山の頂から

やさしい風

避諱(ひき)

2012-09-28 12:22:32 | Weblog
 【避諱】とは目上の者の諱(あざな)を用いることを忌避する、
中国など東アジアの漢字文化圏にみられる慣習と辞書にはある。
が、古代より続く中国伝統の言論弾圧、
或るいは皇帝権力を使った人民への嫌がらせの手段である。
とも或るところに書いてあった。

 ✿ 唐の初代皇帝、李淵はひねくれた性格の持ち主で、
のちの時代の人間を困らせてやろうと画策し、
息子の名前にわざとらしく世民などという使用頻度の極めて高い文字を用いた。
その為、唐の時代の人間はこの二字を避けるために、
無駄に苦労を強いられることとなった。
一説によれば、中国に民主主義が根付かないのは、
このとき「民」の文字を奪われたからだ、ともいう。
               ・・・アンサイクロペディアより

 国家や家族の為に不利なことは事実を曲げてでも隠す。
身内の体面を汚すことがあってはならない。
正直であるということは、この考え方の前では重要ではない。
国家にとって都合が悪いこと、不名誉なことは一切明かしてはならない。
という≪倫理観≫。それが「正しい」という考え方は、
支那人の徳目の一つである【避諱】が根底にあるのだと、
以下の対談・論文に書かれているという。

  http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Chinese-to-Lie.pdf

 つまり、支那人が平気で嘘をつく民族であることは、
こういった独特の≪倫理観≫に基づき積極的に嘘をつく。
その事を知れといっている。
ごく最近の研究によると、人類はアフリカにより近い島で発症し、
世界中に散らばって行ったそうな。
たった一つのDNAが、しかし、よくもまあ同じ人類かと思えるほどに、
思考、行動、倫理観の別を生んだもんだと、
今般の尖閣諸島問題に於ける支那の様相を視るにつけ聴くにつけ感じる。
竹島問題に於いても然り。
いくら朝鮮人特有の≪火病持ち≫とはいえ、
後も先も考えない破廉恥な行動を挙ってするものと言葉もない。

 が、彼の国々を批判するに我が国の現状は・・・
余りにも国内世相の破壊分断の状況を呈しているではないか!?
特にマスコミによる偏向・反日報道は凄まじい。
自民党新総裁に返り咲いた安倍晋三氏に対するネガティブ・キャンペーン。
TVの解説者らの寝汚いコメント等、実に胸が悪くなる。
はてさて、日本の未来はどうなるのか!?
少なくとも事実を曲げた報道に踊らされぬ目を耳を持ちたいものである。

 数か月前、数種の癌を克服した御主人を持つ知人が家族でみえた。
おそらく病人には見えぬほどに元気な御主人。
ビールを旨そうに飲み、料理も平らげて楽しそうに歓談して帰って行った。
そして数日前に再び来店。御主人が心持ち痩せた様に感じた私に、
知人は静かに言った。「先日の定期検診の結果、余命4ヶ月と告げられた」と・・・
家族は本人に内緒にしようと決心したが、
インフォームドコンセントにより拒否された。
「嘘を言われないで良かった・・・」ドクターの話を聞き終わって彼は言った。
そして、しかと受け止め淡々と日々を送っているという。
で、もう一度、当店からの眺望を楽しみたいと訪れたというわけだ。
「じゃぁ、また・・・」にこやかに微笑みながら手を振る知人の車を、
見えなくなるまで見送った私。胸の深くに沈むもので苦しくなった。
それにしてもこの夏は耐えがたい猛暑だった・・・

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