≪お蔭参り≫とは、江戸時代に起こった伊勢神宮への集団参詣運で、
数百万人規模のものが、60年周期3回起こった。伊勢参りともいう。
奉公人などが主人に無断で、または子供が親に無断で参詣したことが特徴で、
お蔭参りが≪抜け参り≫とも呼ばれる所以であるそうな。
或る評論家が風についてのコラムの中で、
風は疫病神だったと書いている。
今回も民主党に風が吹いた等の表現を聴いたが、多にして余り好印象ではない。
昨夜の開票結果で明けた今朝のマスコミ各社の狂乱の如き報道。
民主党への好印象ばかりを切って張ったようなコメントが並んだ。
国民をこのように誘導していった仕法を改めて確認した。
そして、このメディアの誘導に乗った国民は、
まさに≪平成のお蔭参り≫のようだ。
「政権交代」のワンフレーズに憑かれたように民主党に傾倒した民衆。
明治時代の最後のお蔭参りでは、
「コノヨナオシニ」との囃子言葉があったそうだが、
今回の衆議院選での「政権交代」は、まるで「コノヨナオシニ」と、
囃し立てる囃子言葉にも聞こえる。
そう、人々は言葉に酔いしれ、憑かれ、狂喜し、
必ず「世直し」がなされるとなだれたのだ。
が、近々発表される内閣人事で、真の正体を現すであろう。
何としても避けるべき人間が重要ポストに就くであろうことは、
すでにネットでは知られている。
正義を振りかざして、その実振り下ろした鉈には毒が・・・
自民党も、今回の惨敗でいい加減目を覚ますであろうと考えるが、
本当に国を想う議員がスクラムを組み、
この日本を組み込もうとする勢力に果敢に立ち向かうべく、
真剣に真摯に反省と構想を練って欲しいと願っている。
国家と国旗を粗末に扱うような政党に、
日本の舵取りなど出来様はずはない。
老頭子(じじい)でなく老頭児・ロートル(じいさん)の知恵が必要。
ゆめゆめ(努力努力)、へこまず高貴な精神力で蘇って欲しい真正保守!!
日本の日本が大好きな日本国民は、皆そう思っている。