山の頂から

やさしい風

ハッハッハックション~~

2013-03-14 23:18:57 | Weblog
 自慢じゃないが花粉症である。
今年は例年に比べ早めに症状が出た。
早朝、ノラ猫に餌をやりに外に出た途端、クシャミが止まらない。
目のかゆみ、ノド奥のイライラと、全く憂鬱な季節の到来と相成った。

 そんな折、花粉症には乳酸菌が良い。
なかでも【フェカリス菌】とやらが有効と聞いた。
「朝のYoo」とかいう製品は【フェカリス菌】が豊富に含まれているらしい。
8年間もヨーグルトを食べ続けた結果、
花粉症を克服した人がいると、かかりつけの美容室で耳にした。
なるほど乳酸菌を試してみる価値はありそうだ。
ミカン4個で骨そしょう症リスクが92%も減る、
軽い肥満の人は標準体重の人より早死にしないとか、
1日に3杯以上コーヒーを飲む人は、
水晶体落屑症候群を引き起こすリスクが上る研究結果が出た等々、
ああでもない、こうでもないと健康に関する情報は洪水状態だ。

 或る場所で香水のきつい匂いに辟易したことがあった。
思わず鼻を摘まみたくなる様なきつい匂いは迷惑千万である。
レモンやミカン、煎餅などは人に隠して頂けないが、
狭い空間で何とも言えない奇妙な体臭に思わず息を止めたこともある。
バナナやココナッツみたいに甘ったるい体臭の人は要注意とか。
どうやら糖尿病の疑いがあるらしいのだ。
スイ臓から出るインスリンが少なくなると、
体内の脂肪が脂肪酸に変わり、それが≪ケトン体≫に変化。
このケトン体が、甘い臭いの正体なのだそうで、
又、あまり食事をしないでいると、
エネルギー不足となり脂肪酸の分解が追いつかなくなって、
ケトン体が生成される。
その為、甘い体臭は≪飢餓臭とかダイエット臭≫ともいわれ、
不健康な状態を示す臭いなのだそうだ。

 それにしても口を開けば「歴史を直視しろ~~」と、
壊れた蓄音機よろしく繰り返す≪世界の鼻つまみ人種ら≫は、
いったい何の臭いと形容したらよござんすかねぇ・・・
獅子身中の虫よろしく、
国内に蔓延る怪しい≪臭い≫のする連中は、
金の臭いだけはよく嗅ぎ分けるようだ! ハッハックション~~

鬼は外~~

2013-02-22 23:09:20 | Weblog
「あれ?女将さんは・・・」 「ハァ・・・鬼は外です。ハイ!」
2月3日の日曜日、数人のお客さんに問われ、
夫が斯様に言ったとか、言わなかったとか・・・
日曜日を入れた旅など出来ようはずもないと思っていたが、
以外にも夫は快く承諾してくれ、実現した一泊旅行だった。
が、帰宅して2日程して奥歯が痛みだした。
そして見る間に腫れあがりオタフクに・・・・
普段、ヒールのある靴など履かぬのに、
旅行先で重いバッグを提げてカッカと歩き回った所為で、
歯の治療箇所に負担がかかったのであろう。
「今年わが家は豆撒きをしなかったけど【福】が来た!!」
腫れて物も食べられない私めの顔をシゲシゲと眺め夫が言った。
美味しい魚を食べ、莫迦を言い合って笑い楽しんだ後の駄賃!?
唯々痛みに耐える日々が続く。

 しかし今年の寒さは実に厳しい。戸外の水道が連日凍りつく。
蝋梅が咲いた。万作や紅梅が咲いたと春先駆けの花便り。
友人が大ぶりの枝を届けてくれた。
そんな折に知人一家の不幸のニュース。気持ちが萎える。
経済市場は活気を取り戻しつつあると云うが、
今ひとつ実感はない我家の現状。
【竹島の日】に愚かな人種の≪火病≫の発作。
ボーイング787の連続事故の報道のその後が無いと思ったら、
結局、コリア製の欠陥商品が原因と判明。 あぁ~な国だわ!
なんでテ●●ドーが生き延びてレスリングが消されるのよ!!
 かと思いきや、
習近平にノーベル平和賞が授与される可能性があるとのニュースが・・・
う、うっそ~~でしょう! 人民軍に戦争準備命令を出す人物であるぞ~~ 
ロビー活動と裏で飛び交う【アレ】の所為!?
巨大太陽フレアーが通信機器を狂わせるばかりでなく、
世界中の事象までも変にさせているのではないかと感じてしまう。
やっぱり豆を大掴みして鬼を追い出さねばいかんわねぇ・・・

魚・さかな・肴~~

2013-02-08 00:12:00 | Weblog
 2月に入ってすぐの土・日曜日、
友人6名と伊豆は伊東の旅に出た。
出発日の朝、1人が発熱の為に急きょ欠席となった。
私を除く5人はゴルフが目的だ。
遊びに関しては事欠かない仲間ゆえ、その手際のよさに脱帽。
旅券からホテルの手配まで、あっという間に為された。
ゴルフをする人なら誰もが憧れる川奈ホテル泊の大島コースとやら。
ゴルフをしない者にはサッパリその良さなどは解らない。

 伊豆急行を利用しての旅は久しぶり。
車窓から海がみえた時のワクワク感。海なし県に住む者の心境だ。
寒さに震えたこの冬。伊豆の陽気の温かさはショック!
十数年の付き合いの友人たちと莫迦を言い合い、
まるで引率者のいない修学旅行生。

 国内旅行業界は今や【お一人様】が盛んとか。
安い日帰りツアーは下火の傾向にあるらしい。
御多分にもれず我が家も2.8(ニッパチ)の閑古鳥が鳴いている。
日曜日に出られたのもこのことゆえだ。
原発の風評被害は未だ幾分響いている。
が、伊東の駅の賑わいに一流温泉地の違いを見せ付けられた。
人が溢れている! 電車の予約状況も満席とか。流石だ!!
心の洗濯で参加した旅だが矢張り旅行客の動向が気になる。
まったく貧乏性め!と我ながら苦笑。
さてホテルのチェックイン前に早咲きの桜を見たい!と、
タクシーをチャーターして城ヶ崎海岸へ。
<さくら園>とやらに案内され植物園内を散策。
一流観光地のドライバーは押し並べて親切で誠実だ。
観光地で商うものとして学ぶところが多い。

 宿泊先の川奈ホテルは交通の便が悪い。
元々、創業者が貧乏人は相手にしない事であったらしい。
その造り、外観はハイカラであるが内部は重厚。
家具調度は全て外人企画。ソファーにかけても妙に定まらない。
まっ、たまにはこんな雰囲気のあるホテル体験も悪くはない。
夕食は、これまたタクシーを利用しての海辺の≪めしや≫へ。
全員一致で金目鯛の煮付を食する希望。
刺身の盛り合わせ、すし、小料理と魚料理すべてが美味しい。
多いに呑み、たらふく食べて大満足。
翌日、ゴルフ廻りの友人らとは伊東で合流を約束して一人別行動。
ホテルを出る前に御自慢の庭をグルリ一周。
伊豆七島を遥か海のむこうに眺め広大な敷地に圧倒される。
そして海から陸地に向かって巨大な地震雲らしきものが・・・
その三日後にソロモン諸島の巨大地震のニュース。
やはり、あの日の雲は地震雲だった!と確信した。
明日のことは全く知れない。
若さを希う年代となった今、【サミエル・ウルマン】の詩が胸に響く。

 人は信念と共に若く  疑惑と共に老ゆる
 人は自信と共に若く  恐怖と共に老ゆる
 希望ある限り若く   失望と共に老い朽ちる

背筋を伸ばして明日からまた頑張ろう~~

クマみたいな人!?

2013-01-28 00:36:14 | Weblog
 
 「この辺りはクマが出んの?」
不意に背後から声をかけられた。 「はぁ?」
振り返ると大きなカメラを持った若いカップルが立っていた。
いま暮れかかった山道でクマらしきものを見たという。
「クマみたいな人はいるけど、クマはいねぇよ」と夫。
着ぶくれた私を見て笑いながら小さな声で言った。
「あぁ~それは多分イノシシよ」 私が答えると、
「イノシシ~!?」 二人は驚いたように同時に声を発した。
そういえば最近、≪イノシシに注意!≫との看板を目にすると、
ハイキングで来る人達が口にするようになった。
また麓の畑が彼奴等に荒らされて問題となっているとも。
けっこうな数で移動しているらしい。

 今日は少年と連れ立った年配の男性にイノシシが出るのか?と聞かれた。
夜行性ゆえ昼日中の目撃はないと言うと、ウンウンと頷き、
「ふいに出くわして牙で突かれたらえらいことになる」と彼は呟いた。
すると傍らの少年がイノシシには牙があるのかと祖父を見上げた。
オスは大きな牙を持っていて危険だと祖父が少年に。
「メスで牙や角を持っているのは人間だけだ」と、
夫が私の横合いを通りながら耳元で囁いた。
少年等が帰って行く後ろ姿を見ながら、
「我家には牙や角の生えたメスはいないから豆撒きはしない!」と私。
また今年も鬼が増えそうだ~と夫は大根役者のようなセリフを吐いた。
 
 昨年末から新年にかけて知人やお客さんの何人もが、
大病を患って命がけで治療を続けていたり、
元気だったのに突然亡くなったと知らされたりした。
【命】の儚さを思い知らされ心がチクチクと痛む日々が続いている。
政権が交代し世間が幾分明るい兆しを感じていた矢先、
アルジェリアでの人質テロ事件のニュース。多くの犠牲者が出た。
その報に多くの日本人は心を痛めた。
私は更にテロリストらに対する強く激しい怒りを覚えた。
国外に於ける紛争地帯での何とも軽い人命。
我が国はしっかりと国益保護の為の覚悟をせねばならないと感じていると、
*************** 以下のような指摘を知り愕然となった。
今アメリカの企業は、中国から撤退を進めている。
習近平の国家戦略を読みとき、
何時なんどき始まるかもしれない中国との紛争で,
アメリカ人を人質に取られては いけないからである。
日本の企業は、いまだに中国の市場を手放せないと甘く見ている。
人質の為に尖閣諸島 沖縄を手放すのか考えておくがいい。
*************** オオカミが赤頭巾を被っている国だ。
ルーピーはじめ<膏迷党>の党首や、
現政権内の毒になるも益にならない愚かなる媚中派が腰を屈め揉み手をし訪中。
それが≪似非赤頭巾ちゃん≫による日本分断作戦にもかかわらず!!
新政権はしたたかに、したたかに踏ん張ってもらいたい!

今テロにて犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。

南天の木の下で・・・

2012-12-30 23:27:29 | Weblog
 
 悪い夢を見た時は南天の木の下で、
その夢のことを口にするとバクが食べてくれる。
昔からそんな言い伝えがある。
強烈な悪臭を放つ≪もののけ≫どもが、
タックルを掛け首を絞めようと迫りくる怖ろしい夢。
日本は三年の余、悪夢にうなされ続けたのだ。

 こんなジョークを見つけた。
「ある国で重大な交通事故が起きた。怪我人はいずれも高官。
事故の後、記者は医師に尋ねた。
『主席は命が助かったか?』医師は頭を横に振った。
記者はまた『首相は?』医師はまた頭を横に振った。
記者はさらに『部長らはどう?』医師はもう一度頭を横に振った。
記者は、『では誰が助かったか?』と尋ねた。
医師は気を取り直し、『国が助かった』と答えた」

 2012年の後半、ついに日本は悪夢から目が覚めた。
今回の衆議院選挙結果は、正に上段のジョークの感がする。
しかし新政権に対してマスコミや反日まる出しの評論家たちの報道や批判。
昨日のTBS「サンディモーニング」などは酷かった。
大学教授と称する面々の新政権への批判は憎悪をにじませていた。
あんな人たちに教えを請う若者が気の毒である。
正に日本国中に巣食う【獅子身中の虫】らがTVで視せるしたり顔。
日本国中に≪いじめ≫が蔓延するのも無理のない話だ。
新政権の閣僚には努々油断を怠らぬよう取り組んでもらいたい。
だが安倍政権は中韓への対応を誤れば良心ある国民はそっぽを向く。
次から次へと愚かなる難題をけしかける両国に毅然とした対応を望むのは、
大方の良心ある国民である。老婆心ながら・・・
どうか迎え来る年が明るく希望に満ちた年でありますように~~

    明けまして おめでとうございます!
               2013年 元旦(平成25年・巳年)

あれっ?・・・・まっ、いいか!?

2012-12-19 23:40:29 | Weblog
  「玉子焼出来ますぅ?」満面の笑顔でもって青年が入って来た。
数人の客はいたものの新規の注文ゆえ調理場に通し、
間もなく見える予約客の対応に追われアタフタとしていた。
程なく焼きたての卵焼を青年のテーブルに届ける。
彼は「お~~っ」と声を挙げ美味しそうに食べ始めた。

 もみじ祭が終わり夫と二人で営業する日々。
正月準備をしながらも二人で間に合うほどの日常だ。
しかし皮肉なことに今日は一時来店客が重なった。
予約客が到着され二階座敷へ案内する。
独りでの対応ゆえにバタバタしていた。
気が付くと先程の青年の姿が見えない。
ん?代金は・・・頂いていない!
空になった皿に箸がキチンと置かれ葉書らしきものがあった。
傍らに紙ナプキンを丸めたものも・・・が違う!
何やら鳥の形に折ってあるではないか。
そして葉書には素敵な文字の書置きがしてあった。

 【玉子焼とってもおいしかった めっちゃ幸せ 今日も一日がんばるぞ
  こころを込めて感謝 ごちそうさま】だって・・・

 腹が立つより何だか気持ちが温かくなった。
多分彼は、それら作品(りっぱに芸術品!)の仕上げで心奪われ、
代金を支払ったと勘違いしたのだろう。
あの笑顔と爽やかな口調にそう感じた。
玉子焼の美味しさに幸せを感じ頑張れるなら嬉しい限りだ。
一日が終わるまで何度も思い返しては、
こちらこそ幸せな気分になれたから心を込めて感謝!!

あぁ、石神さん~~

2012-12-07 00:08:22 | Weblog
 
 もみじ祭が終わって少々気抜けした日を送っている。
夏が余りに暑かったから紅葉は期待できないと思っていたが、
NHKで太平山のモミジが美しいとのTV報道があった翌日は、
驚くほどの人出があった。
が、大震災以後バスツアーの数が減り夫が愚痴をこぼすことが多くなった。
だが震災ばかりの所為ではないようである。
旅行業全体が日帰りツアーの本数を減らしていると聞く。
世の中、それほどに浮かれ遊ぶ余裕がないのだろう。
観光地の端くれとして痛い話である。
今衆議院選挙では景気をよくしてくれる政党を選びたい。
反原発、反増税など耳触りのいいことを訴える泡まつ政党に、
我が日本の未来など託しようもない。

 祭の最中はギリギリの人手で対応した為か、
調理場での夫は仁王様の如くえらい剣幕でがなり立てた。
まったく何時ものことながら同じ口上で殺気立ってノノシル。
平常は往々にして人当たりがよく、
特に女性には親切この上ないのだが、
イベント中のピーク時ときたら親の敵に会ったみたいに怒る、怒る、怒る。
歌舞伎の黒や藍色の隈取りをしたら悪役の役者そのものだ。
しかし本人は修羅場を過ぎればケロッとしているのだからいい気なものだ。
だが丑年の私めは腹に持つ。「よ~し、見ていろ!」
だが三歩歩くと忘れてしまうのだから悔しいことこの上ない。

 【石神さん】と呼ばれ巷でかなり評判のお守りがあるそうな。
なんでも女性の願いを必ず一つだけ聞いてくれるという。
鳥羽市相差(おおさつ)の神明神社に祀られている一つの女神だそうで、
古くから海女たちが密かにお参りを続けてきたという。
如何にも御利益の有りそうな、そんなお守りをつい最近頂いた。
本真珠の付いた小さなお守りと願い事を書く用紙が入った封筒型の袋。
一つの願い事を書いてその袋に入れ投函すれば御祈祷をし、
懇ろに神様に通じてくれるというのだ。
あぁ~何とありがたいお守りだろう!
深夜早速願い事を書き出した。だが待てよ・・・
願い事は一つだけというではないか。
え~と、え~と、細身の紳士で思慮深くって懐具合が温かくって・・・
れれれ~~どれ一つも外せない堂々巡りの理想の君。
『どうかバツイチになったら巡り合いたい君なんですが・・・』
ボールペンを持つ手がハタと止まった。
同じ隈取りならイケメンの【助六】を望みたいし・・・と、
どうにも願い事が一つに纏まらないのだ。

 ええ~い、面倒だ!なれば・・・と書きなぐったのが、
『どうか商売が繁盛いたしますように~~』
ハァァ、またまた悪人隈取りを相手に年を越し、
新たなる【財の神様・巳年】に賭けることとなりそうだ。
それにしても四季のある日本の良さ(今年のモミジ以外にGOOD!)、
日本人に生まれてよかったと言える国造りに、
政治家達には腹を括って頑張って貰いたいものだ。

命を削る鉋!?

2012-11-05 23:48:05 | Weblog
 気掛かりな事が重なり溜息ばかりが出る。
人生が順風満帆な者など、そうざらにいるはずもないが、
しかし時として生きるのが面倒に感じるのは一度や二度のことではない。
今日も又、気がつけば溜息・・・

 こんな時ふと或る女(ひと)の言葉を思い出す。
その人の母親は6人の子供がいる家庭の後妻に入ったが、
彼女を産んで間もなく亡くなった。父親は50代だった。
遅くに授かった子である彼女を大変に可愛がってくれたそうだ。
だが幸せは長くは続かなかった。
彼女が小学校高学年の時に脳溢血で倒れ絶命した。
残された彼女は家庭を持った腹違いの兄宅に託された。
『父が歳を取っていたから何かあったらどうしようと、
子供心にも常に頭の隅で考えていた』と彼女は言う。
今から60数年も前の話である。
3人の子がいた兄宅は裕福ではなかった。
そんな中で彼女の境遇は推して知るべしだ。
また他のきょうだいは年の離れ姉達で結婚し家を出ていたから、
一緒に生活をした事はなかったらしい。
それぞれに自分の生活が精一杯で彼女を援助するゆとりもなかった。
つまり彼女は、ほぼ天涯孤独の身であった。

 中学校を卒業して直ぐに美容室に見習いとして住み込み働いた。
僅かな給金をやり繰りし貯金もした。
いつかは店を持とう。優しい人に巡り合って家庭も持ちたい。
そんな小さな夢を支えに一生懸命働いたという。
僅かづつではあったが貯金も増えていった。
だが或る時、兄に今まで面倒見てきた食い扶持を出せと迫られ、
なけなしの貯金を取り上げられてしまったのだそうだ。
その時の悔しさと情けなさは今でも震えがくるほど悔しいと話す。

 気を取り直し無我夢中で働くなかで、
『明日はきっと今日よりも良い事があるさ!』と自分に言い聞かせた。
しかし現実はそんなに甘くはない。
降って湧いたような良い事などあるはずはなかったと彼女。
何度も何度もへし折れそうになりながら、
それでも祈るように『明日はきっと・・・』と呟いたそうだ。
そうして数年が過ぎ、夫となる男性と巡り合った。
彼は貧しくはあったが正直で賢く優しいひとであった。
小さな会社を興し二人で力を合わせ身を粉にして働いたそうな。
慎ましやかな家庭を築き5人の子を授かった。
子供達は皆、お祖父ちゃん・お祖母ちゃんが最も大切な存在と、
其々の子に言い聞かせて育てる様な親となった。
自分の手で切り開いた人生の、今が最高に幸せと顔をほころばす。

 止まない雨はない。明けない夜はない。
『明日はきっと今日よりも良い事があるさ!』
いま自分に与えられた現実を受け入れて乗り越えよう~
彼女はいつもそうやって生きてきたと胸を張る。
【ため息は命を削る鉋かな】って諺があると教えてくれたのも彼女。

それにしても国民に溜息ばかりつかせる政治家達の嘆かわしいこと!!

アナタな~ら、どうする~~?

2012-10-18 16:49:03 | Weblog
  或ることでググっていったら日本は今、アノミー状態だとの投稿文に突き当たった。
≪アノミー≫とは何ぞや!?
聞き慣れない語彙を検索してみた。
【アノミー : 1 社会的規範が失われ、社会が乱れて無統制になった状態。
ある社会の解体期に発生する。社会学者デュルケームが用い始めた語。
2 高度に技術化・都市化した社会で、親密感が欠けることによって起こる疎外感。】
とあった。人間がこの状態になると「自殺」をするか、
「無差別暴力」を発するかのどちらかの行動を取るという。
「アノミー状態」の危険は、構造的なもので時間と共に拡散し、
一端拡散すると誰も止める事が出来なくなる。だが、しかし、
日本人はこのアノミー状態が如何に危険な症状であるかの認識が皆無である。
と書かれ、さらに読み進んで行くと・・・・
日本人の体質として、日本人は問題が起きた場合、
その問題点を社会科学的に分析・解析・解明する能力が欠如と指摘。
ゆえ歴史に於いての失敗の検証がなされず同じ過ちを何度でも懲りずに起す。
欧米人にはある「合理性」が日本人の体質に於いては全く無く、
問題が起きた場合、常に先送りして問題解決を終了させない。
欧米では、この体質を「ジャパナイゼイション」と呼ぶ。
「スタートがあってもゴールがない」ことであり何の価値も成果も生じない。
あらゆる分野に拡散エスカレートしたアノミーによって起こされた人間不信、
社会不安が結果に於ける日本の現状・社会崩壊状態だと断じている。
自然災害によって被った巨大なダメージ。
稚拙な政治の不安定に付け込む≪獣国家の群れ≫

 日本人をこの「アノミー状態」に追い込むことが、
戦争前から連合国(イギリス、アメリカ、ソ連など)の戦略。
つまり日本人を精神的に堕落させる事が日本の戦後解体のスキームであった事実。
戦後日本人は彼らの陰謀にまんまとハマったのである。
アメリカ(GHQ)が日本に仕掛けた【3S作戦】
「Sport」.「Screen(映画)」.「Sex」による愚民化政策は、
表目こそ自由な文化の享受ではあるが日本人は十分に愚民化した。
【恥】などという語彙や感情は追いやられ、
昔はひっそりと秘められてきたであろう≪存在≫が、
連日TV番組内で賑々しくその≪存在≫を晒している。

 「また又しばらく~~」 タツ子さんが野太い声で店先に現れた。
「あのねぇ、ず~~っと体調がおかしかったの!」
何でも、ここ数カ月強固な便秘に悩まされたと下腹を擦りながら話す。
相変わらずミニスカにタンクトップ。ペディキュアを施した足元はミュール。
レースの付いたハンカチに女もののサイフを握り、
缶ジュースを買い求めながら時候の変化を捲し立てた。
「じゃっ、また来るワ!!」とナヨナヨと帰る後ろ姿。
もし【非常事態】と宣言されたら・・・彼女は?いや彼は?
「ウ~~ッ、ぶるぶる」 陽の陰った午後の寒さに思わず一枚羽織った。

 今年は海上自衛官の応募が増大したとの報道。
新人隊員の「僕らが国を守ります!」とのコメントに、
「おばさんだって守るからね!!」と画面に向かって返答を。
「赤鬼さん、がんばれ~~」と傍らで夫がニヤリ・・・「はぁ?鬼って・・・

避諱(ひき)

2012-09-28 12:22:32 | Weblog
 【避諱】とは目上の者の諱(あざな)を用いることを忌避する、
中国など東アジアの漢字文化圏にみられる慣習と辞書にはある。
が、古代より続く中国伝統の言論弾圧、
或るいは皇帝権力を使った人民への嫌がらせの手段である。
とも或るところに書いてあった。

 ✿ 唐の初代皇帝、李淵はひねくれた性格の持ち主で、
のちの時代の人間を困らせてやろうと画策し、
息子の名前にわざとらしく世民などという使用頻度の極めて高い文字を用いた。
その為、唐の時代の人間はこの二字を避けるために、
無駄に苦労を強いられることとなった。
一説によれば、中国に民主主義が根付かないのは、
このとき「民」の文字を奪われたからだ、ともいう。
               ・・・アンサイクロペディアより

 国家や家族の為に不利なことは事実を曲げてでも隠す。
身内の体面を汚すことがあってはならない。
正直であるということは、この考え方の前では重要ではない。
国家にとって都合が悪いこと、不名誉なことは一切明かしてはならない。
という≪倫理観≫。それが「正しい」という考え方は、
支那人の徳目の一つである【避諱】が根底にあるのだと、
以下の対談・論文に書かれているという。

  http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Chinese-to-Lie.pdf

 つまり、支那人が平気で嘘をつく民族であることは、
こういった独特の≪倫理観≫に基づき積極的に嘘をつく。
その事を知れといっている。
ごく最近の研究によると、人類はアフリカにより近い島で発症し、
世界中に散らばって行ったそうな。
たった一つのDNAが、しかし、よくもまあ同じ人類かと思えるほどに、
思考、行動、倫理観の別を生んだもんだと、
今般の尖閣諸島問題に於ける支那の様相を視るにつけ聴くにつけ感じる。
竹島問題に於いても然り。
いくら朝鮮人特有の≪火病持ち≫とはいえ、
後も先も考えない破廉恥な行動を挙ってするものと言葉もない。

 が、彼の国々を批判するに我が国の現状は・・・
余りにも国内世相の破壊分断の状況を呈しているではないか!?
特にマスコミによる偏向・反日報道は凄まじい。
自民党新総裁に返り咲いた安倍晋三氏に対するネガティブ・キャンペーン。
TVの解説者らの寝汚いコメント等、実に胸が悪くなる。
はてさて、日本の未来はどうなるのか!?
少なくとも事実を曲げた報道に踊らされぬ目を耳を持ちたいものである。

 数か月前、数種の癌を克服した御主人を持つ知人が家族でみえた。
おそらく病人には見えぬほどに元気な御主人。
ビールを旨そうに飲み、料理も平らげて楽しそうに歓談して帰って行った。
そして数日前に再び来店。御主人が心持ち痩せた様に感じた私に、
知人は静かに言った。「先日の定期検診の結果、余命4ヶ月と告げられた」と・・・
家族は本人に内緒にしようと決心したが、
インフォームドコンセントにより拒否された。
「嘘を言われないで良かった・・・」ドクターの話を聞き終わって彼は言った。
そして、しかと受け止め淡々と日々を送っているという。
で、もう一度、当店からの眺望を楽しみたいと訪れたというわけだ。
「じゃぁ、また・・・」にこやかに微笑みながら手を振る知人の車を、
見えなくなるまで見送った私。胸の深くに沈むもので苦しくなった。
それにしてもこの夏は耐えがたい猛暑だった・・・