▽本会議
井上義久公明党幹事長、志位和夫共産党委員長、馬場信幸維新の会幹事長による代表質問。
二階俊博自民党幹事長による故・鳩山邦夫前議員への追悼演説。
●井上義久議員
公明党の井上義久幹事長は、東北大学工学部出身で、現在は衆議院東北比例区選出。新進党時代から8回連続東北比例区で当選しています。
豪雨被害、中小企業支援、働き方改革、無年金者対策、TPP国内対策、復興、防災・減災対策について質問。政府の答弁は以下の通りです。
【安倍晋三首相】自民党衆議院議員
(豪雨被害について)北海道・東北地方を襲った一連の災害を激甚災害に指定した。道路、河川などのインフラ復旧、住宅再建などについて、被災地の人々に寄り添い、できることを全て行うとの方針でスピード感を持ち全力で取り組む。
(中小企業支援について)中小企業がデジタル技術を活用し、新たな需要の創出と生産性を向上できるよう第4次産業革命の実現を後押しする。
(働き方改革について)長時間労働の慣行を断ち切ることが大切だ。働き方改革実現会議で議論を進め、年度内に具体的な実行計画を取りまとめ、関連の法案を提出する。
(無年金者対策について)受給資格期間の10年への短縮で、多くの人々が間違いなく年金を受け取れるよう、対応に万全を期すため、来年8月施行とし、10月から確実に受け取れる予定である。
(TPP国内対策について)今回の補正予算において、輸出の拡大、担い手の育成、中山間地域の農業所得の向上など必要な対策を盛り込んでいる。公明党とも緊密に連携しつつ、年内を目途に改革プログラムを取りまとめる。
(復興について)東京電力福島第1原子力発電所の廃炉、汚染水対策では、国が前面に立ち、安全かつ着実に取り組み、国民に正確な情報発信を行う。併せて継続的な健康調査、風評被害対策などを講じる。
【石井啓一国土交通相】公明党衆議院議員
(防災・減災対策について)大規模水害では、決壊前の時間を引き延ばす堤防構造を工夫するなどの危機管理型のハード対策と、自治体の的確な判断や、住民の避難行動につながるタイムラインの策定などハード・ソフト一体で取り組む。
公明新聞より
●志位和夫議員
日本共産党の志位和夫委員長は、南スーダンPKOについて以下の質疑を行いました。
南スーダンでは、7月、首都ジュバで、大統領派と副大統領派による大規模な戦闘が起こり、民間人数百人が死亡し、副大統領が国外に脱出するなど、内戦の悪化が深刻になっています。自衛隊の宿営地の隣のビルで2日間にわたって銃撃戦が起こり、宿営地内で複数の弾痕が確認されるなど、自衛隊は危険と隣り合わせで活動しています。この事態にさいして、国連安保理は、8月、4000人のPKO部隊の増派を決め、この部隊には事実上の先制攻撃の権限が与えられました。
総理は、今年1月の私の本会議質問に対して、「南スーダンPKOの活動地域において武力紛争が発生しているとは考えておらず、派遣の前提となるPKO参加5原則は維持されている」と答弁しました。しかし、いま起こっているのは紛れもない内戦そのものではありませんか。「紛争当事者間の停戦合意」をはじめとする「PKO参加5原則」はもはや総崩れではありませんか。安保法制に基づいて自衛隊に新任務を付与し、任務遂行のための武器使用を認めるならば、南スーダンが「殺し、殺される」初めてのケースとなる深刻な危険があると考えますがいかがですか。
南スーダンにおける安保法制の発動は中止すべきです。自衛隊を南スーダンから撤退させ、日本の貢献は、憲法9条にたった非軍事の人道支援、民生支援の抜本的強化へと転換すべきです。総理の明確な答弁を求めます。
日本共産党は、憲法違反の安保法制=戦争法を廃止し、立憲主義を取り戻すために、他の野党、広範な市民の運動と協力し、全力をあげることを表明するものです。
し
以上、PKO参加5原則は崩れているとのことです。
PKO参加5原則とは
1)紛争当事者の間で停戦合意が成立していること
2)当該平和維持隊が活動する地域の属する国を含む紛争当事者が当該平和維持隊の活動及び当該平和維持隊へのわが国の参加に同意していること。
3)当該平和維持隊が特定の紛争当事者に偏ることなく、中立的立場を厳守すること。
4)上記の基本方針のいずれかが満たされない状況が生じた場合には、我が国から参加した部隊は、撤収することが出来ること。
5)武器の使用は、要員の生命等の防護のために必要な最小限のものに限られること。
安倍首相は、陸上自衛隊が国連平和維持活動(PKO)に参加している南スーダン情勢では7月に国内勢力同士が衝突して以降、「双方が敵対行為の停止を表明した」と指摘。PKO参加5原則は維持されていると強調しています。
· 志位委員長の代表質問/衆院本会議 [ 2016.09.29 ]
●馬場信幸議員
日本維新の会の馬場信幸幹事長は代表質問の中で、身を切る改革を提唱しました。
民進党は公務員の給与を削減すべきだとしながら、これまで公務員給与値上げ法案に賛成してきたことを批判してきており、維新の会は大阪府・大阪市に置いて率先してやってきており、民主党政権ではこれをしてこなかったことを批判しました。
また、蓮舫代表の二重国籍問題、山尾志桜里前政調会長による政党選挙区支部を通じての選挙区内への買収行為などを是正するため、公選法改正案などを提出したことを紹介。
安倍首相は、各党各会派で議論するべきだとして答弁をしました。
維新の会提出の法案については、全会一致での可決を望みます。
馬場伸幸日本維新の会代表質問 パクリ野党第一党批難 蓮舫法提出
●二階俊博議員
自民党の二階俊博幹事長は、鳩山邦夫議員死去に伴う追悼演説を行いました。
私個人としては、旧民主党時代に東京都連会長として鳩山邦夫先生に選挙の指導をいただきました。選挙は足と胃と肝臓であると。当時の民主党都連は浮動票当選者が多くあり、地元を大事にすべきとする都連内では貴重な意見でありました。まことにお悔やみ申し上げます。
▽懲罰委員会
委員長の挨拶、理事の選任。
大島理森議長に選任された大島敦議員が、懲罰委員会委員長就任のあいさつ。
理事の補欠選任については、
自民党からは江崎鉄磨、鴨下一郎の2委員が任命され、理事会は以下の通りの構成となりました。
自民党は江崎鉄磨、金子一義、鴨下一郎の3理事。
民進党は江田憲司理事。
公明党は漆原良夫理事。
以上、委員長含む6名。
【参議院本会議】
民進党・新緑風会から蓮舫民進党代表が代表質問。
自由民主党から橋本聖子参議院会長が代表質問。
国会議員として在職二十五年に達した 柳田稔議員を院議をもって表彰し、柳田議員が謝辞演説。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます