暑い日が続きますね。
こう暑いとついつい冷たいものを摂りがちですが、最近はカラダの事に知識を深める方も多くなり
「冷たいものはカラダに悪い」と避けるかたも多いですよね。素敵。
さて、ではどうしてカラダに悪いの?
―冷やすとお腹を壊すから
―カラダが冷えるから
色々な理由が思い浮かびますよね。
冷たい飲料などの摂り過ぎが、胃腸に及ぼす影響は科学的にも説明がつきます。胃腸が食べ物を消化吸収する時に必要な「酵素」は温度が37度であると、もっとも活動が活発になります。しかし1度温度が下がると20%近い反応の低下が起きるとされています。冷たい食事や飲料を摂ると、お腹が冷えて「酵素」の働きが落ち、消化不良が起こり、老廃物が体にたまる、というような経緯をたどってしまう。これもひとつの理由です。
そして、私たちの健康と腸内の環境は本当に深くつながっていて、特に近年腸の免疫機能が注目されています。
・・・というのも腸管に体の中で最も重要で最も大きな免疫器官があるからです。
腸は、毎日の食べ物や飲み物などを栄養を吸収してくれる大切な場所です。吸収された栄養は、その人の血液の質や体質を決定するようになります。つまり、人の生命維持にかかわる最も大切な器官なのす。また、腸は体の内側にある器官でありながら、外界と直接接しているという特徴があります。
というのも、腸は体に必要な栄養素だけを吸収し、細菌やウイルスなど害のあるものは排除するという体を守る役割も果たさなくてはなりません。
腸は「第二の脳」と呼ばれます。
腸内に入ってきた物質を良いか悪いかを判断する以外に、それをパターン化して記憶する仕組みのほか、実は脳内の神経伝達物質「セロトニン」の95%が腸で作られているという報告もあります。またさまざまなホルモン(ペプチド性ホルモン=脳内ペプチド)を生産し、多くの血管や神経が集まっている腸の状態は全身に影響します。
皆様も経験があると思いますが、子供のころ試験前や発表会などの前に緊張のあまり、急な腹痛や下痢に襲われたりしたことが。
このように頭で考えることと腸の活動は密接につながっているのです。つまり腸が「第二の脳」と呼ばれる理由になるのです。
語りつくすには、あまりに膨大な量と深さ。
私が運営しているハーブの専門知識を学ぶ講座でも、この辺の話はしっかりしています。
冷たいものを摂るという事は、血管を収縮させさらに体温を下げます。
そうすると交感神経が優位になり、本当はゆっくり寛ぐタイミングに副交感神経のスイッチが入らず
自律神経のバランスが崩れてしまう事になってしまいます。
色々な理由で冷たいものは控えるのが得策という事ですね。
ただ、カラダが外気で体温が高くなっている状態の時は、体温を落とす必要が出てくる事もあります!
臨機応変に自分のカラダの声に耳を傾けながら対応できる知識を身に付けてくださいね。