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写真 始めての織り、コースタ― (左が綾織り、右が平織り)
八丈島 / 黄八丈
5年ほど前、バリ島での暮しを楽しむためにダイビングを習おうと考えました。始めての体験ダイビングは八丈島に行きました。宿から近い所に織りの体験が出来るお店「八丈民芸やました」がありました。始めての織りです。とても楽しく二日続けてコースタ―を織りました。
八丈島で自生する植物を染料とする草木染め、手織りの絹織物です。黄色の色は八丈刈安(コブナグサ)を使っています。
黄と樺と黒の3色をつかい柄は伝統的な縞や格子柄です。江戸時代から平織り、綾織りと決まった織り方があり、受け継がれているそうです。室町時代にはすでに伝承されていたとの記録があり、江戸時代でさらに発展した織りが黄八丈です。
め由工房 (2009.11月に訪れた当時の写真)
アイヌの人々が織る地機も展示されていました。
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あいさつ文。織りあがった反物を干していました。
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草木染 黄八丈 め由工房
八丈町中之郷2542
Tel / 04996-7-0411
八丈民芸やました(織り体験)
Tel / 04996-2-3476
それからの旅は各地の織りを見て歩くことが楽しみになりました。バリ島に移住するまでの過去の旅をまとめてみました。
石垣島 / みんさー織り
ダイビングを目的に石垣島を訪れ、ミンサー織りの体験をしました。五つと四つの絣柄が特徴です。女性が男性に贈る帯の柄に使われました。「いつ(五つ)の世(四)までも末永く・・・」の想いが込められています。
みんさー工芸館のホームページから「17~18世紀の琉球王朝時代に綿の栽培や交易記録があり、木綿発祥の地といわれるインダスから伝承されたと推定されます」とあり、
1) 先染めのたてうね織りとすること
2) よこ糸の打ち込みは手投げ杼又は板杼を用いること
3) かすり糸の染色法は手くくりによること、そして使用する糸は綿糸であること、地域は石垣市と八重山郡竹富町と限定されているのが八重山みんさー織りです。
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手織り体験も出来ます。タペストリーを織り、修了証書をいただきました。
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みんさー工芸館
石垣市登野城909
Tel / 0980-82-3473
佐渡 / 佐渡裂織り
佐渡の相川町では裂織りをネマリ機(地機)で織っています。相川町の相川郷土博物館では裂き織り講習会が開かれています。ネマリ機を使うのは佐渡の海府(大佐渡北海岸一帯)だけで伝承されてきたそうです。
1) ネマリ機を使用すること
2) クサ裂き包丁で布を裂くこと
3) 裂き織り用の杼で打ち込むこと を基本としています。
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相川郷土博物館
新潟県佐渡郡相川町大字坂下町
Tel / 0259-74-4312
京都 / 西陣織
5~6世紀ごろ、大陸から渡来人である秦氏の一族が住み始め養蚕と絹織物を伝え発展したのが現在の西陣織です。
詳しくは「西陣web 西陣工業組合」のホームページで。
西陣織会館に展示してある空引機
1872年(明治5年)にフランスのジャガード織りが導入されるまでは空引機で織られていました。紋織り用の高機です。人が機の上に乗り、ぬきいと(横に通す糸)を通す道をつくって織る方法。
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西陣織の下絵
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西陣織会館
京都市上京区堀川通今出川南入
Tel / 075-451-9231