おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

武人の形態

2009年06月01日 16時52分45秒 | Weblog
武人の2形態とは、

●政治武人
●経済武人

であり、さらに政治武人は、

●末期政治武人
●新規政治武人

に分かれる。

今、思いつきで書いているのであとから変更を加えるかもしれない。

次に、経済武人は、


●守銭奴経済武人
●奴隷経済武人

に分かれる。



まず、政治武人とは、武力によって政治支配を治めたものを言う。この場合、必ずしも戦争や武力革命で勝ち上がるというのは条件ではなく、強い警察力を持って犯罪を撃滅したとか、大災害から民衆を救助したとか、未開の地を開拓したことによって、支配権を得たことも含む。しかも、今後人類が歩む武人政治は、核兵器という武器文明のマックス到達によって、戦争よりもそれ以外の方法での武力社会になることが考えられる。


経済武人とは、政治武人による支配が安定し、武力出動の機会が減少したことにより現れる。政治武人は不必要とされ、経済武人には武力そのものよりも高い学識が必要とされ、ホワイトカラー化する。実力よりも法律が優先され、これこそが進歩であると語られる。
現在、警察官の人員不足が言われているが、交番勤務や現場勤務が嫌われ、みな昇級試験のために、肉体労働よりも頭脳労働が尊くなったからである。これは再び、頭脳労働よりも肉体労働がいずれ尊くなる。

我々人類は、肉体労働から頭脳労働に一直線に進歩していると思っている人はたくさんいるが、実は肉体労働と頭脳労働のどちらが上に立つかということは、交互に繰り返しているだけである。

頭脳労働が尊いとされた世の中では、政治武人はいなくなり、政治は知識人に任される。このとき末期政治武人現象が起きる。末期政治武人は、平和な時代に政権にいるため、武芸のスポーツ化、文化化が起きて、緊迫感がない。武術がマニュアル化されているため、危機管理能力において、新規政治武人よりも劣る。

末期政治武人とは、現代で言う自衛官、警察官など政府に雇われる実力部隊の公務員である。彼らの元をたどると、江戸幕府の末期政治武人を倒した新規政治武人であった。あるいはGHQ支配によって、作られた新規政治武人であった。

新規政治武人は、現政権には雇われていない武人である。したがって、現政権から見れば賊の類いになる。

賊は常に官権の実力部隊に鎮圧されるはずなのだが、時の政権が守銭奴支配に陥り、貧困が暴動に出ようという時代のみ、鎮圧されずに政権交代を起こしてしまうのである。


知識人政治はやがて経済人政治を作りだす。経済人政治は、経済武人による治安を求める。

経済武人の二種類は、守銭奴経済武人と奴隷経済武人。

守銭奴経済武人は、民間の武人であり、しかもそのトップは武人ではなく商人である。海外で言えば傭兵を雇う企業、セキュリティ会社として、大企業のCEOをボディーガードする人や、現金輸送警備、金庫を見張る武人等。日本で言えば、SECOMやALSOK、セントラル警備などの大手警備会社。

あるいは、防衛省や警察庁の天下り機関である。交通安全協会などと称して、何も仕事をせず運転免許更新手続きのさいに勝手に手数料を引いている守銭奴団体である。


次に奴隷経済武人は、これら民間武人組織の中でも末端で業務に従事し、搾取主体になっている人たちや、ボランティアで治安を守りながら、本業が貧しいながらも生計をギリギリで立て、貧困のデッドラインにありながらも義勇が優れた人である。


守銭奴経済武人は、末期政治武人によって成り立っている。したがってぬくぬくしているので隙だらけになる。

奴隷経済武人は、守銭奴経済武人のオコボレで生きるが、圧倒的多数の民衆から支持され、いずれ新規政治武人になる。


次に政治武人と経済武人の比較をしてみよう。

政治武人は、自らの手によって土地を得ている。政治武人が土地を切り開いているので、そこで働く農工商は、自ら進んで税金を払いたがる。危険がひそんでいるため、安全を保証して欲しいからである。元々、政治武人たちの手によって開かれた、あるいは手に入れた土地であるから当然そうなる。したがって、売上に税金をかけるというよりかは、地代をもらっているのに似ている。


ところが、経済武人の場合は、無理やりに安全保障という市場、ビジネスチャンスを作り出しているので、農工商の民はカネを払いたがらない。何しろ、新規政治武人の支配している時代は終わり、世の中は平和なんだからそんなものにカネを払う必要はないと考える。したがって、経済武人はヘェコラ頭を下げて、商人のシタッパとして、取り扱われる。

すでに政治権力の中に警察や消防があるんだから、警備会社なんていらない。警察官は自動的に給与をもらう安泰さがあるが、警備員は商業施設が儲からないと保安警備は成り立たない。イベント会社が儲からないと雑踏警備はない。工業も栄んにならないと、道路工事の交通誘導や、危険な工場での常駐警備や消防警備は成り立たない。現金輸送警備も、商人が儲かってこそ必要になるし、大企業の社長も搾取搾取によって初めてボディーガードを付けられるわけだ。


だから警察官は尊ばれ、警備員は奴隷扱いされる。

しかし、親方日の丸は必ず没落し、生活に必死な人々によって逆転現象が起きる。

親方日の丸側は、常に中央集権と既得権の維持のため動く。巨大な富を持つからこそ巨大な赤字になりえ、巨大な実力部隊を持つがゆえに小回りが利かず、常に勝ってきたからこそ、いとも簡単に、時代の要請により崩れてしまうのである。

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1 コメント

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Unknown (吉田)
2009-07-24 17:40:35
そもそも運転免許証の更新自体、不要なんですが、日本人はアホな人が多いので、国の言いなりになっているだけなですね。
すでに運転試験に合格している人を、何のために高い更新料と貴重な仕事を休んで安全協会まで行かせるのかなんです。すでに免許書を取得している人が、さらに更新などと言うことは、まったく必要ないのです。
車を持っていても生活が苦しい人が増えている時代、だからこそこんな不当な出費を強いられる制度は一刻も早く廃止すべきです。
利権でがんじがらめの自民党では、廃止は無理でしょうから、民主党政権に替わったら一刻も早くこんな悪制度は廃止してもらいましょう。
それが、国民の利益です。
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