山の頂から

やさしい風

もしも・・・・

2010-05-31 21:57:56 | Weblog
 ごく最近ソフトアイス製造機を入れた。
それを運んできた会社のスタッフが見本を作って見せてくれた。
彼は<港まつり>で500個のソフトアイスを作った経験があるとか。
確かに見事に美味しそうなソフトアイスの見本だった。
で、機械を入れた翌日に30人ほどの中学生が来店した。
目ざとくソフト製造機を見つけ、たちまち並ばれた。
ウワ~オッ!困ったぁ~~ が、しかし、出来ないとは言えない。

 覚悟を決めて注文に応じた。ピサの斜塔!!
「ごめん! 新米なの~~」
「いいよ、おばちゃん。大丈夫!」 子供らは優しい。
機械の速度は二通りに調節可能。勿論、ゆっくり。
それにしても500人並ばれたら・・・・

*********

 北朝鮮の平壌で30日、
韓国海軍哨戒艦沈没事件を北朝鮮の犯行と断定した韓国と、
韓国を支持する日米を非難する約10万人が参加の市民大会が開かれ、
「朝鮮半島で戦争が勃発しかねない一触即発の情勢が作り出されている」と批判。
韓国が日米と連携して制裁などの動きを見せた場合、
「限界のない報復打撃で対応する」と警告した。
          5月30日20時14分配信 読売新聞

*********

 済州島で行われた日中韓首脳会談で中国は、
事件は北朝鮮によるものだとの調査結果に対する判断を先送りしたままで、
慎重姿勢を崩さなかった。 さすが老獪!
しかし、日本は5月16日、岡田克也外相が支持を表明したのに続き、
鳩山首相も、「心から韓国を支援」と李大統領に支持を表明した。
このことによって、北朝鮮が日米韓を非難しての先の強きの演説が発せられた。

 独立総合研究所社長・青山繁晴氏によれば、
もし不測の事態で戦争となれば「新しい戦争」となって、
日本人の生存など及ばないような事態になろうと言っておられる。

 が、もし、ここで「魚雷の爆発」でなかった。
との事実があったら、どうなるのだろうか!?
<座礁と何らかの衝突>が原因であったと確信しているという手紙が、
ヒラリー・米国務長官宛てに書かれているという。【PCC-772の事故に関する意見】
天安号調査のため韓国国会によって推薦された民間調査員なる人物によって。
それにより、彼は韓国軍当局に名誉毀損で訴えられているらしい。
しかし、ほんとうかねぇ(ネツゾウノクニハントウニシンジツハアルノカ!?)
 普天間でてんやわんやの現政権。
その尻に火が付いているのだ。いや、脇腹に。

 あら、ピサの斜塔型ソフトクリームの話が、
いつの間にやら<脇腹>の話題になっちゃって、まったく混乱の極み。
何しろ明日から衣替えの季節というのに、この寒さ。
見事なソフト成型の腕が磨けないでいる。これが我が家の急務な問題。

      己を行うに恥あり、
      四方に使いして君命を辱しめざるは、士というべし

 

違和感

2010-05-28 11:12:47 | Weblog
 
 夕方、車を運転していたら、背中に何とも言えない違和感。
押されるような感覚と同時に吐き気と倦怠感。
今の今まで何ともなかったのに・・・と思いつつ運転を続けるが、
居た堪れなくなって路傍に停車。しばらく様子を見た。

 一昨日の大雨の中、予約を受けていた小学校の遠足が実施された。
全員ズブ濡れ。雨でも実行の際は店内でとの約束通り招き入れる。
それからが大変!!ドロドロ、ズブズブのまま小上がりだろうが、
フロアーだろうが座れるところで食事。みんな元気はいい。
ママの作ったお弁当を嬉しそうに頬張る。
が、髪やシャツが濡れて寒そうにしている子が数人。
夫がドライヤーで乾かしてあげた。

 食後、持参した小遣いで土産の買い物。
小遣い内で家族にも買うのだから中々大変である。 
何時に変わらず母親への土産は、多方の児童が忘れない。
そうして蜂の巣を突いた様な騒ぎの末に出発して行った。
 
 それからの掃除が大変だった。
畳は2度拭きしなければ収まらない始末。
雨の遠足は生徒共々泣きたいほどに、どえらいことだ。
そして先の運転での違和感。 お金を頂くことは真にしんどい。

 さて、6月から実施される【子供手当】。
各企業は、新メニューや新商品の開発にしのぎを削っていると、
様々な試みの紹介がニュースで流れていた。
関西方面のホテルだったと思うが、
親子三人の料金設定が【子供手当】で、その内容たるや、
父親がコックのいでたちで厚手のステーキを母子に振舞うというアホらしさ!。
「楽しかった」との、子のコメントに違和感を感じた。
親が汗して働いて子を養い、ささやかな振る舞いを分かち合う。
と言うなら兎も角も、新車ローンやこんな事で使われる【子供手当】に、
おかしいと思うのは私だけだろうか!?

 将来は牛だけでなく、
中国の青島から子牛を輸入して日本の食肉基地としての”大牧場”を志す。
との野望抱く・有限会社鬼岳牧場オーナーの山田正彦氏。
現農林水産副大臣である。彼は5月27日、宮崎県に対し、
殺処分対象の種牛49頭を処分していないのは「法令違反」であると批判した。
政府の初期措置の遅れを反省するどころか、
口蹄疫対策特別措置法案の手早い可決。
畜産農家の人達や牛の悲鳴を聞くこともなく・・・・
ニュースで知って違和感を感じた。
これまた、私だけだろうか!?

パワースポット

2010-05-26 22:25:10 | Weblog
 母の知人が病気で体が不自由になった。
明るくて働き者だったから、身体を動かせないことは辛かろうと思う。
何時になく元気のない声で母から電話が来た。
この地から少し遠くに住む娘さんに引き取られたその方の、
余りに過酷な事情を聴いて胸が詰まった。

 母親思いの娘さんと同居出来たのも束の間、
その娘さんが癌で亡くなったというのだ。
何とかならなかったのだろうか!?
神も仏もないものだと母と二人、電話口で溜息をついた。
嫁いだ先の家で女舅と祖母、そして嫁にあたる娘さんと、
女性が相次いで逝ったという。
「ひとは鬼門だったというけれど、そんなことがあるかしら!?」と母。
口蹄疫といい、知人の不幸といい、辛い話に気持ちが塞ぐ。

********

「汝らいま知らず、のち知るべし」 『聖書』より

~~どんなに苦しい出来事に遭遇しても、そこには必ず何かの意味がある。
今は分からないかもしれないけれども、その苦しみが種になって、
必ずよい実りをもたらしてくれる。~~という意味だそうだ。
また、「常に喜び、絶えず祈り、すべてのことに感謝せよ」との言葉もある。

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 私はクリスチャンではないが見えざる大きな力に心眼を見開き、
真を持って祈ることは相通ずることであると思う。
深く感じ、そう信じたい!

 夕方、若いカップルに道を訪ねられた。
「雑誌に載っていたんですが、赤い橋って何処ですか?」
なんでも、太平山のパワースポットと書かれていたという。
恐らくそれは【あじさい坂上の神橋】のことであろう。
春日局が将軍の世嗣誕生を祈願したと伝えられる地蔵様の近くに架かっている。
夫が子供の頃は、【蛇祭り】が盛んに行われた。
太平山は、【気】が多く集まっていると誰かに聞いたが、
確かにその場所は特別なパワーが潜んでいるかも知れない。

 見えないものに対して額ずき、心穏やかにして沈思黙考することは悪くない。
だが、先が読めなくなった権力者が占いなどに頼るのはいただけない。
毎朝の散歩で天照大神と救国を願って入定を果たした高慶大師に、
劣情日本人や反日国家によって、
日本が解体されないようお守り下さいと心から願い祈ってくる。
実際、日本の現状はその劣情な人間等によって、
悲しいほどに壊されているというのだ。
パワースポットでパワーを貰えるものなら、
毎日でもお百度参りをするのだが・・・

分かれ道

2010-05-24 15:55:38 | Weblog
  知人一家はバンドが結成できるほどの才能に溢れた環境にある。
中でも長女の方は作曲・編曲に非常に才がある。
祖父は高名な歌唱曲の作曲家であるからして、
どうやらそのDNAを受け継いだようだ。

 その娘さんは就活中、或る有名なバンドからその才能を買われ、
キーボード奏者として誘われたそうだ。
だが、生き馬の目を抜くという芸能界に飛び込むことを拒否し、
番組制作という夢を叶えるべく組織に身を置く道を選んだと聞いた。
【分かれ道】で選択した彼女の道。 夢が実現することを願って止まない。

 口蹄疫問題で正に≪戦地≫のような状態にある宮崎。
或る筋の情報によると、熊本県の畜産関係者は、
2月に口蹄疫が出た●国の畜産関係者が見学に来たいという依頼を断った。
だが、宮崎県の畜産関係者は受け入れた(或る政党議員のごり押しという情報)。
それが事実なら、これまた、そこが【分かれ道】ということになる。

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 岡田克也外相は16日、韓国・慶州で同国の外交通商相と会談し、
北朝鮮の関与が疑われている韓国の哨戒艦沈没事件について「韓国を支持し、
必要な協力を惜しまない」と述べ、韓国政府を全面支持する意向を表明した。
                   ≪5月16日20時24分配信 毎日新聞≫
************

 朝鮮半島は日本の脇腹に突き付けられた短刀と謂われるが、
メタメタな現日本の現状のこの時期に非常に心配な発言だ。
国家の存亡を左右する外交の場で、【才能ある!?現外相】の発言が、
どうか【分かれ道】でないことを祈るばかりである。

 たいへん肥満状態にある我が家の息子。
喫煙かコーヒー。その間のつまみ食い。
健康状態を心配して、「ちょっと待て!、その一口が分かれ道」と止めるのだが、
食い気に負けてせせら笑いつつ【分かれ道~肥満道】を突き進んでいる。
だから最近白髪が増えたのだ。 
「親に心配かけるな!」と、小山のような背中に言い放つのだが・・・

ああ、アメノウズメノミコトよ!

2010-05-22 10:59:56 | Weblog
 
  日の神であるアマテラス大御神が、
スサノヲノ命の悪行を恐れて、天石屋の奥深く籠り、
その戸をぴったりと鎖してしまったので、
たちまちのうちに天上の高天原は太陽が沈んで暗く、
地上の葦原中国(あしはらのなかつくに)も太陽が沈んで暗くなった。
こうして日が経っても太陽が現れることがなかったから、
天も地も至るところ暗々の闇であり、今日も明日も永遠の夜となった。
悪い神々はここぞとばかり騒ぎ始め、
その声は五月の蠅がそこここから沸き立つようにあたりに満ち、
あらゆる禍という禍が一時に起って来た。
            ・
            ・
            ・
           
 アメノウズメノミコトが、天香具山に生える日陰葛を取って襷に掛け、
髪の乱れをふせぐために正木葛を取って頭に巻いて鬘となし、
さやさやと鳴る笹の葉を束ねて手のうちに持ち、
天石屋戸の前に、中がうつろな台を設け、そこに登って足拍子面白く、
音のとどろくばかり躍った。その踊りの様は、
神が乗り移ったかと思えるばかりで、踊り狂ううちに胸乳もあらわになり、
腰に結んだ裳緒を下腹のあたりまで押し下げる勢いだった。
この神懸かりの踊りの面白さに、高天原が揺れ動くまでに、
集まった八百万の神々が声を合せて笑った。

 本日、栃木市は永野川緑地公園内パークセンターに於いて開催されている、
【太平山麓あーと展】で、古事記をテーマとした語りがあり、
アメノウズメノミコトのパフォーマンス・ダンスが披露される。
明日までの期間中、若い芸術家たちの展示作品やパーフォーマンスを、
是非、鑑賞して戴きたい。栃木発信の芸術。

 国家の繁栄は外交と教育、更に文化の充実があって本物となる。
・・・・・して、日本の現状は? 現代のスサノヲは誰だ!?
アメノウズメノミコトは躍り出るのか!? そしてそして、
再びアマテラス大御神は岩屋をお出ましになるのか??

どっちかな・・・

2010-05-21 00:40:49 | Weblog
 
 【やれなかった やらなかった どっちかな】 あいだみつをの名言より

 連日の宮崎県の口蹄疫の報道に気持ちが塞ぐ。
肉牛を育てているとはいえ、
農家の人たちの牛にかける愛情は特別のものに違いない。
インタビューに答える人達の実に悲しそうな目を見るのが辛い。
そんな折飛びこんだ、外遊中ゴルフをしていた農相のニュース。
真実であるなら余りに酷い話である。
夕飯の御采にに作った肉じゃがを、こんなにも悲しく食べたことはない。

  【あとじゃできねんだよなあ いまのことは いましかできぬ】 あいだみつを

 かかりつけの美容室のオーナーに不幸が出来た。
闘病の末、母親が亡くなったという。 70代。まだまだ若い。
留守を預かったスタッフにカットをしてもらった。
彼女は21歳の時に母親が病死したという。
4人兄妹の長女。10歳も離れた弟の面倒をよくみたそうだ。
「早死の母の人生、何だったんでしょうかねぇ」と、
しみじみという彼女。子を持って親の苦労や有り難さを知ったとも・・・
人は誰かに支えられて生かされている。
健康で働けることは、本当に幸せだとも言った。

 「子供手当などいらない。働ける環境が必要なんですよ」
働いて、ささやかだけど笑って暮らせることは幸せ。
【国民の幸せが第一】 あんな口先のフレーズなんて響いてこないと、
荒れた手を動かしながら仕上げてくれた。

   【しあわせはいつも自分のこころがきめる】 あいだみつを

 今日は足利市出身の詩人・書家「相田みつを」が生まれた日だとか。
彼の名言が矢鱈、琴線に触れた。
日本人の劣化は政治家から始まっていたらしい。
いや、政治屋から・・・・

   【死後に残るもの】

一人物の死後に残り、
思い出となるのは地位でも財産でも名誉でもない。

こんな人だった。
こういう嬉しい所のあった人だというその人自身、
言い換えればその人の心・精神・言動である。

このことが、人間とは何かという問の真実の答になる。

 『安岡正篤 一日一言』より

資格条件

2010-05-19 20:57:43 | Weblog
   英国ではスパイ公募の広告があるそうだ。
採用試験は非情・非常に厳しくて国家公務員の待遇ながら、
それほど割に合わないようだ。
スパイゆえに、非常事態にあって咄嗟の判断や、
その場を凌ぐ嘘、いえ、演技力は必須とか。
だから、「知らなかった。言わなかった。知りません。」と、
シラを切り通す【頑固さ】は、スパイとしての必要資質ということになる。

 肉親から大枚の援助を受けても【知らなかった】
運動不足の為に転倒したと【言わなかった】
妊娠の愛人に子宮収縮の点滴を打ったなんて【知りません】
≪エエとこの坊ちゃん、美女議員?美男医師?≫
この内の少なくても2人はスパイとして採用相成る。
そう、Mr・ルーピーとユキちゃん。頑固さと演技力は立派!!
イケメン医師は己の下半身の病を診断ミスったから失格。
何たって、スパイに失敗は許されない。逮捕されちゃぁ終いだ。

 小学生時代から数学が苦手だった私は、
高学年での不等式などは、まるでチンプンカンプンだった。
で、我が国一番の≪不動産の王・イッちゃん≫と、
≪日替わり発言王・Mr・ルーピー≫の政治倫理不等式が解けない。
相変わらず数学の前でチンプンカンプンなのだ。

 が、彼らで≪韓流≫並みのドラマは書けそうだ。
金持ち、美男美女、エリートに権力者という見え見えの韓国ドラマ。
オバ様たちの涙を絞り、あれよあれよという間に韓国贔屓にさせる脚本。
この際、肉体酷使の労働者でなく、【演技】重視の脚本家に変身しようか!?
だが待てよ、私はバカがつくほどの正直者。
悲しいかな、捏造や嘘の演技の本質を【知らな~い】

勝手に懲罰委員会

2010-05-19 00:39:47 | Weblog
  10日ほど前から膝が痛くて堪らない。
一時は歩行が困難になった。経験したことのない痛みなので内心驚いた。
が、何やかやと野暮用があり病院へ行くことが出来ないでいた。
腫れがあったので湿布をしていたら、どうにか収まった。
我ながら働き者だと自負しているのだが、
夫はオタオタしつつも、「大丈夫か?」と口にしない。

 膝の痛みに耐えながら健気に家事までこなし、
クタクタになっている妻を横目にしながら、
テレビの前でトドの如く横になり、夕餉の整うのを待つ夫。
もぅ~~!(牛ではない) ついにプッツンした私。
「富む時も、病む時も相寄り添いて・・・と誓いの言葉を読んだろぅ!?」と、
言い放ってやると、「そう書いてあったから読んだだけだ」と宣ふ夫。
猿もする【反省】を、【外遊農相】の如く「些かも反省はしません」と、
その開き直った態度。 ついには手まで腫れあがってきたのだゾ!
働き過ぎだ~~ 少しは労れ! 全く親の教育が悪いとプンプン立腹。

 そんな折、懲罰委員会が、どうのこうのと口角泡を飛ばす【お偉いさん】を、
ニュース報道で視た。笑顔も怒り顔も全く同じ人物だと何時も思うのだが・・・
国会の場で突き飛ばされ転倒したとかの三宅雪子議員。
【打撲】ながら車イスで登場、挙句の果てに松葉杖をついて更に転倒、
男性議員の背負ってもらうのを視て、(なんて親切なナイト!)
ああ、あのように【演技】をしなければいけないのだと納得をした。
それにしても、何と素晴らしい民主党議員等の連係プレイ。

 学んだ!人間、幾つになっても学ばねばいけない。
そして矢鱈に反省をしてはいけないのだ。
反省が度を超すから償いが足らん!!と付け込まれるのだ。
ん・・・何の事だっけ!?
さて、働き者は明日も頑張るのだ。

胸が苦しくなる~~

2010-05-17 00:23:32 | Weblog
 
 「パパ、あのね・・・。パパ、どうして・・・」
幼い姉妹を連れた家族が楽しそうに食事をしている。
片時もお喋りを休まない幼女ら。
パパ、パパと質問攻めで食事が捗らないでいる。
それでも若いパパは一生懸命答えようと努める様子が微笑ましい。

 今日も幼児童虐待のニュースがあった。
耳を塞ぎたくなる様な惨い仕打ちに胸が苦しくなった。
「命を大切にしたいのです!」との誰かさんの台詞が空しく響く現状。
先日、死んでミイラ化した子猿を手放さず、
背負ったままの親猿の姿をニュースでとらえていたが、
宮崎県で起きている口蹄疫の実状を訴える転載記事に涙がこぼれ、
いったい政府は何をやっているのかと怒りがこみ上げた。

+++ 以下転載++++

 消毒剤が圧倒的に足りません。
消毒剤の事は昨日書きましたが、人手も圧倒的に足りません。
政府は“現場スタッフを国としても確保している”と発表してますが、
一昨日までの現場スタッフ350人のほとんどは県のスタッフ。
九州農政局から3人の獣医師と20人のスタッフ、追加で30人の自衛隊。
農政局の獣医師はペーパー獣医師で現場しゃまともに牛に触ることも出来ない、
追加で来た自衛隊は4日出たら2日休み実質2/3の労力。
昨日から宮崎による確保と九州各県の応援により倍の700人体勢に。
それでも殺処分対称の1割しか処分出来てません。
県も、保健所も、獣医師も、JAも、市町村も、休みなしで必死になって頑張ってます。

保健所の友人はGWどころか、発生からずっと休み無し、6~21時の重労働。
爪は割れ、消毒剤で手の皮膚が爛れ…、それでも必死になって戦ってます。
旦那さんも新婚、子供が産まれて初めてのGWも休み無しで頑張ってくれてます。
ホントに感謝しています。

それでも全然処分が追い付かないんです。
今、処分対称の10万頭のうち、20日間で処分が終わったのは1万頭にも届きません。
今1日の処分頭数が千頭。毎日発症する頭数の方が圧倒的に多いんです。
感染した牛は毎日10億個、豚は5兆個のウイルスを撒き散らします。
感染拡大が止まりません。

4月末に発症した友人の農場では、
今のペースでは5月内に処分出来るかどうかと言った所です。 全て殺されてしまう。
それでも弱れば排出するウイルスが増える。
だから、殺されるのがわかってても、毎日餌をやり、ビタミンをやり、
あらゆる手を尽くして少しでも牛を健康に保とうとしてます。
でも、農場全ての牛に広がり、弱い子牛から次々に弱り、死んでいきます。
死んでも処理業者も出入りできないため、死体の上に大量の石灰を乗せても、
腐敗し異臭を放ち始め、それでも親牛は自分の子を一生懸命舐め、
石灰を落とそうとします。
消毒剤の不足から、本来は牛に使わないような強い薬を大量に毎日浴びせられ、
牛は毛が抜けぼろぼろになっていきます。
そんな中で、自分の家族同然の牛を殺す事も出来ず、
飼い続けなければならないんです。

また、保健所や獣医師が殺処分現場に集中せざるを得ず、
発症が疑われる農場の検査も出来ず、
テレビや報道では50件80000頭となっていますが、
俺が把握してるだけで発症の疑いがあり検査待ちの所があと40農場あります。
とにかく人手が足りないんです。
もう殺処分が追い付かないんです。
首相が激甚災害に認定し、自衛隊を出さない限り、拡大は収まりません。
「その必要があるかどうかを関係閣僚と話し合い、必要とあれば検討する」
とか言ってる場合じゃないんです!!

ワクチンと言う手も有りますが、現行の法律では使えず、
しかも大臣は「参院選後の国会で立案立法を…」 とか言ってますが、
その頃には国内の牛・豚・山羊・羊・鹿・猪…等の偶蹄類はいなくなってるでしょう。

皆さんにお願いです。
とにかく、今、宮崎で大変な事が起こってると言うことを、
多くの人に伝えて下さい。もう世論で政府を動かすしか方法がないんです。

資材機材も、人手も、予算も…
もう国に頼るしかないんです。
よろしくお願いします。

+++以上転載おわり+++

 親牛の仕草を想像しただけで胸が苦しくなってしまう。
動物でさえ、こんなにも子を思うのに。
いかなる事情があるにせよ、我が子に虐待を加えるなんて!!
ほんとうに、本当に・・・  
それにしても宮崎県では何という事態になっているのだろうか!?
何故、大々的に報道されないのだろう?? 報道の使命は!?
なぜ、政府は緊急事態として動かないのだろう??
はやく早く、何とかしてやって欲しい!
宮崎よ、がんばれ~ 

 はしゃぎながらパパの両の腕に絡む姉妹。
微笑みながら寄り添う母親。
若いファミリーのささやかな休日。 だが一方で、
そんな風に、はしゃぐこともなくこの世から消えて逝った幼い命。
対策もされぬまま消された数知れない宮崎県の牛や豚。
ほんとうに本当に胸が痛い現状の日本がある。

どっちもどっち!?

2010-05-15 21:43:21 | Weblog
 
  散歩の帰り道、随神門の脇の急な斜面に人がいるのを発見。
最初は見過ごしたが、「ん・・・何?」そのまま後ずさりをして目を凝らした。
男が屈んで何かをリュックに詰め込んでいる。それもかなり大きめなリュックだ。
「もしも~し、おはようございます! 何をしておられますの?」
勿論、彼が筍を掘っているのはお見通しなのだが・・・
私の声かけに男は平静を装って、「タケノコ~。でか過ぎてだめだぁ」
だが、その足元には大きく膨らんだリュックある。

 「採って、やっけぇ~」 以外に素直なのだ。
「いいえ、いりませ~ん。マムシがいるから気をつけてぇ」
他人様を批難出来はしないゾ。同じ穴のムジナなのだとの思いが頭をもたげる。
何せ3~4日前、我慢できずに1本頂戴した弱みがあるから。
「まだ蛇は出なかんべぇ」鼻先で笑うように男は言った。
そうして、やおら大きく膨らんだリュックを背負い移動し始めた。
とっとぉ~、その言い回しに少々意地悪が言いたくなった。
他人様は責められぬだろうが!と、もう一人の我が言う。
「いやいや、もう出てますよ~」返事を返しつつ、その場を過ぎた。
「あ~~ん、だいじょぶだぁ」男の声を背後に聞く。

 帰宅して夫に顛末を話すと、
夫は呆れた様に顔を向けて「どっちもどっちだ」と、ひと言いった。
≪ひとを責めてる時っちゃ、むこっペたは見えても、自分ペたが見えないもんだわ≫
昔、年寄りによく言われたのを思い出した。
確かにその通り! ごめんね、ごめんねぇ。やいや、反省、反省~~