イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

村落ユニット協同組合 ( KUD ) を訪れる。 

2016年01月22日 | BALINESE LIFE
ウブドから車で約2時間でシドゥメン村です。
タボラ地区のいつものギリチャリックに
泊まりました。
様々な育成時期が同時に見られるたんぼの
色合いは本当の絵画のようで飽きる事のない風景です。
手前が出穂期、田植え前と稲刈り前が隣り合っています。


滞在中に田植えと稲刈りが同時に始まりました。



以前、ムンチャン村のお米を買いたいとの話しから
協同組合的な組織がある事を知りました。
今回の目的は協同組合があるスラットを訪れる事です。

お米の産地のインドネシアですが、かつては
輸入米に頼っていました。政府が自給率を
上げる為に収穫量の多い品種の導入を決めました。
各地域に広げる為の組織がKUDです。
新品種米への誘導、肥料と農薬の供給、日常品サービスの
供給と流通、BRI ( インドネシア庶民銀行 ) からの
融資などが主なる役割でしょうか。日本の
農業協同組合と似ていると思います。
カラガッサム県内には8つのKUDがあります。

ムンチャン村と他の3つの大きな村で構成され
ているKOPERSI UNIT DESA SELAT ( KUD )に
イダバグースさんは加入しています。
1973年に設立。当初の加入金は RP.2,000 だった
そうで、現在は RP.10,000 です。
組合員は5300人で利益は分配されます。
KUDは政府の代行機関の性質のようです。
職員は80人、トップの給与はRP.3,500,000/月
で実質の仕事を担うマネージャーは
RP.7,000,000/月でトップの倍です。
融資担当者はRP.3,000,000/月で、
職員はRP.2,000 ,000です。一般的な月額の収入よりも
多少、多いようです。
年1回の組合員集会では報告や理事者側の継続
の議題もあるそうです。
組織図


銀行への預かり総額が6000万円で、これを運用しています。
インドネシア国内では優秀な組合らしく、沢山のカップや
賞状が飾られていました。


KUD SELAT が経営するお店


生活用品など様々な物が売られていました。




銀行も併設されていて組合員は他銀行よりも
安い利息で融資が受けられます。
BRI(インドネシア庶民銀行) のATM


精米所も併設されています。持ち込んで自分で
精米します。持ち込み量の10%が手数料です。


機械は日本製でした。






精米後のお米


建材のブロックも作っています。






お米は先にイダバグースさんが買っておいてくれました。
KUDのお米はブレンドされていて、品質が落ちるとの事で
ムンチャン村のお米でした。
25Kgで RP.250,000 です。ロスメンの家族へお土産です。






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