おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

マイナス金利とマイナス通貨

2016年04月04日 18時32分38秒 | Weblog
現代の政策課題の中では、長期的に本当は必要なのに、今どうするかという流れにならざるを得ないことがたくさんある。
現在なされているマイナス金利だけであると、低所得者や年金生活者にも打撃を与えてしまう。そこで、通貨にマイナス機能をすることにより、すべてが流れ出す。

●物理的事実
一番下の図には、左側に松の木、右側にクヌギの木が描かれている。
松の木は十年で100ユーロになるらしい。
クヌギの木は成長が遅いが価値は高く、百年で1000ユーロ。
どちらの木も一年に10ユーロのコストがかかるとするのなら、
松もクヌギも損益ゼロで白字である。


●資本主義経済の場合
上の図の二段目には「年5パーセントのプラス利子がかかる通貨」とある。
松は、十年後に100ユーロで売れるということは、今その苗はいくらであるかを計算する。
我々が現在採用しているプラス利子の世界で、仮に利子が5パーセントとしよう。
そうすると十年後の100ユーロは、現在61.39ユーロである。
(計算方法は100÷1.05の10乗)
クヌギの場合は、百年後1000ユーロ。現在は7.6ユーロである。
(計算方法は1000÷1.05の100乗)
そうすると、現在61.39ユーロの松は、クヌギよりも価値が高いこととなる。
ということは、この資本主義経済のシステムは、目先のものを回収する事が非常に重要なこととなる。
クヌギのような長期的なスタンスでのぞまないとできないものは、現行のシステムは望まないのである。


●マイナス通貨制度を導入した場合
「年5パーセントの持ち越し費用がかかる場合」、つまり一年に5パーセント価値が減るとする。
松は十年後に100ユーロで売れるわけだから、現在の苗だと167.02ユーロになる。
(計算方法は100×1.05の10乗)
未来よりも現在のお金の方が67.02も高い。
クヌギは百年後に1000ユーロで売れるわけだから、現在の苗だと16万8900ユーロと桁違いになる。
未来よりも現在のお金の方が16万7900ユーロも高い。
ブラス利子・ブラス通貨の常識であると目先のものにお金を使うが、マイナス金利とマイナス通貨だと長期的なものにお金が使える。
よく、「環境と経済の調和」などと無責任に、選挙のときに公約に掲げるものが多いが、
根本的に現在の資本主義、あるいは政府型資本主義である社会主義をやっても、環境と経済は調和しない。大きな矛盾を抱えているからである。
税収を増やしても、手数料をとっても、利子がプラスに働いている以上、違う部分でゆがみがでてくるのである。
現在のところ、日銀が行うマイナス金利は、経済に詳しい人々、つまりはこれまでの経済常識にとらわれた人々から評判が非常によろしくない。今までにないことをやっているからだ。

日銀がやっているから、政府はそれを認める。だから自民党議員も消極的に賛成している。これを積極的に賛同する声は与党からはない。もしもこれを民主党政権でやっていたのならば、野党・自民党は非難を浴びせただろう。

そして二か月ほど前、民主党議員が衆議院予算委員会でマイナス金利をやれと、黒田総裁に求めたが、それを黒田総裁は否定した。しかしその直後にマイナス金利をやったのである。そうしたら民主党の人々は何を言ったか。そんなことはあり得ないというのである。野党は誠に、与党が西むきゃ野党は東という論理でしか動いていない証左であった。


ひさびさ投稿の試し

2016年04月03日 13時25分26秒 | Weblog
とにかくなんでもいいから、政策もどうでもいいから議員になれと。どんな卑怯でアンフェアな方法でもいいから地位を得よと。
議員であることが1つの価値なんだと。議席経験のない者は何を言ってもダメなんだと。
こういうバカとたくさん付き合ってきた。
先ほど、ある国会議員が良いことを言っていた。そんなんで当選したり、総理大臣になったりするから結局何も果たせず、国民や住民を裏切り消えていく。

確かにそうだ。
しかしそういうクズな地方議員であっても五分の魂あり。存在まで否定する必要はない。でも、あのような人々の仲間にはなりたくないね。政党名が変わっても根性は同じだろう。