山の頂から

やさしい風

百回の嘘

2009-10-06 19:15:54 | Weblog
  
 莫迦デカイ台風が接近している。
予報で見ると列島を串刺し状態だ。紅葉を前にして本当に厄介な奴である。
モミジは風に弱く、でなくとも年数の経っている我が家のそれは強風に弱い。
例年、毎日のようにムササビが小枝を喰い落とし、
忌々しく思っている処に台風被害では泣き面に蜂。

 この台風、気象操作によるとの情報もある。
世の中には色々なことを言い散らす人間がいるが、
あながち荒唐無稽と笑い飛ばすには少し変な状況もあるようだ。
しかし、わたくしの小さな脳味噌では理解に至らない。

 【嘘も百回言えば真実となる】とは、
ナチス・ドイツの国民啓蒙・宣伝大臣パウル・ヨーゼフ・ゲッペルスの言だそうだが、
宣伝を宣伝と気づかせないで、「宣伝したい内容を直接キャッチフレーズ化し、
強調・連呼せず、心の中で思っているであろう不満・疑問・欲望を、
遠まわしに刺激し暴発させる」という手法。
本人も知らぬうちに真実として、その宣伝に踊る。 
マスコミを使って煽ればテレビ人間の世代の心には浸透する。
なんて凄い手法だろうか!! そして何とも怖ろしい。

 景気は中々上向かず、テレビをつけても実につまらない番組ばかり。
中川元財務大臣の逝去のニュースに少なからずショックを受けた。
日本の為に随分と頑張られた方との認識なので、
その報道のあり方に執拗な貶めを感じ怒りを覚える。
今は只、心からご冥福を祈りたい。

 しかし、ネットを覗くと右翼だ左翼だとの罵り合い。
真実を知ろうとしても、溢れる情報に頭は混乱するばかり。
まさかと云うような書き込みや、説得力を感じるものなど、
自分がしっかりと勉強していなければ、忽ち取り込まれてしまう。

 働けど働けど・・・と溜息ばかりの毎日だが、
或る人が、世の中すべての人がお金を欲しがるのは、
通貨の価値が強すぎるからだと仰る。
人が物を買うという行為は、単純にお金と物品を交換する行為。
つまり交換券にすぎないものだ。
この交換券は腐らないし保存が効き持ち運びに便利である。
おまけに多く持っていて保存しとけば金利がついて増えるという、
いたれりつくせりのもの。

 不景気になりそうなら、みな手持ちの物品をいち早く
交換券に代えて保存しておこうと思うから不況になると通貨が行き渡らず、
益々、悪循環が起こる。
だから、その交換券の価値をもっと低めれば良いというのだ。

 彼は、日本の通貨を腐る通貨として、
1年後には100万が50万の価値になる政府発行の減価通貨に変え、
必要最小限のものは100%無料で提供する社会システムにする。
と、まぁ、こんな理論をの宣うのだ。

 んっ!! これって案外いいかも~~
お金が腐る。腐るお金ねぇ~ 
腐るお金を持って沢山のお客さんが来て欲しい!
そしたら、わたくしもお金が腐らないうちにバンバン使うんだけど・・・



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