上善如水

ホークの観察日記

お正月に読んだ本

2007-01-06 01:32:14 | 本と雑誌

ジュラルディン・マコックランの『ピーター・パン イン スカーレット』読み終えました。

百年ぶりに書かれた「ピーター・パン」の続編です♪

やっぱり作者が違うと雰囲気も違ってしまいますね。登場人物はなつかしい面々なんですが、みんな大人になっているし(もちろんピーターは違います☆)、背景に第一次世界大戦という影を設定しているので、ちょっと暗め。

物語りもなんだかサスペンス風で、ウェンディ達がどんどん苦境に立たされます。ま、意外な展開なので、そこは面白かったかな♪

全体的に少し優等生な仕上がり。榊原郁恵の宙釣りを期待して読むと(そんなヤツいないか)ちょっと違うかも知れません。

今ちょうどミヒャエル・エンデの「はてしない物語」を原作にした新しいシリーズの第三弾、ペーター・フロイントの『ファンタージエン 忘れられた夢の都』を読んでいるのですが、このシリーズも作者がそれぞれ違うので、いろんなファンタージエンの物語になっています。

前の二冊比べると、今回は読みやすいかな?

有名な作品の世界で遊ぶ、こういう作品があってもいいと思うのですが、やっぱり原作を越えるのはなかなか難しいですね。

楽しいことは楽しいのですが☆