オリンピック選手なら誰もが手にしたい金メダル。
開催秒読みの北京オリンピックのメダルが発表された。
金メダル数世界トップを誇るアメリカ。
前回のアテネオリンピックで、中国はアメリカに次いで世界第2位。
今回、中国は600人を派遣して大会に臨むという。
どうやら金メダル獲得数ナンバー・ワンを目指しているようだ。
2億人以上の人々が最低貧困層に属する中国だが、
一方で莫大な予算を投じ、威信をかけた金メダル獲得に邁進している。
しかし、民衆はどのくらいのコストがかかっているのか、知らされていない。
アテネオリンピックまでの4年間で、
中国はその準備に200億元(約2800億円)を費やし、
32個の金メダルを獲得した。
メダルひとつあたり700万元(約9800万円)の計算である。
従って、中国の金メダルは「世界一値段の高い」メダルとなった。
社会福祉や教育システムが行き届かず、極端な格差社会となっている中国が、
これだけの財源をメダル獲得に費やすのは正気の沙汰ではない。
と、或る記事に書かれていた。
また、人間の基本的な自由さえ保障できず、
民工が毎日10時間以上、汗水たらして働いても、
その給料が保障されない国。中国。
スポーツにお金を投じ、国民の健康意識を高めることもおおいに結構だが、
田舎では、学生がスポーツを楽しむための運動場や道具がない現実。
数多くの体育館があるが、一般には開放されていない。
中国は莫大な予算を投じて、スポーツの精鋭を養うが、
スポーツとは無関係の貧困にあえぐ人々は、
どのように北京オリンピックを迎えるのだろうか。
更に、そう書き加えられている。
ハァ~ァ、平和な祭典の裏側は≪羊頭狗肉≫なんですねぇ~~
クーベルタン男爵のため息が聞こえてきそう・・・