おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

郵政民営化は地動説ではない

2005年08月13日 15時54分23秒 | Weblog
ガリレオは「それでも地球は動いている」と言った、天動説から地動説という価値観の大転換を小泉首相は言いたいのでしょう。

衆議院解散以来、自民党の肩を持つようなことを書かざるを得ないのは、民主党があまりにも情けないからです。

だが、わが党では郵政民営化は本質的問題ではないと書いてきました。

それこそ天動説から地動説への転換を求めているから、本質的問題ではないと言っているのです。

小泉首相のなしている郵政民営化は価値観の転換ではありません。

かつては、国鉄、電電公社などを民営化しており、また「小さな政府」という発想はかつての時代にあったわけです。

何もとりたてて新しいことをやっているわけではないのに、自民党に巣食っている連中があまりにもひどいために、このような事態になっています。民主党もまた、旧来型の野党方式でしか行動できないというジレンマに陥っています。

民主党もまた同じく、郵政民営化は本質的問題ではないとしています。

では、何が本質的なのかというと、役人天国を廃止すること、税金の無駄遣いをやめさせることといっています。

それでなぜ郵政民営化が反対なのか理屈が立っていない。


平和党は、国が無駄遣いしようと、民間が競争しようと、「自分だけがお金を得る」という発想、また資本を集中させて、それを大きな力にすること。これは政府型である社会主義でも民間型である資本主義でも同じ欠陥を持っていると指摘しています。

平和党の提唱する自然主義経済は、本当のガリレオ的世界観の大転換なのです。

なにしろ、お金を持っていると損をし、自然万物、人間や生物が本来必要なものこそが価値の高まる経済体制であるからです。

そのためには減価する自然通貨を使い、食料・エネルギーが完全無償で与えられ、住宅が与えられる。

こういうと世間の常識の枠内でしか考えられない人は、マルクス主義であると考えがちですが全く間違っています。

それは政府の力によってするのではなく、自然主義経済市場によって成立します。

したがって、平等ではありませんが自由はあります。

そうしたら誰も働かなくなるではないかという質問も、お決まりの質問ですが、

それは資本主義・社会主義を前提に、現在の貨幣制度の土台で考えるからそうなるのです。

大量生産、大量消費、大量廃棄しなければ成り立たない経済システムであるから

無用な労働時間が増え、貨幣を貯蓄すると増殖機能があるから、無用な消費、投資、労働が増えるわけであります。



今回、大騒ぎとなっている郵政民営化法案ですが、この法案が通った後に

それは改革ではなかったということに、やがて気づくでしょう。

かつての政治改革法案のときも、今のように大騒ぎでした。

政治改革はなされたでしょうか?


政治改革と郵政改革は問題が違うというのであるなら

国鉄民営化によって、国の赤字が少しでも軽くなったでしょうか。

JRになったことによってサービスはよくなりました。

ですが、国の改革にまではいたっていません。


だからといって郵政民営化に反対するものでもありません。

なぜなら反対したら立ち止まっているだけです。

動き出すためには、本質的問題ではなくても郵政民営化にとりあえず力を貸す必要があります。

すでに平和党党員・支持者のみなさまには、郵送でこのことを伝えてありますが、

ここで改めて今回の選挙では「郵政民営化」を一つの過渡期として

支持すべきではないかと提案します。


平和党http://heiwatou.jp




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