山の頂から

やさしい風

小さな喫茶店

2011-11-29 23:01:15 | Weblog
  20代の頃、或る喫茶店に足繁く通った。
評判のホットサンドとコーヒーで2時間も粘り、
マスター自慢の大アンプから流れるジャズに聴き惚れた。
10人も入ると満席になる小さな店。
今思えば若さとは残酷なものだ。
小柄で華奢なママがイラつくのも気付かずにいたのだから。
回転しなければ儲けの出ない商売。
ママは暢気なマスターに相当苦しんだに違いない。
二人の間に子はなかった。
私自身の状況の変化でパッタリと店に通うこともなくなって、
数年が過ぎた頃、二人は離婚し、ママはこの街を離れ、
マスターは再婚し新しい家族に恵まれたと風の便りに聞いた。
完全に記憶から消えて数十年が経った。

 昨夕、千葉県から≪蔵の街≫を自由散策するいうツアーが立ち寄った。
客でごった返す中、小柄な老女が話しかけてきた。
「確かこの山内の茶店の女将で・・・」 聞けば私に該当する話の内容だ。
それは自分であると答えると相手は非常に驚き、
私の顔をマジマジと見つめた。そして私も・・・
余りに年老いて直ぐには合点がいかなかったが確かに、あのママである。
忙しい最中に申し訳ないと詫びながら、
懐かしさを滲ませつつ口早にツアーに参加したことなどを告げた。
夕暮れの街中を散策して帰るという彼女を乗せたバスを見送りながら、
今はもうない、あの喫茶店のドアを押して入る若かりし頃の自分の姿が甦った。
コーヒーの香りとレコード盤のジャズのリズム・・・
かつて暮した路地の道を辿るママの小さな姿。
苦い珈琲を飲みたくなった夜だった。

高潔な人

2011-11-17 23:35:23 | Weblog
 
  国賓として来日中のブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王の、
衆院本会議場での演説に感動した。
日本を褒め称える御言葉の数々は口先だけの美辞麗句では決してなく、
真実味にあふれ、且つ日本に対する深い愛情が感じられた。
今、世界中で上に立つ人としての器を最も備えた方と見受けられる。
品位と高潔さに満ち、国の大小にかかわらず真の王者の風格が御有りだ。

 我が国会議員たちは若きブータン国王の演説に鳥肌が立ったろう。
恥ずかしさと己の心の醜さに・・・そう感じる者は未だ良いが、
票と利権と金に狂う朽ち果てた精神には何一つ響くものがなかったのでは!?
まっ、比較する方が間違っているかも・・・
私達を見つめ、励まし、真の友情を示してくれる存在があることの喜び。
久々に高潔な人間の澄んだ瞳にお目にかかった。

 それにしても我が国を取り巻く【野獣】の何と多いことか!!
金こそが幸せを引き寄せると信ずる【人に非ず】者たちが牙を剥いている・・・
我が国に迫る【魔の手・TPP】にねじ伏せられるか否か。
日本が日本でなくなってしまう日が来るのか。
どうなる日本! どうする日本!?

 新婚のブータン国王ご夫妻に幸多かれと祈り、
また、ブータン国の恒久的な平和を願わずにいられない。

エイリアンはいない!?

2011-11-11 22:43:12 | Weblog
 我が家の周辺を根城にしている猫どもが居る。
ポポ、ユウタロウ、トラ次郎以上3匹がオス。
メスのタミコとの計4匹である。
中で体格の巨大なポポは最近突如現れた。
新参者にもかかわらず面もデカイが態度もデカい。
他を圧倒し、時には追い払って餌場を独占する。
まるで今、日本中で議論沸騰のTPPの利益独占者・アメリカのようだ。
後から参加したのに我がもの顔で高飛車おまけに仕切る。
ノラ猫であるからして、「コラッ!」と一喝すればポポは退散するが、
アメリカはそうはいかない。実に困った相手である。
戦後7年間、追撃戦によって散々に日本国の良き文化を破壊し、
自虐思考を植え付けてアメリカ従属の日本国家を作っておきながら、
ふたたび毒牙を剥き出し爪をたてるアメリカ。
何時になったら日本は国益の為に、「NO!!」と言える国になれるのか!?
国益を主張できるリーダーが、いつになったら現れるのか!?
今朝も「ポポ、威張り散らすなっ!」と新参者を叱る私である。

 アメリカという国は国家機密をも50年経てば公開するという国だ。
米・ホワイトハウスは7日、異星人がいる証拠はないとする公式見解を発表した。
嘘か真か各処で未確認飛行物体を見たとの報告がされている。
何であれ興味のある者にはワクワクする出来事であることは確かだ。
が、何故にアメリカは唐突に然様な発表をしたのか・・・
今世界では、特にアメリカとロシアでは宇宙事業にしのぎを削っている。
アメリカより少し先を行くロシアとの闘いは熾烈であるらしいが、
資金面でかなり苦戦のアメリカ。
TPPによる利益拡大は、その為の資金稼ぎなどとも言われているのだ。
ところで2013年はケネディ大統領が暗殺されて50年に当たる年だそうだが、
或る都市伝説によると、その年にアメリカ政府は、
【未確認生物、未確認飛行物体は実在する】との発表をするというのだ。
そうして華々しく人類の夢・有人宇宙飛行事業が大々的に展開される予定とか。
しかし、2013年を待たずして異星人存在否定の発表がされたということは、
いったい何を意味するのだろうか・・・

 これもまた都市伝説にて囁かれていることだが、
宇宙人の存在、して彼らとのコンタクトをアメリカがしていると暴露しようとして、
ケネディ大統領は暗殺されたと・・・ つまり暗殺に政府が関与した!?
だが、ジョンソン大統領による≪ウォーレン報告書≫に於いて、
その証拠物件や資料は2039年まで公開されないこととなったという。
つまり生々しい記憶が薄れる頃に【真相】は公開される。
そうすれば人々は差ほどの混乱もなく他人事のように歴史を受け入れるのだ。

 TPP参加は日本国の消滅という人もいる。
嘗て日本という優れた文化国家があったなどと教科書に書かれ、
英語教育の下で幼い子供たちが肩をすくめ、
「oh my God!!」などという日がくるのだろうか・・・
私は死ぬまで日本人でいたい。
だから今日も真剣に、「日本の国と日本人を御守り下さい」と、
天照大神に祈るのだ。
 
 「oh!コノ ドジョウナベ オイシイネェ」な~んて、
碧眼の赤毛モン達がワインを片手に鍋パーティをする日が来ないことを祈る。

エスプレッソ

2011-11-07 00:09:20 | Weblog
 この4週間、日曜ごとに天気が崩れる。
週間天気が悪いサイクルから抜け出せないでいる。
天候に左右される商売ゆえに大きな打撃だ。
本日も午後から強い雨。
早仕舞をし、夕方、所用の為に夫と蓮田へ行った。
ここ数日の寝不足で、座ると眠くて堪らない。
雨の為に視界が悪いのか、はたまた寝不足の為のそれなのか、
兎に角、非常に目が疲れた。
用事を終えて気がつけば八時。 どおりでお腹が空いた。

 蓮田SAで人気の【あんかけ焼きそば】を食べていると、
隣の席の老年男女の会話が気になった。
「…うん、うん、やっぱり太る人は喰うねっ」
大皿にてんこ盛りのやきそばを食べている私にあてつけ!?
別に私を見て言っている様子ない。
たまたま、会話がそうなったらしい。
日中、昼御飯も儘ならずに目いっぱい立ち働いているんだ!
大いに喰おうが太ろうが、私めはされ構わぬ~~と、
大皿を舐めるように平らげた。
人気ナンバーワンとかあって美味しかったが、少々しょっぱい。

 食後にスタバのコーヒーを・・・
「エスプレッソのMを1つ」 すると何やらスタッフが早口で宣ふ。
「濃縮でナンタラカンタラ…S」 聴き取れないがOK牧場!
シュガーもミルクもノーサンキュー!!
言ってはみたものの手にしたカップはSサイズ。
一口飲んではみたものの~~わぉ、苦!
「あのおばさん、気取ってノーシュガーなんかで…」
多分、今頃若いスタッフは噂しているぞと夫と二人笑ってしまった。

 「でもさ、年寄りはホレホレ…う~ン何だっけ、あの苦い奴」
「ああ~あれあれ、セ、セ、センブリよ!」
「そうそう、それそれセンブリを飲み慣れているから平気なのよ、きっと!」
な~んて、誰もそんな会話をするはずのないことを想像して、
自虐的想像話で盛り上がって帰路に就いた。
いつの間にやら眠気も吹き飛んで、
口に中のホロ苦さが快感となっていた。
やっぱ、コーヒーはエスプレッソよ!!
「カプチーノと言い間違えたくせに・・・」と夫が小さく言った。
バレたか~~

ネックレス

2011-11-02 00:49:49 | Weblog
 
 夕方、今時の格好をした若者4人が来店した。
だんご一皿を分け合って食べるという。
お茶を4つ入れてやった。 
少しして皿を下げてきた若者の首にお洒落なネックレスが揺れていた。
ピアスをしている彼に似合っていた。思わず、
「今時の若者はネックレスも様になるね」というと、
「母の形見です」 思わぬ返答に「えっ!?」 胸がドキンとした。
「あらぁ・・・貴方のお母さんじゃ未だお若かったでしょうに・・・」
心臓病で、あっという間に逝ってしまったそうだ。
「辛かったねぇ・・・けど、そのネックレスはお守りね」
「僕もそう感じます。何か守ってくれている様に・・・」
母親が亡くなって七年になるので寂しさも幾分薄らいだとも言った。
若者の首に揺れている石のネックレスがカチャカチャと鳴った。

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 巨大な体をもつビルマニシキヘビは餌を食べると心臓の健康状態が改善し、
その鍵は食後に血中で激増する脂肪酸にあるという研究結果を、
米コロラド大学の研究チームが米科学誌「サイエンス」に発表した。
ヘビで確認された脂肪酸(ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸)が、
「心臓の健康的な発達を促進しうるというのは注目すべきだ」と語っている。
また、ヘビの心臓を保護していた酵素は、
人間の体内にも存在する超酸化物不均化酵素で、
いつかはヒトへの応用も期待できると語った。

************  【10月31日 AFP】より

 癌の再発を繰り返す知人がいる。
今回も早期に発見できたので1週間程度の入院で摘出できると知らしてきた。
何の力にもなれないのは歯痒いが、
せめてもと神社で【病気平癒】のお守りを求め送った。
そんな折、<ブロッコリー+わさび>が癌予防になるとの情報を知る。
早速、そのことも知らせた。

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 ブロッコリーにわさびやホースラディッシュを加えて食べると、
ブロッコリーの抗がん作用が上がるらしい。
イリノイ大学の研究者が学術誌『British Journal of Nutrition』に発表した。

ブロッコリーには、「グルコラファニン」と呼ばれる化学物質が豊富に含まれている。
グルコラファニンは、同じく含まれている酵素「ミロシナーゼ」により分解され、
「スルフォラファン」へと変化する。
このスルフォラファンには、がん細胞を殺す力がある。

しかし、加熱し過ぎたブロッコリーではミロシナーゼが壊れ、
スルフォラファンが作られなくなり、抗がん作用が落ちてしまう。
ところが、わさびなどのスパイスをブロッコリーに追加すると、
この抗がん作用が蘇るらしい。
わらびやホースラディッシュの他、大根、キャベツ、ルッコラ、クレソン、
芽キャベツなどにもミロシナーゼが含まれている。
「週に3~5回ほどブロッコリーを食べれば、がんの予防になる」と研究者らは言う。

抗がん作用の他、スルフォラファンにはピロリ菌抑制、
そして肝臓での解毒酵素生成を促進する働きもある。
更に、ブロッコリーに含まれている他の成分には抗ウィルス・抗菌作用もあるようだ。

+++++++++++++  ロケットニュースより

 ブロッコリーは沢山のスーパーパワーを秘めている野菜だ。
ゆっくりとよく噛んで食事をする習慣を身につけないと、
スーパーパワーの食物を口にしても何にもならないとの情報もある。
『早食い』が糖尿病へのリスクを高める可能性があるというのだ。
早食いをする人は、
糖尿病前症として知られている耐糖能異常を表す確率が2倍の傾向にあるという。

耐糖能異常とは、境界型(糖尿病)ともいわれ、
放置すると糖尿病になる可能性が高い病態で、見過ごすことの出来ない状態。

この理由として挙げられるのが、『早食い』をすることで、
食後の血糖値をいきなり急上昇させてしまうからとか。
我が家の様な商売は得てして、そうする傾向にある。
心していなければ・・・・

 <石ちゃん効果>で思いがけない方からTVを視たと連絡を受けたが、
久しく合わなかった方に太ったと言われショック!!
スマートになるべく努力をすることを肝に銘じた。
しかしなぁ~食欲が有り過ぎて、実に困ったぁ!