ひだまりハーブガーデン ~ハーブ日和~

ココロとカラダに優しいハーブの香りをお届けします。

「漢方と日本のハーブ」ブラッシュアップ講座開催しました!

2017-08-22 07:56:37 | 主催講座・セミナー

昨日は「ひだまりハーブガーデン&スクール」生のブラッシュアップの日。

夏の講座は活躍中の講師の先生方を招いて、皆さんのさらなる情報更新やステップアップを目的に開催しています。


今回の講師は渡辺肇子先生。漢方の基本の考えかたから学ばせて頂きました。

五行や陰陽の内容はハーバルセラピストコースでも少し触れるのですが

多岐にわたる他の内容との兼ね合いでこの部分はサラリとした章になっています。

その復習も兼ねる形の講座にして下さいました。

私自身も健康増進や疾病予防のための選択肢が増えてとても嬉しいです。

色々な方に伝えていけたらいいな。

ご参加の皆様も有難うございました。&お疲れ様でした。(*^^*)


足がつるって危険信号?~病態生理学の復習が役立った今日~

2017-08-17 01:05:23 | メールマガジンコラム

足がつるのは、危険のサイン?

小学生だか中学生だか、遠すぎる昔の事でおぼろげな記憶ですが

足がつって目が覚める事が何度もあったような・・・。

もし皆さまの中に足がつるのよね、という方はちょっと読んで頂きたいお話しです。 

先日、自宅近所徒歩2分圏のジムの無料券を頂いたのでご近所さんと運動しに行こう~、真剣に運動しよ~、なんて張り切ってでかけました。

一通りのプログラムを終わって、トレーニング中に知り合った方2名も加わって仕事の話しで盛り上がって名刺交換(何やってんのよ~💦)した方と食事のとき、

ご一緒した方が、

「毎晩、寝る時に両足がつるんですよね」と話し始めました。

黙って聞いていたんだけど、一緒にいたお友達が

 「つるのは、なんかのミネラルの不足だそうですよ」といったので、つい私も東京で学んだ病態生理学の内容が引き出しからポロっと。

 「多くの場合、マグネシウム不足かな。毎晩続くようなら、心疾患に気をつけたほうがいいかもしれません。病院で検査されては?」と。

実際、足がつるのは、マグネシウム、カリウム、カルシウム、などのミネラルバランスが崩れることで起こるケースが多いと学んだし、しっかり学術論文も読まされたし。

筋肉の疲れなどはもちろん、水分不足、血行不良、関節炎、動脈硬化症、甲状腺の機能の低下、熱中症、アレルギー、ホルモンのアンバランス、貧血、静脈瘤、高血圧や心臓病の薬の影響などなど、つる原因はいろいろあるよね。一概にこれ!とは言えないのが原因が分からない事もあるけど私は医者ではないから。

なかでもマグネシウム不足は、心臓の冠状動脈の病気や心臓発作、それによる突然死、不整脈などのリスクを高めるから注意が必要。ハーバリスト達もどうしてマグネシウムが私たち日本人に特に不足するようになったのか?は講座内でお話しするので知っているはず?ですね。

この話はいつかまたの機会にするとして、さらにマグネシウムが欠乏した心臓の筋肉はカリウムを保持できなくなってしまうので、カリウム不足のトラブルも発生することになるかもね。

・・・そんな話しをしたら、その方黙ってしまって、食事中、一言も口を開かないままでした。あー失敗!

ちょっと過ぎた物言いだったかなあ、驚かしすぎたかなあ、と反省しつつ、コーヒーブレイク。

コーヒーが運ばれて来て、その方がやっと口を開きました。

「実は心臓のトラブルを抱えていて、まだステント?(私には聞きなれない単語で自信がないです💦)は入っていないけど、薬を飲みつづけています」って。

降矢先生~。生きた知識にできましたよ~~~。笑

不足しやすいマグネシウム。

マグネシウムは、カルシウムと同様に現代人に不足しやすいミネラルの一つ。

300種類以上もの酵素の働きをサポートしていて、エネルギー産生やタンパク質の合成、神経伝達など、多くの代謝、

生命活動に重要な役割を果たす必須のミネラル。 

カルシウムを多くとるほど、マグネシウムの排泄量が増えてしまうので、カルシウムとマグネシウムの摂取バランスは2対1が理想的とされています。きっと病気や不調で必要性がない限りは誰も意識しないバランスでしょうね💦

ちなみに、牛乳のカルシウムとマグネシウムのバランスは、10対1。

牛乳の摂取量の多いあなたは、マグネシウム不足に気をつけなくちゃ、です。

ご存じのように、マグネシウムはあらゆる食品に含まれていて、魚介類、海藻類、大豆製品、種実類などを普段からしっかり食べていれば、健康維持の「食事摂取基準」として推奨されている

男性 310~370mg
女性 240~290mg(30~40代の基準)程度の確保はできるはず。

ただ、「足がつる」など、不足のサインが出ているのであれば、この程度の摂取では、とうてい足りないってことになる。

米国の栄養療法では、足がつりやすい他、マグネシウム不足が疑われるなんらかのトラブルを抱えている場合、

マグネシウム 750~1000mg(同時にカルシウム1,500~2,000 mg)が、勧められているようです。

これだけの量となると、食事からだけではとりきれないから、サプリに頼るしかない。

せっかく摂っても、ほとんど吸収されないカルシウム&マグネシウムサプリが多いので、サプリの専門家によると

「摂取するんだったら、もっとも吸収されやすいクエン酸マグネシウム(&クエン酸カルシウム)が、お薦めだよ。」とのこと。

(ドロマイトが含まれているものは、絶対NGですが。)

体が栄養素不足の状態に陥っていても、なかなか自覚はできないものですね。カラダにサインが出てきたときには、もうすでに不足状態がかなり進んでいる、っていうこともあります。

対処療法で、表面化している症状を単純に抑えこもうとするのではなく、根底に栄養素の不足が潜んでいないか、自分の食生活をきちんと見直したいですよね。薬食同源。夏に熱中症っぽくなった私はそれ以来、結構野菜のビタミンミネラル含有量を気にするようになりました。


好評すぎて秋も開催!「ハーブ&ライフ講座(全3回)」お待ちしています!

2017-08-16 20:36:02 | 教室・講座について

 

 

ハーブ&ライフ講座」は、ドライハーブやフレッシュハーブを料理やリビングクラフトなどに活用して

健康や美容に「普段使い」をテーマにしています。

 

ピクルスやカレーなどスパイスも贅沢に沢山使います!

料理やハーブを使ったティーブレンドやカクテリング。

デザートももちろん!

材料は新鮮でフレッシュなお野菜たち

 

フレッシュハーブもたくさ~ん使います!

ハーブソルトに、ハーブバスソルト、そしてサシェやキッチンソープなどどれも簡単にハーブを無駄にしない知恵を終結!

画像だけでは伝えきれない沢山のクラフトも実習しますよ!全3回楽しくハーブに触れていきます。

講師いわはしが笑顔一杯で皆さまをお待ちしています。( ◠‿◠ ) 

https://hidamari-herbgarden.com/menu/526515

Facebookのページでは動画も配信中です。

https://www.facebook.com/hidamariherbgarden/videos/1000903270013332/

 


「ストレスと栄養素」について

2017-08-01 20:20:47 | 依頼講座・セミナー

「栄養素がどんどんどんどん消耗されるってどういう事でしょう?」

企業様のセミナーでは、「ビタミンCとミネラルの役割」について話をしてきましたよ~。

そして、その延長上でストレスと栄養素の消耗についてにも触れてきました。

「ストレス反応」には

① 視床下部 ⇒ 交感神経 ⇒ 副腎髄質と、

② 視床下部 ⇒ 下垂体 ⇒ 副腎皮質の

上記①②(2つ)のルートがありますがストレス反応がおこるときにカラダと脳が要求する栄養素量がグ~ンと増えます。

・・・余談ですが、私たちハーバリストはこんな事を学んでいます。

ハーブはあくまでも健康のサポーターのひとつ。

カラダの仕組みを正しく知って、カラダに何が起きているのか?何が必要なのか?(シニアハーバルセラピストコースより)

・・・これらを正しくチョイスできる。そんな知識を学びます。

ハーブだけでは健康にはなれないって事です。他のカラダに良いと言われているものも同様ですよね。

さて。私たちの体内では、食事などを通じて取り込まれた栄養素をエネルギーや他の物質変化(代謝)に利用したり、

合成したり、分解したり、不要になったものを体外に排泄したりと、さまざまな代謝が休みなく行われていますが、

ストレス反応には、なんと!

1400~1500もの代謝が関わっているといわれています

つまり、ストレスにさらされることによって、それだけ普段以上に多くのエネルギーや栄養素が必要になるという事ですね。

心の元気の素である、脳の神経伝達物質はもちろん、

抗ストレスホルモンもガンガン分泌されるから、それらの原材料や合成に必要なタンパク質(アミノ酸)、

酵素のサポーターとして働くビタミンやミネラル、エネルギー代謝に必要な栄養素など次々に使われていくことになります。

しかも、ストレス時は消化活動は抑制されるので多くの栄養素の供給が滞る。

結果的に、体も脳も栄養不足になりまともに働けなくなり・・・・

トラブルが起こって当然!となります。

短期的ストレスであれば、調整も回復も問題ないと思われますが、

慢性のストレスや、次から次にストレスにさらされつづけると一気に栄養素が不足し、様々な代謝活動に支障をきたすようになります。

特に、エネルギー代謝や神経系の正常な機能に必要なビタミンB群、副腎機能の機能に必要なビタミンC、
多くの代謝に関わるマグネシウムや亜鉛などの不足は致命的になりかねません。

また、神経伝達物質づくりに必要なアミノ酸やビタミン・ミネラルが不足すれば、気分が落ち込んだり、
不安が強くなったり・・・。

あらゆる疾患の原因の真ん中にはストレスがあるといわれますが、特定の代謝過程に必要な栄養素が一つでも不足すれば、合成する物質がつくれなくなったり、代謝そのものが機能しないから、カラダにトラブルが出てくるのは当然の事。

ストレスはまた、活性酸素の発生を促し、細胞膜を酸化したり、たんぱく質の働きを悪くしたり、DNAを傷つけたりもするから、

健康を根底から崩すことにもつながってしまいます。

体がストレスにうまく対処できる状態をつくるためにはもちろん、

ストレスによる、カラダや心へのダメージを防ぐ、あるいは最小限におさえる為にも、

ストレス時に消耗されやすい栄養素を普段からしっかり補うことを心がけ、自己防衛していきたいものです。

・・長くなりましたが、そう、オチはセミナーのテーマに戻ります。「ストレスケアはビタミンC」笑

そんなセミナーは大盛況で終わりました。有難うございました。