日日不穏日記gooブログ版

本棚にテレビ。自分の部屋の今そこにある危機

 【BSE全頭検査の見直し検討 20カ月以下除外案】。要はアメリカ側が拒否している全頭検査の基準を緩和して輸入再開の糸口を見つけたい日本側に譲歩の動きというわけだが、多少の妥協程度では輸入再開とはならないのが現状というわけだ。その根拠となった【日本における牛海綿状脳症(BSE)対策について 中間とりまとめ】を読むとBSEから派生するvCJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)の日本による患者の発生予測は0.1~0.9人という。もちろん試算だから妥当性はわからない。が、ことBSEに関するリスクは相当に低いのではと感じる。やれ、マスコミは全頭検査とBSEばかり問題にするが、米国産牛の衛生管理や抗生物質の蓄積やホルモン剤使用とかさ、その実態がどうなのかをあまり論じようとしない。むしろ問題はそっちじゃないのか。ひどく問題を矮小化しているような気がするけどどうなのかね。ことリスクに関して言えば自分にとってはBSEや抗生物質より切実なのは自分の部屋。備え付けの本棚6+1で計7列の本棚は前後2列2400冊詰め込まれた本の山は凶器の集合体。いくら備え付けでも地震でもあれば本は飛ぶ。下敷きになる前に1冊でも直撃を頭に受ければ即死は必至。BSEからヤコブ病に感染して死ぬより、よっぽどリスクは高い。【家に潜む凶器「逃げろ、下敷きに」倒れる本棚 ガラス散乱 】・・・ううう。やっぱり死ぬな。日曜日には32型の液晶テレビが部屋の家具に仲間入りするから、リスクはさらに高まる。明後日の天気は曇りのち晴れ。予定通り、小串鉱山には行けそうだが、今日の配達では旦那が小串鉱山で生まれたと言う組合員さんから、「熊出るから一人で行くと危ないよ」と言われる。熊かい!「土曜日のニュースにならなかったら無事だってことにしといてよ」と言っておくが、ううむ、新たなリスクか。ま、これも自己責任かな。天候だけでなく、新たなハードルがまた一つ見つかったわけだ。明日、尊敬する中西準子教授の『環境リスク学-不安の海の羅針盤-』(日本評論社)が発行される。環境ホルモンやBSEについて中西さんが何を言うかを羅針盤の一つとしてきた自分にとっては座右の書になりそう。容赦ない物言いゆえ、消費者団体や(一部の)生協を敵に回してきた碩学の論考を読むのが今から楽しみだ。

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