「下手なオーケストラがあるのではない。下手な指揮者がいるだけだ。」
誰の言葉だったか忘れましたが、
指揮者の力量次第でオーケストラを輝かせもし、また輝きを失わせもする・・・
という意味合いだと思います。
でも、実際に演奏するのは楽団員だし、うまく奏でるのもミスするのも
団員の実力次第なんじゃないの?、とも思っていましたが・・・
「カリスマ性」とはこういうことをいうのでしょうか?
カリスマのオーラを浴びた演奏者達は、全ての雑念が消え、ただ音楽のみに集中する。
だから、あのような演奏ができるのでしょうか。
決して大柄な人ではないように見えましたが、
広げたその腕の中に、巨大なオーケストラ全てが包み込まれる。
演奏者達はその腕に抱かれて、不安も緊張もなく、ただ最高の音色を奏でる。
だから、あのような演奏になるのでしょうか。
冒頭の言葉は、そのような意味なのかもしれません。
指揮:チョン・ミョンフン
アルト:藤村実穂子
女声合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:東京少年少女合唱隊
演奏:NHK交響楽団
間違いなく、N響定期公演史上屈指の名演です。
100分間の長大な、長大な交響曲。
しかし徐々に時間の感覚は薄れていき、音で満ちた世界に埋没していきます。
マーラーの交響曲第3番を生で聴いたのは初めてです。
しかし、再度聴こうとは、もう思わないかもしれません。
二度とこのような演奏には出会えないと思いますから。
これでマーラーの交響曲は、第1番から第9番および「大地の歌」と
全てコンサートで聴いたことになります。
自身のマーラー・チクルスの最後を、素晴らしい演奏で飾ることができました。
嗚呼、ソロ・トロンボーンの太く輝く美しい音色。
彼方から聴こえてくる完璧なポストホルン。
微妙なニュアンスを奏でるオーボエ。
勇壮なホルンのユニゾン。
力強い低弦、美しいヴァイオリン群。
名演です。
曲の開始時には、児童合唱団がいませんでした。
最初からいたら眠くなっちゃうから、途中で入場するのかな?と思っていたら、
第3楽章の終了間際、行進するように袖から出てきて、終了と同時にぴったり整列。
こんなところにも「カリスマ」の影響が・・・。さすがです。
第5楽章冒頭、見事に揃った歌い出し。さすがです。
奇跡のような演奏会でした。
誰の言葉だったか忘れましたが、
指揮者の力量次第でオーケストラを輝かせもし、また輝きを失わせもする・・・
という意味合いだと思います。
でも、実際に演奏するのは楽団員だし、うまく奏でるのもミスするのも
団員の実力次第なんじゃないの?、とも思っていましたが・・・
「カリスマ性」とはこういうことをいうのでしょうか?
カリスマのオーラを浴びた演奏者達は、全ての雑念が消え、ただ音楽のみに集中する。
だから、あのような演奏ができるのでしょうか。
決して大柄な人ではないように見えましたが、
広げたその腕の中に、巨大なオーケストラ全てが包み込まれる。
演奏者達はその腕に抱かれて、不安も緊張もなく、ただ最高の音色を奏でる。
だから、あのような演奏になるのでしょうか。
冒頭の言葉は、そのような意味なのかもしれません。
指揮:チョン・ミョンフン
アルト:藤村実穂子
女声合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:東京少年少女合唱隊
演奏:NHK交響楽団
間違いなく、N響定期公演史上屈指の名演です。
100分間の長大な、長大な交響曲。
しかし徐々に時間の感覚は薄れていき、音で満ちた世界に埋没していきます。
マーラーの交響曲第3番を生で聴いたのは初めてです。
しかし、再度聴こうとは、もう思わないかもしれません。
二度とこのような演奏には出会えないと思いますから。
これでマーラーの交響曲は、第1番から第9番および「大地の歌」と
全てコンサートで聴いたことになります。
自身のマーラー・チクルスの最後を、素晴らしい演奏で飾ることができました。
嗚呼、ソロ・トロンボーンの太く輝く美しい音色。
彼方から聴こえてくる完璧なポストホルン。
微妙なニュアンスを奏でるオーボエ。
勇壮なホルンのユニゾン。
力強い低弦、美しいヴァイオリン群。
名演です。
曲の開始時には、児童合唱団がいませんでした。
最初からいたら眠くなっちゃうから、途中で入場するのかな?と思っていたら、
第3楽章の終了間際、行進するように袖から出てきて、終了と同時にぴったり整列。
こんなところにも「カリスマ」の影響が・・・。さすがです。
第5楽章冒頭、見事に揃った歌い出し。さすがです。
奇跡のような演奏会でした。
昨年、コンセルトヘボウのマーラーの第3番コンサートに行けず残念に思っていましたが、N響定期でこんなにも凄い3番が聴けるとは…。
N響の底力を感じた演奏会でした。忘れ得ぬ雪の音楽会。一生の思い出になると思います。
コメントありがとうございます。
私はCプロ二日目(土曜)の演奏を聴いたのですが、一日目も同様に素晴らしかったようですね。
いろいろな方のブログでも皆絶賛でした。
まさにN響のポテンシャルの高さを見せつけた演奏でした。
そしてもちろん、チョン・ミョンフンの力も。