた頃とは違い

「成績を上げてみせる」という気持ちになった事で出て来る焦りがありました

夏休みは、これまで以上に勉強しよう・・という気持ちもありましたが

遊びもしっかり計画に盛り込んでいました

学校がない事で、自由=自主性の比重が高い時間は生徒さんにとってある意味試練です

お母さんは仕事が忙しく、殆ど家にいる事はありません

相手にしてもらえない寂しさと、成績を上げなくてはという焦りが入り交じり

学習7:遊び3

と思っていても、どんどん計画は崩れていきます

仕事の合間に生徒さんの様子を見ていたお母さんは、その姿勢に怒り心頭!

8月に入ったある日、喧嘩が勃発してしまいました

 

夏期講習でしたから昼から私は教室にいました

勉強道具をどっさり抱え、大泣きしながらドカドカと教室に入って来た生徒さん

いつもの「ね~聞いてよ~」どころではなく「もう嫌だ~~~~!!」と大泣きです

やっぱりこの時がきたか・・と私は思いました

「どうした?」とまずは生徒さんの言い分を聞いている時、電話が鳴りました

お母さんからです

生徒さんにはティッシュの箱を渡してしばらく待っていてもらいました

お母さんの言い分を聞き、「いま本人と話していますから、今日夕方に来てください」と伝えました

 

生徒さんは勉強しているつもりでした、でもお友達や遊びも大切にしていました

お母さんとの衝突では、反抗期もあり暴言に近い言葉や思ってもいない悪態をついていました

勉強と反抗期、このどちらも今改善しなくてはならない状態

お母さんとの衝突で「勉強なんかもういいよ」という生徒さん「あんな家、もう出て行きたい」

と話しながら少し気持ちも落ち着いてきました

そこで、「どうしてお母さんがそんな事を言ったりするのか、考えた事ある?」と聞き

会話を始めました

会話の中から見えて来たのは、お母さんが大好きで成績ではなくもっと自分を見て欲しいという願望です

仕事に忙しく出掛けているお母さん、1人取り残されたような寂しさを、まだ上手く言葉にできず

反抗と言う形でお母さんにぶつけていたんですね

「お母さんはあなたの事しか考えていないのよ」というと「うそ」と言いながらも

思い出しながら、お母さんの言葉や行動の裏に自分を想う気持ちを見つけさせていきました

半信半疑だったかもしれませんが、それで気持ちが落ち着いたのか

そのまま山のような教材を広げ学習を始めました

 

約束の時間になりお母さんがいらっしゃいました

生徒さんとの会話をお伝えし、お母さんの意見も聞きました

最後に私がご提案したのは、「週に1回でも良いので二人でゆっくり過ごす時間を作ってください」

「生徒さんが想っている事、考えている事を話せる時間を作り、聞き役になってあげてください」という事です

 

この大きなトラブルを最後に、生徒さんは勉強に集中しはじめました

自習に早くから来て、黙々と取組み分からない問題があると全て講師に質問するようになりました

どの単元でも、基礎問題なら解けます

ひねられた問題は納得するまで講師の側を離れません

講師がいない時は社会の暗記やノートのまとめ、英単語の暗記や和訳等自分で出来る学習をし

講師がいればひたすら数学をすると言った感じです

長い時は6時間机に向かいっぱなしで、こちらが「休憩したら?」と声をかけるほどになりました

お友達との遊びも「今は我慢」と割り切る、それがストレスではなくなった事が

端から見ていても分かるほどになりました

 

お母さんはと言うと、休日やその他の時間もなるべくoffを作り生徒さんと向きあう時間を作ってくれました

一番ビックリしたのは、生徒さんと二人で往復10Kmを超えるウォーキングをしたというのです

石神井川沿いにどこまでも話しながら歩き、いえ「聞きながら」ですね

冗談を言い合い、仲の良い親子の時間を作ってくれました

 

前の記事に書いたように、やるとなったらトコトンやる性格です

見事、10月の模試はクリアしただけでなく、校内順位は上から数えて直に見つかるまでになりました

この生徒さんの飛躍ぶりは学校でも話題になり、全保護者対象の説明会等で名前は挙げない物の

素晴らしい飛躍を遂げた生徒として話があったそうです

 

これが、当教室で右肩上がりになった生徒さんの話です

数学が一番の難所でしたが、講師が授業中だけでなく質問に付き合い納得するまで解説を続けた

誠意と努力がそこに大きく関係していた事は言うまでもありません

 

 

 

 

そんな生徒さんの取材が終わり、お母さんと生徒さんと私の3人で去年の思い出話をしていましたが

定期考査に向けて生徒さんが

「2週間前になったら携帯預かってね」とお母さんに話しました「もちろん、預かるわ」

そんな仲良しで前向きな親子の姿を見る事が出来るのは最高の充実感をこちらも頂けます

 

お母さんの生徒さんに対する想いが伝わった事が、この生徒さんの飛躍に繋がったと想いますが

複数の必要条件が揃った事が功を奏したのは言うまでもありません

お母さんは必要に応じて授業のコマ数を増やし

こちらのご提案通りにしてくださった事

こちらも本気で挑んだ事

そして、生徒さんと相性の良い優秀な講師がいた事

生徒さんが取組みだしたらトコトンやる性格だった事などです

 

 

皆さんのお子さんも、きっと何かのきっかけで飛躍します

そのきっかけが何なのか?何がきっかけになるのか?とまずは模索する必要があるでしょう

ビリギャルの話も当教室の生徒さんの話も特別な事ではありません

まずは信じて取組んでみる事から始まります!

まずは行動してみましょうね!

 

2部に分けて書かせて頂いた当教室の生徒さんの話ですが

7月号エコレポに記載される予定です

ぜひそちらもご覧ください

 

 


成績が右肩上がりになった生徒さん

2015-06-10 09:00:00 | 学習塾

昨日はある生徒さんの取材にフリーペーパーの「エコレポ」さんがいらっしゃいました

以前の記事でも時折その生徒さんの事に触れていましたが

今日はその生徒さんの成長から教育と子育てに着いて書いてみたいと思います

 

当教室に始めていらしたのは中学3年生になる直前の3月でした

校内順位は下から6番目・・・

そんな生徒さんがたった半年で上位に上り詰めたのです

そんなどこかのパクリのような・・・って思われました?

でも、事実なのです

 

初めて顔を合わせた印象は「不満顔」でした

言い方を悪くすれば「やさぐれている」状態で、入塾もほぼお母さんの意思だったと思います

言葉使いも乱暴で

「なに?来週からここに来んの?あっそ、くりゃいいんでしょくりゃ!」

「なんでそんな言い方をするの?人前で恥ずかしいでしょ?」

と、反抗期真っ盛りの親子の会話が繰り広げられていました

 

唯一、その子は英語が得意でした

得意と言うより「好き」だったんですね、明るく活発で裏のない性格

だからこそ嫌な物はトコトン嫌!

でも、やる時もトコトン!

きっとそうなんだろうな、と思いました

 

公立中高一貫校に見事合格したものの、成績は右肩下がりで

英語で持ちこたえて来た・・と言いたい所ですが

総合での偏差値は50を切っていました

高校受験はないんだから・・と油断しきっていたのかもしれませんが

高校進学前に模試で偏差値63を超えなくてはならないという学校からの通達に

お母さんも焦っていらっしゃいました

期限は半年間です

 

もし、私に子育て経験がなければお断りしていたかもしれません

ただ授業に参加しても成績は伸びないだろうと安易に予想する事ができます

この生徒さんと正面から向き合わなくては伸びない

そして、この生徒さんと相性の良い優秀な講師がいなくては伸びない

無料体験が終わってから私はしばらく考えました

たった半年間で偏差値最低15up・・・間に合う?

でもこの生徒さんが前さえ向いてくれれば可能性はきっとある

そう自分の中で答えを出して、一緒に頑張ろうと決めた事を思い出します

 

通塾が始まった1か月間ほど授業の半分は文句の嵐でした

数学が大嫌いで、「なんで世の中に数学なんてあるんだ!」「誰がこんな問題作ったんだ?」「こんな事してなんになる?」

数字を見るだけで文句が出てくる始末・・

あまりの文句の言いように、私も講師も笑ってしまいます

私たちが笑うと、本人も笑い始め「なんかおかしい事言った?」となぜか皆が笑ってしまう

誰にでも気軽に話しかける屈託のない性格も手伝って、教室の生徒さんとも直に仲良くなり

次第に勉強を目の敵のように見ていた心も穏やかになっていったと思います

 

通塾して3ヶ月も過ぎると

授業の前後はよく私のデスクに来て「ね~来いてよ~~」と愚痴を1人で話し始めます

私は手を止め「そっか~」「大変だね~」と相づちを打っているだけですが、満足そうな笑みを浮かべて

「しょうがない、やってやるか」と勉強を始めます

ここまで来れば安心かな・・・と思っていたのですが

それは甘かった

 

学校の定期テストの結果にお母さんが爆発してしまったのです

お母さんには「見守ってあげてください、叱らずに認めてあげてください」とお願いしていました

しかし、それがどれほどのストレスになるか・・・・

上がらない成績を見て動揺しない方が難しいですよね

でも、「数学を見てください」とお話をしました

しっかり数学は伸びていたのです

底辺一直線だった数学が右上に上がり始めていたのです

そこでお母さんは一旦気持ちを押さえてくださり、もうしばらく様子を見ようと思ってくれました

 

この頃の生徒さんは反抗しながらも勉強に向かい始めていました

でも向かったから、おいそれと成績は伸びません

時間が必要なんです

そこをぐっと辛抱してただじっと待っている方が辛い物です

生徒さんは数学・勉強と向き合い始め、お母さんは不安混じりにも待とうと思ってくれたんです

そんな一山、二山があり、もう前に進むだけでしょう!と信じたかったのですが

その後に更に大きなトラブルが待っていました!

模試まであと2ヶ月と言う夏休みです

 

つづく・・突然ですが、長くなりましたので今日はここまでに!!

 

 

子育ては大変ですが、育ったときの喜びもひとしおです

親の目には見えないかもしれませんが、子どもはどこかで何かしら頑張っています

だから葛藤があり、対立があるのだと私は思います

結果が早いか遅いかは個々の性格や環境が関係します

子どもだからこそ、外部からの影響を大きく受け成績も左右されるのでしょう

一番大きな影響力を持つのは学校でも講師でもなくご両親です

子どもが何かに立ち向かう時、親も親という試練に立ち向かう意思が必要だと

子育てを通して私は学んだように思います

 

 


練馬の子どもは学力高・体力低

2015-06-09 09:58:29 | 学習全般

先日ある調査表の書かれている記事を読みました

お時間のある方はこちらをご覧ください

東京の子どもの学力と体力を総合して優劣をつけた表です

その表は対象小学5年生です

約1年ほど前の記事となりますが、あまりこうした記事を見る事が少ないので

とても面白かったです

 

体力・学力とにも優秀となったのは国立・小金井・中央区等でしたが

練馬区は学力が高く体力が低いという結果になっています

まさに”地土地柄”という捉え方が合っているのかはわかりませんが、練馬には塾が非常に多く

通っていない生徒さんの方が少ないかもしれません

中学受験もとても盛んな区という印象を私も持っています

皆さんはこの結果をどう捉えましたか?

練馬区にお住まいの方にとって、喜ばしいことでしょうか?

私個人の意見としては少々残念です

小学5年の時点で体力が弱く学力だけが伸びている状況では

大学入試では逆転される可能性が高いと思うからです

また精神面も偏りがあり、不安定なお子さんが増えていくという予測がたちます

実際、練馬区の不登校児童やいじめの問題も多々耳にしますし

いわゆる”健全”な状態では無いように感じます

この調査結果は去年なので、この結果を出した生徒さん達が今は6年生ですね

ぜひバランスの良い生活を送って欲しいと思ってしまいました

 

当教室のある桜台の隣、練馬駅には中学受験を中心とした大手進学塾がひしめいています

5分も歩けば数件の塾が目に飛び込みます

塾選びは簡単でない事が実感できる町並みとも言えますね

これだけの塾があり、熱心に通わせるご両親がいるのですから、上記のような結果も納得です

しかし、それが大学入試では着目されない地域になるのは残念です

なぜそうなるのか?

と考えると、受験が終わると塾を辞めてしまう傾向があるからなのかもしれません

 

実際、練馬にある進学塾でも中学受験が終わるとそこで一旦塾通いを辞めて、学校だけの生活になるご家庭が多いように感じます

そして次の受験がある場合はまた塾を探して・・という流れですね

理想は塾を辞めずに通い続ける事だと思っていますし、教育熱心な親御さんは承知の事と思います

しかし、高額な教育費を払い続けるには相当の覚悟が親御さんには必要となりますよね

小学校入学から大学卒業まで掛かる費用は私立進学した場合と国公立進学した場合では大きな開きがあります

私立進学の場合だとお子さんが1人でも年収800万なくては苦しい・・なんていう話もあります

私立に通わせながら塾に通わせる経済負担は短期ならともかく大学に入るまで続くと考えると不安になりますよね

 

入試で一番金額のかかる受験は中学受験だと言われています

実際、大手有名塾では6年生の通塾費は年間120万前後ほどになるそうで、立て続けに私立の入学金を用意しなくてはなりませんから負担は大きいです

そこでエスカレーターの付属校に入ってしまえば以降の塾代をかけずに済むという考えが出てくるのですが(私もそうでした)

なかなか思うようには行かないのが現実です

親の事情もありますが、子どもにも子どもの事情と言う物があります

中学受験をするということは小学4年生になる頃には勉強が本格的になり、スポーツや趣味に使える時間が制限され

遊び盛りの時期を机の前で過ごす事になりますから、受験が終わってから一気にストレス発散する傾向があります

そこでバランスを保てるか保てないかが、キーワードになりますし

なんとか両立しようとしても、小学校時代に経験がありませんから両立の仕方が下手と言うか

もともとバランスよく生活して来た子のようには行かない事もあります

特に理数系進学を希望している場合はそこからスポーツ系の部活に入るのでは一気にバランスが悪くなり

志望校を諦めるか浪人するかという結果になるのも仕方のない話でしょう

 

中学受験が全てで、高校や大学はどこでもいい!

という考えなら良いのですが、そうでない場合

小学校時代を勉強だけに費やすのではなく、「バランス」をとる事を身につけながら学習する事が大切です

 

お子さんにかかる教育費を無駄にしない為にもお子さんにあった塾やご家庭の経済状況にあった塾を探し

継続的に通うという意識を持って頂ければ、練馬の子ども達が小学時代だけでなく、高校・大学進学でももっと活躍できると思います