最後の3曲、
第102番変ロ長調
第103番変ホ長調『太鼓連打』
第104番ニ長調『ロンドン』
を聴きました。
改めて感想を述べる必要もない有名な曲ですが・・・。
第102番の第4楽章。
なんと楽しくかっこよく、そして斬新な曲でしょう。
聴けば聴くほど味わいが増してきます。
第103番『太鼓連打』は
冒頭のティンパニの連打からの命名です。
ブリュッヘン指揮の演奏を聴いたときは、
この部分が即興のように演奏されていましたが、
そのほうがハイドン先生らしくていいなと感じました。
そして最後の曲、交響曲第104番ニ長調『ロンドン』。
偉大な作曲家は、この曲が自分の最後の交響曲になる、
と予感しつつ曲を作ったのでしょうか?
ほとんどの場合はおそらく違うと思います。
でもたとえば、
モーツァルトの交響曲第41番ハ長調。
ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調。
どちらも大作曲家の最後の交響曲に相応しい傑作です。
そしてハイドン先生も・・・。
第1楽章は序奏から始まりますが、
なんという堂々とした威厳のある響きでしょう。
そして対位法を駆使して華麗に主題が展開する
疾走感溢れる素晴らしい終楽章。
「交響曲の父」ハイドン先生のまさに集大成です。
少なからぬ達成感の余韻に浸りつつ・・・
改めて交響曲第1番ニ長調を聴いています・・・