上善如水

ホークの観察日記

リハビリの日々 若年性脳梗塞になって

2014-10-23 15:19:51 | 日記
若年とはいえ、この歳まで一緒に経験値を上げてきた身体。

その身体がいきなり経験値0(ゼロ)になってしまったような日々。

うまく歩けない、うまくつかめない、平衡感覚がおかしい、力が入らない。

脳梗塞による麻痺には様々な症状があるそうですが、軽度の私でさえこのあり様。

筋肉や骨に異常はないのに、それを動かす脳細胞が死んでしまっている・・・



そのため、現在行っているのは、残った脳細胞で筋肉を動かすことに慣れる練習。

指で細い棒をつまみひたすら小さな穴に入れたり、おはじきをつまんだり、スポーツジムのような機械で重りの付いたバーを左手だけで押し上げるというのをやっています。
あとはまっすぐ歩いたり、階段を登り降りするという今までの生活で意識すらしたことのないような当たり前の行為。

私の場合左側に麻痺があるため、左手、左足の筋力がうまく使えず、よろめいたりつかみそこなったり。

顔を洗うという何千回もくり返してきた行為でさえ、左手がうまくついてきてくれません。

力が完全に戻るということはありませんが、リハビリで少しは回復するとのこと。


本人にとっては今まで当たり前にできていたことができないということで、ショックだったりもどかしかったりするのですが、しかしリハビリ室では、私よりも重度の障害を背負った方々(その多くはお年寄り)がたくさんみえて、私なんて運がいい方に見えますし、多分実際もそうなんでしょう。

若い療法士さん(?)に支えられながら、階段を登ったり、おはじきをつまんだりなんてことでほめられたり励まされたりしています(苦笑)