イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

バリ島の家庭料理 スモークチキンの作り方

2016年09月02日 | BALINESE LIFE
カディさんにしばらくロスメンを留守にしますと
話しをしたら、最後の夕食にスモークチキンを
作ってくれました。

朝から準備が始まりました。
1. 包み込む葉を綺麗に洗って乾かします。


2. 鳥を流水で綺麗に洗います。
  スモークチキン用の鳥は特別らしく、王宮近くの市場で
  前日に頼んでおいて買いました。


3. 鳥の下準備をします。
  コショウ、塩、ココナッツオイルを揉み込みます。
  関節を外して柔らかくしてしばらく置き、
  水分を抜きます。


4.  調味料 Bumbu の準備をします。( インドネシア語 )
   お皿の真ん中に jahe, 左に isen、その上に cekeh,
   右隣は kunit。後は時計回りに
   cabe lombok 2ヶ, cabe kecil 3ヶ,
   bawah merah 7ヶ, bawah putih 1房,


   表側をきれいにして刻み、石臼で潰します。
   isen




   jahe, kunyit, cekeh を足します。

   
   cabe lombok 刻んで入れます。


   cabe kecil ( 小さな唐辛子で大きな唐辛子よりも辛い )


   bawah putih ( ニンニク ), bawah merah ( 赤玉ねぎ )


   クミリー  
   表側は茶色で中身は白。潰すと多少の油が出ます。






   merica hitam ( 黒コショウ) と
   merica putih ( 白コショウ )


   オリジナルココナッツオイル、 masako ( 味の素? ) 、
   garam, palm sugar, ebi secukupaya を加えて
   良く潰します。
   香辛料の分量などで各家庭の味が決まるそうです。


5. 下準備の後、水分が抜けた鳥に潰した香辛料を
  少し残して、詰めます。


  ダウンサラームの葉を最後に入れます。


6. 鳥を折り曲げて、乾かした葉で包みます。








7. バリ島の家庭の一般的なかまどで燻製にします。
  かまどの灰を手前に寄せて、包んだ鳥を
  奥に入れて、乾いたココナッツを燃やします。
  長い時間ほど良いそうで、今回は8時間ほど
  でした。




出来上がりました。
夕食はワヤンさん家族と一緒です。
カディさんが始めてこの料理を作ったのは
高校生だそうで、お母さんは料理上手な人だと
ワヤンさんが教えてくれました。誰もが作れる
料理ではないそうです。




肉はとても柔らかく、バリ島風味の香辛料も強くなく、
辛さも少なめにしてくれました。
皆さんと美味しくいただきました。



  

   
  




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