日日不穏日記gooブログ版

PRIDEという幻影

 毎年大みそかと言えば、格闘技、となったのは、2000年のINOKI BOM-BA-YEから。その格闘技ブームの頂点と言えたのは、今にして思えば、2002年から2003年までの2年間だろう。

 当時はK-1とPRIDEは蜜月時代。ボブ・サップが両団体とプロレスを縦横に荒らし回り、東京ドームやさいたまスーパーアリーナに押し寄せる観客の熱気は凄まじい限り。その集大成が2002年8月28日に国立競技場に91、107人(主催者発表)を集めたDynamite!!。



 ノゲイラがサップ相手に大逆転劇を演じた空前の大イベント。10月のK-1開幕戦でサップとホーストが闘う前の何とも言えないゾクゾク感。とにかく、当時のK-1もPRIDEも次の興行を毎回心待ちにするほど、本当に面白かったのだ。

 3月にそのサップを一撃で倒したミルコがPRIDEに移籍して、両団体の蜜月は終わり、その年末には、INOKI BOM-BA-YEとK-1、PRIDEが三つ巴で大晦日興行。K-1のサップVS曙が瞬間視聴率で紅白越えという頂点を境に、格闘技バブルは徐々に下降線を辿っていく。



 その2003年のベストバウトと言えば、僕的には、ノゲイラVSミルコのこれまた大逆転劇。ネットで結果は知ってても、あれだけ興奮した試合って後にも先にもないよ。中継でノゲイラ贔屓の小池栄子が大騒ぎして顰蹙を買ったけど、あれを目の当たりにすればさぁ、興奮するのは無理はないさ。

 フジの撤退を機にPRIDEは崩壊に追い込まれていくけど、それはもう時代の流れで仕方がないんじゃないかって今は思ってる。でも、いくら今のUFCが人気があって面白いとはいっても、試合、演出、観客・・・どれを取っても、全盛期のPRIDEの方が断然上。PRIDEこそが最高の格闘技イベントだった・・・それだけは僕の揺るぎない確信だよ。

 今年の大晦日の格闘技興行は、まさに正念場。ギャラ不払いとか、巨額の負債とか、スポンサー問題とか、景気の悪い話ばかりが聞こえてくるけど、ホント頑張ってほしい。DREAMにもK-1にも大きな期待してるんだからさぁ。

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