当館の敬老ウィークも今日の緑ヶ丘の団体さんで終了しました。期間中は敬老と迎えられた高齢者の方々も終始笑顔でした。今年も元気にこの会に参加でき、これから何回参加できるでしょうか、とはある敬老会の席上で聞いた話です。その方は見るからに若い、決して80歳という歳を感じさせないパワーの持ち主でした。自ら敬老の一人なのに、居住区の敬老会にも当然お呼ばれしながらも、参加者からのリクエストで元気に自己流の踊りを披露、女装しての「支那の夜」や美空ひばりさんの歌だったか、その振り付けが上手いという部類にはなく、音に合わせて踊っているといった類で、参加者のハートを捉え、愛嬌を振りまいてはその“エキス”で若返りを図っているのだろうと、そういつも思っていました。
80歳を過ぎても米(よね)ちゃんと皆から親しまれ、私も30数年歳が離れていながらも「米ちゃん」と気軽に呼ばさせていただいております。「あんたも一緒に踊らんね」とは米ちゃん。芸名は駒三郎。そのメンバーはひょうたん駒一座と称し、当館のイベント「コミック舞踊」をこれまで随分と盛り上げてくれてました。座長は幸太郎さん。この方はすでに現役を退き、今や米ちゃんが出演する各地の宴会場の舞台下に陣取り、声援を送っています。
その米ちゃんが22日、当館で行なわれました「ふるさとライブ」に舞踊家として出演。様々なパフォーマンスに会場から盛んな拍手が送られてました。そのふるさとライブ、実は高千穂町出身の演歌歌手が出演しました。興梠照代さんがその人(現在は大阪在住)。地元の歌謡グループとのコラボで、自身のオリジナル曲5曲をたっぷりと歌い挙げてくれました。他の人が歌っている途中に曲が消えるなどのハプニングもありましたが、素人達の集団ながらどうにかうまく進行しまして、4時間半のステージに皆満足して帰っていきました。
興梠さんの高校が延岡だったこともあり、同窓生の顔も見られました。敬老会の合間をぬっての今回のライブ。来季以降も延岡に帰って是非歌いたいとは、興梠さん。郷土延岡に錦を飾りたいと常々そう思っているようです。歌う途中には感極まって涙声で歌うこともあり「涙腺が弱いんです」とは興梠さん。時折、負けそうになると会場から「頑張れ」と声援も聞かれ、なかなかのステージでした。オリジナルの舞踊も一役買ってまた盛り上げていたのは言うまでもありません。