当教室は保護者の皆さんとのコミュニケーションが活発です
お電話やメールで毎日のように保護者の皆さんとやり取りをさせて頂いています
昨日も1本の電話とメールでのやり取りがありました
メールでは、計算力の強化にどうご家庭で取組めばよいか?というご相談でした
計算力という一点にフォーカスしましたが、学習習慣をまずはつける為の出発点として考えるのが
よいですね、実際の計算力については毎日簡単な問題からスタートする事がポイントだとお伝えしました
もちろん、その生徒さんにとっての話です
お電話は私立中学に進学した生徒さんのお母さんからでした
入塾してからもうすぐ1年が経ちます
中学受験がやっと終わり、ホッとしたのもつかの間
進みの早い授業にあっという間に遅れを取ってしまった中学1年生の夏にいらっしゃいました
反抗期もあり、お母さんとの会話を避け学習にも投げやりの様子で
夏休みの宿題に全く手をつけていなかった事が印象に残っています
英語は目も当てられない状態でしたし、数学も半分より下
不安で仕方なかったお母さんからはよくお電話でご相談を頂いていましたし
教室にふと立ち寄ってくださる事もありました
先週書いた記事の「成績が右肩上がりになった生徒さん」も一貫校でしたので
その生徒さんの事例を話し、「きっと同じような経験をされますよ」と話していました
昨日のお電話は私にとってもとても嬉しい内容でした
今回の中間テストでクラス内順位が飛躍的に上がったと言うのです
公立の中学と違い、入試を経て一定以上の学力の生徒さんの集まりの中で順位を上げる事は
それなりに大変な事です
今回20名ほどを一気に抜き、もう少しでベストテン入りを果たす勢いでした
そして更に嬉しかったのは生徒さん本人が「あと数点でベストテンに入れたのに!」と悔しがっていたというのです
そんな嬉しい報告をして頂き、電話を切る前にお母さんが仰ったのは
「成績が上がって嬉しくなると、自分から勉強をするんですね」という言葉でした
「塾長の仰る通りでしたね、まだ1年も通っていないのにこんなに変わるとは思っても見ませんでした」と
お母さんはとても嬉しそうでした
私も本当に嬉しいです!
でも、私達はクラス順位でなく学年順位を考えている事をお伝えして
ここからが始まりだと思っている事をお伝えしました
塾を活用してお子さんの成績向上ややる気を引き出すのは
結果的に親御さんだと思います
もっとも、塾側にその意思や器がなくては論外ですが
親御さんの熱意がお子さんや塾を動かし、良い方向に進んでいくように思います
また、私からのアドバイスは学習に直結するような話ではなく
健全な生活を基盤にするといった内容が多く、じれったいと感じる方もいらっしゃるでしょう
携帯やゲームについて、お小遣いについてなど関連はしていますが
学習方法や教材に着いて事細かにお話しする事は稀です
しかし、まずは基盤となる生活を整える事が学習環境の充実となりますから
そこの部分を見直して考えてくださると効果は早く出るように感じます
塾ですから良い教材が揃っているのは当たり前です
良い教材を使えば成績が上がるなら誰でも上がりますよね
一番大切な事は、親子の絆であったり、塾との信頼関係だと思っています
昨日のお電話で当教室の生徒さん達皆さんが成績を伸ばしている要因の一つには
こうした親御さんと私たち塾側の信頼関係やコミュニケーションがしっかりできている事が
大きいと改めて思える出来事でした
当教室で変わっていくお子さん達の姿を見る度、親御さんの賢明な努力がそこあると確信します
もう一つ、自慢話をしてしまいましょう!
中学から当教室に通ってくださっている生徒さんのご家庭です
どうしても反抗期と重なる高校受験ですが、その生徒さんもそんな1人でした
しかし、高校受験目前にはしっかり前を向き取組み始めましたが
少し時間が足らず、第一志望校には間に合いませんでした
そこをグッとこらえて見守り、親として毅然とした態度で構えてくださったご両親のおかげで
その生徒さんは大学では「国立を目指して頑張りたい」と言うようになりなりました
自習に来る回数も増え、英語の教材を手にしている姿を頻繁に見るようになりました
とは言え、国立は簡単ではありませんが、その覚悟は中学生の頃より出来ているのでしょう
私は高校生には「自分の意志」で大学を決めるように話しています
どこを受けるにしても、それなりに大変だからです
「上を目指そう!」生徒さんが自分からそう思ってくれた事が何より嬉しいですね
さぁ!一緒に頑張りましょう!
皆さんのお子さんにもきっと変換期が訪れます!