イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

ジャティルウィのライステラスを訪れる 2

2015年05月23日 | BALINESE LIFE
朝の6時15分頃から、日の出が始まるとテラス・スバックのご主人が教えてくれました。朝の時間だけアグン山とバトゥール山が見えます。バトゥール山の左手から上る朝日を見ることが出来ました。



暑くならない前の午前中にトレッキングコースになっているライステラスを歩きました。
チェック小屋からスタートです。



案内板



両側のたんぼは赤米の穂先が垂れていて、
所々に抜かないようにとの注意書き。



神様を祭る石の祭壇とスバックの寺院。







あちらこちらにある牛小屋。



一番短いコースで1時間ほど、ユネスコの石碑が建っている脇道にでました。

道路際には数軒のワルンがあります。ジャティルウィ産のお米が並んでいました。
左から、もち米、黒米、白米、赤米。



泊まった宿の隣が商店でした。オーガニックの白米5キロを二つ買いました。5キロでRP.50.000



赤米茶も。様々な効用があると帰ってから知りました。



調べていくと、バリ島の赤米は日本の縄文時代(色々と説はありますが15000年前~2500年前)に渡来したお米と考えられている熱帯ジャポニカ米の始まりと知りました。その後、弥生時代に温帯ジャポニカ米が中国から伝わり、日本の風土に適したお米に改良されていきました。
柳田国男の説では赤飯の起源は赤米ともあります。稲作以前の野生のイネのほとんどが赤米だったそうです。
バリ島では熱帯ジャポニカ米を途絶えることなく作られてきたことに驚きです。そして、日本のお米の起源だったとしたら、古代のロマンを感じた旅でした。