最近の話題から（仕事の話からそれます）。
メジャー復帰第１戦で２安打を放って日本タイ記録をつくり、
翌日（日本時間１７日）、日本新記録を打ち立てた
シアトルマリナーズのイチローの話。
これまでプロ野球安打数の日本記録は
張本勲氏が持つ３０８５安打でした。
それを日米通算でイチローがタイに持ち込み、
１７日に遂に日本新記録を達成しました。
朝日新聞のスポーツ欄に興味深い記事がありました。
それは３０８５安打の日本記録は自分であると。
イチローは日米をまたにかけて二国間で達成した記録。
しかし、張さんが言うには純粋に日本で残したのは
「自分だけである」と。
この言葉が何をか言わんや、です。
これまで野球発祥の地アメリカと日本の力の差が
指摘されていた時代がありました。
たとえば、王さんのホームラン数。８６８本。
世界記録ではありますが、
双方の野球のレベル等の条件が必ずしも平等でない、
という観点や日本の球場の狭さなどが問題視されて、
メジャーでは世界記録としての認識がないようです。
ところが、イチローに対しての発言の裏には、
メジャーの実力は認めつつ、
純粋に日本で記録したのは「自分だけ」と主張しているようで、
後に続くプロ野球選手に純粋に（日本だけで）
自分の記録を塗り替えてくれよ、
という強い気持ちが伝わってきます。
それと、もう一つはイチローは“別格”と見ており、
この先も日本だけで自分の記録を塗り替える選手がいてくれるか、
とも聞こえてきそうですがいかがでしょう。
張さんは、メジャーに流失する選手を嫌っている節があり、
そのことはサンデーモーニングの発言でもよく分かります。
そういった意味からも日本のプロ野球を育て上げたい
という願望、この気持ちはOBの中でも一番強いんじゃないでしょうか。
きっと“愛国心”の強い方なんでしょう、張さんは。
しかし、最近の日本の野球は先のWBCの二連覇で結果を出し、
世界でも認められていると私は思います。
通算の記録や日本単独の記録もきっと認められることでしょう。
とまぁ、野球の話になると力が入ります。