おはようヘミングウェイ

インターネット時代の暗夜行路。一灯の前に道はない。足音の後に道ができる。

アインシュタイン、フランケンシュタイン、エイゼンシュテイン

2013-09-27 | Weblog
中秋の名月から数日後に見た夢である。当方はイタコとなって降霊会のさなかにある。

まず降りてきたのはアインシュタインである。有名な、あの舌だしの表情でお目見えだ。





博士、お言葉を!

「熱いストーブの上に1分間手を載せてみてください。まるで1時間ぐらいに感じられるでしょう。ところがかわいい女の子と一緒に1時間座っていても、1分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性というものです」

博士は続ける。

「挫折を経験した事がない者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ」

博士が語ると極めて説得力がある。他の人が言うと、なんということがないような言葉だが、博士の口から出ると深みが出てくる。これぞ相対性というものだ。


次に降りてきたのがフランケンシュタインだ。われわれが思い描く、あの顔の主だ。





フランケン、メッセージを!

その顔の主は少しばかりいらだった口調で応える。

「俺はフランケンシュタインじゃない! その名は俺をつくった奴の名だ! ちゃんと原作を読め!」

そうだったのか、フランケン! ごめんね、シュタイン!

「ふざけた奴には背後霊となってとりつくしかないな」


そしてエイゼンシュテイン。




無言である。でも、何かを示唆している表情をしている。

アインシュタインとフランケンシュタインという無関係な2つの画像から、新たな意味づけとしてのエイゼンシュテインの画像の登場。モンタージュ理論風に解釈すれば、知性の行き着くところに怪物の出現ということだろうか。


最後に美女が降りてきた。



あなたは誰?

クレオパトラのような横顔が印象的である。

頭が当方に向かって回転し、正面から顔を観ることができた。




多くの男たちを魅了した、その眼差し。

アインシュタイン、フランケンシュタイン、エイゼンシュテインが溶け合って誕生したアフロディテ。終わりよければ、すべてよし。これは夢でも同じだ。

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