感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

「家づくりの現場」から決して出しては成らない怪我や事故

2013-04-01 20:25:07 | 住宅リフォーム工事物語
今日から四月、新しい年度の始まりに何事にも初心を忘れずと気持ちを引き締めて取り組んだ一日。

そんな日の朝は会社に業者さんを招き月末に棟上げをむかえる物件のプレカットの打ち合わせを行います。

棟上げ当日できる限り段取り良く進められるかが棟上げ日の心構えでもあり大工の心得のひとつでも、その点を重視して今回も細々した部分まで打合せ。

一ヶ月などは終わってしまえば「アッ」という間、何事も早め早めに段取りを進めて常に時間に余裕を持ちたいもので、一杯、一杯の予定で過ごす一日よりも、予め余裕がある一日を計画できれば突然の出来事にも対応できるのは大きなメリット。

今年は自分の日々に是れを心がけてはいるのですが1・2・3月は全くの惨敗かも・・・と反省しながらも今月は目標を達成できるよう努力と工夫を凝らしたいものです。

午後からは倉敷市亀島で住宅改修を計画しているお宅へ訪問させていただきました。

今回は2世帯住宅への改修を希望されている中でまだまだ漠然としている計画を進める為の最初の段階という事で既存の住宅の間取りを確認してきました。

大きなお宅ですが、新築当時の設計図は手元にないようで今回は地道に間取りの書き取り作業から始めます。

こちらのお宅は現在築30年ほどですが、新築当時から外装のメンテナンスは殆どないようでやはり気に成るのは雨水の侵入。お客さんにとっては、これから何十年も住む大切なわが家なだけに肝心な部分を蔑ろにこの計画を進める訳には行きません。

折角の改修工事も後でお客さんに失敗したと思われるのは私たち地場の工務店にとっては致命的。

単にお客さんの要望に答えるだけでなく、受注の為には不利な事もプロとしての目線で伝える事はキチンと伝え将来、「林建設」に頼んで良かったと言われるような工事提案をしていきたいモノです。

3時間にも及んだ打合せと間取りの書き取りも終え、夕方からは会社でデスクワークに励みます。

今回は毎年恒例の労働保険の年度更新の為の書類つくり、前年度の元請工事をひとつひとつ調べて指定の用紙に記入していくのですが・・・

毎年の事ながら意外と時間が掛かり、「この作業の手間を省く下準備をしておけば良かった・・・」と、去年も思った事を又、今年も思い出すのです・・・

それでも前期も当社の現場で誰も怪我する事なく、こうした労働災害保険を使う事なく一年を送れた事には本当に感謝です。

今期も今夜の書類づくりの努力が無駄になる一年になるよう、当社のスタッフや職人、そして多くの協力業者のみなさんと安全第一で暮らす人へ「感動としあわせの家づくり物語」をお届けしていきます。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村