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前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

グランド・フィナーレ?

2009-07-25 09:17:22 | ハイドン先生の作品
最後の3曲、
第102番変ロ長調
第103番変ホ長調『太鼓連打』
第104番ニ長調『ロンドン』
を聴きました。

改めて感想を述べる必要もない有名な曲ですが・・・。


第102番の第4楽章。
なんと楽しくかっこよく、そして斬新な曲でしょう。
聴けば聴くほど味わいが増してきます。

第103番『太鼓連打』は
冒頭のティンパニの連打からの命名です。
ブリュッヘン指揮の演奏を聴いたときは、
この部分が即興のように演奏されていましたが、
そのほうがハイドン先生らしくていいなと感じました。


そして最後の曲、交響曲第104番ニ長調『ロンドン』。


偉大な作曲家は、この曲が自分の最後の交響曲になる、
と予感しつつ曲を作ったのでしょうか?
ほとんどの場合はおそらく違うと思います。

でもたとえば、
モーツァルトの交響曲第41番ハ長調。
ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調。
どちらも大作曲家の最後の交響曲に相応しい傑作です。

そしてハイドン先生も・・・。


第1楽章は序奏から始まりますが、
なんという堂々とした威厳のある響きでしょう。
そして対位法を駆使して華麗に主題が展開する
疾走感溢れる素晴らしい終楽章。
「交響曲の父」ハイドン先生のまさに集大成です。



少なからぬ達成感の余韻に浸りつつ・・・

改めて交響曲第1番ニ長調を聴いています・・・