日日不穏日記gooブログ版

視野狭窄では原因は見えない

 夕方から共済センターの職員を招いてコープ共済の学習会。ジュニア18コースの改訂(1泊2日から保障、1回の入院日数が2倍、賠償責任特約が2倍)を中心に充実した話を聞く。制度内容はどこにも負けないのだから、あとはいかに良さを伝えられるか、熱意を持って話せるか、だね。最新号の「ピコ通信」(化学物質問題市民研究会)にシックハウス問題の学習会で講師が「佐世保の少女も有機リンにやられている可能性があるのでは」と発言したことが紹介されていて、この手の情報が未だに市民運動では流通していることにいささかうんざり。要は「有機リンが神経に作用する危険物質で発達期にある子どもの行動異常の原因物質」という散々、環境ホルモン騒動で聞かされた言辞の焼き直し。他にも食品添加物や電磁波などが脳や神経に影響を与えるってバージョンは環境や食の安全に熱心な市民の間に昔から流通していたし。むろん、そうした可能性はゼロではないかもしれない。ただ、得てしてこの類の物言いは社会的問題の原因を「全て」化学物質による影響であるというトンデモない結論に導きがちだ(全編、この手の情報で埋め尽くされた『買ってはいけない』の著者の一人、船瀬俊介氏の『環境ドラッグ』なんて本は行き着くところまでイってしまったトンデモ本)。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「環境問題」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事