山の頂から

やさしい風

面相

2011-09-30 00:03:38 | Weblog
  ロシアのプーチン首相が整形手術をしたと報じられているらしい。
来年の大統領選挙を控えてのイメージアップとのこと。
報道される彼の顔を見る度に金属をイメージする。
そして彼の血の色はメタリックグレイ。
成人してからの面相は多く、その生きざまが現れる。
いくら整形しても化粧をしても心根が透けて見える様に思う。
ルーピー、スッカラカン、どぜう、マルチ、イッチャン等々・・・
今国会に於ける与野党の質疑応答を視ていて更にその思いが強くなった。

 野田総理大臣は今閣僚人事は適材適所であると胸を張るが、
どう贔屓目に視ても残念ながらそう感じられない。
昨日の自民党・森まさこ議員による山岡賢次消費者担当相の適格性に、
疑義があるとの首相への任命責任の厳しい追求。
森氏の目力の迫力には圧倒された。
稲田朋美議員といい、森まさこ議員といい女性議員の凛とした姿勢が素晴しい。
それにしても日本の防衛や経済の先行きを思うと、
国会の有り方に大いなる不安を感じてしまう。
日本を取り巻く周辺諸国のやりたい放題に憤る毎日。

 「ねぇ、綺麗な人が見ているから手を振ったら手を振り返すの」
「笑ったら向こうも笑った。よく見たら鏡だったぁ。ハハハ~」と私。
「ずいぶんと目が悪くなったねぇ。ヤダヤダ歳は取りたくないね~~」と夫。
こんな莫迦な会話でもしていなくては不安で堪らない。
売り上げは右肩下がり。生活を切り詰め贅沢は敵!とばかりに倹しく暮らしている。
なのに増税、増税と気がふれたような総理の答弁に溜息ばかり出る。
せめて秋ミョウガでもたんと食べて、目の前の嫌なことを忘れてしまおうとするか!!

  【月夜見に光を待ちて帰りませ 山路は栗の毬の多きに】

 ☆良寛和尚を訪ねた懇親者の安陪定珍氏を
  五合庵から送りだす時に作った歌という。

 因みに現政権を歌うなら・・・

  【月並みにけど強かに突き進め いまだ愚民の支持は多きに】  詠み人知らず


おっかねぇ~~

2011-09-18 23:17:49 | Weblog
  元来、匂いに敏感な質で利き酒や聞き茶(嗅ぎ茶)には自信がある。
が、経験はない。 だから本人の思い込みかも知れない。

 太平山内には天台宗の高僧・高慶大師の墓がある。
14世紀頃、太平山内の真野谷に於いて入定し即身成仏された。
毎朝散歩の道すがら、その石段のところで日本国の安寧を願い、
大師の眠っておられる谷に向かい祈るのを日課にしている。
二~三日前、何時ものように墓に向かって頭を垂れていると、
微かに御香の様な、或いは線香の様な香りを感じた。
ほんの一瞬のことであった。
その日は一日中、鼻の奥にあの微かな香りを覚えていたように思う。

 【NEWSポストセブン】をググっていたら、
なでしこジャパンの丸山選手の大怪我は、<中国での幽霊の所為>とあった。
何でも宿泊先のホテルで怪奇現象に悩まされたのだそうだ。
「え~~っ、そんなことってあるのかねぇ!?」と夫に話したら、
「幽霊?そんなもの・・・、俺なんぞ毎日怪奇現象と一緒に居るぜ!」と、
鼻先で哂った。  ムム~~何と申された!?

 しかし、政権交代以来、日本は【宇宙人】やら【空キカン・どじょう】と、
人間もどきの妖怪らに振り回され、挙句、現日本の政治家は、
与野党を含め幼稚であるとの酷評が巷で囁かれている始末。
国を想う志など皆無とまで・・・あぁ、日本よ如何に~
幽霊よりも化け物よりも、この世で怖いものは心の狂った人間だ。
亡くなった年寄りがよく言っていたっけ・・・

   【声明の如き虫の音闇に滲む】  初桜

良夜

2011-09-15 00:16:23 | Weblog
 9月12日は旧の8月15日つまりは十五夜さま。
しかし連日の厳しい残暑にけんちん汁を作る気にもなれず、
結局は数年ぶりの澄んだ満月にも係らず片月見と相成った。
昔から八月十五夜の月見だけして、
九月十三夜の「後の月見」をしないと災いが来るといって忌まれたが、
早速のごとく身内の怪我や諸々気病みなことが続いた。
まっ、偶々そんな巡り合わせだったのだろうが、
体調が捗々しくないと思考もネガティブになるのかも知れない。

 今年は夏場のキノコが未だ採れるとあって、
キノコ採り名人が訝っていた。
私ですら朝の散歩道で【玉子茸】を目にするのだから、
確かに季節が狂っているのかもしれない。
昨年の夏は道のいたる処にミミズや蛇の死骸があり、
憂鬱になったが今年はそういったことが少ない。
が、しかし、今朝は久々に大きな蛇の死骸に出くわしビビった。
ゆうに2メートルはあろうかと思われる青大将だ。
立ち竦んでいると顔見知りの散歩人が長い棒きれで山中に除けてくれた。
ダラリと長い姿が垂れ下がったのを見て大嫌いな蛇だが少々哀れに思った。

 昨夜、友人数人と食事会に出かけた。
最近はやりの言葉で謂うところの<女子会>
女子には違いないのだが年齢的に親の介護をしている人ばかり。
その苦労の辛さや愚痴の聞き役となった。
自分も経験したことゆえ、充分に理解が出来る。
中で一人、90歳になる実の父親の介護をしている友人の言葉が印象に残った。
親が一生懸命働き、子に対して心を砕いてくれた頃を思い出すので、
出来得る限りのことをしてあげたいと思っているというのだ。
実家は他県。やつれが目立つ友人の健康も気になった。
食後、店を出て夜空を仰ぐと冴え冴えとした月。 立待月だ。
美しい月に誰かが「願い事をしよう~っ」と言ったら、
月に願い事をするのはよくないと物知り友人の弁。
一同納得して心を空っぽにして再び夜空を見上げた。

    【行く道や介護の愚痴の温め酒】  初桜

 今日始まった臨時国会。
就任早々躓いた【どじょう内閣】を支持するとの御祝儀支持率。
会議場で居眠りしている議員の姿をカメラが次々に写し出す。
口では国民の為に身を粉にして・・・などと宣うが、
居並ぶ<ご尊顔>に真実味を感じない。
顔は自分で作るというが、なるほど!【まま】表れている顔ばかりである。

    【一先ずは今日に不可なき良夜かな】  初桜

おけら鳴く

2011-09-07 22:53:21 | Weblog
 
 俳句に<螻蛄鳴く・おけら鳴く>という秋を表す季語がある。
<おけら>は3センチ程の昆虫で泥溝などを這い回り土砂を掘ったりもする。
夜になるとジーと沈んだ重い声で寂しく鳴いている。

 父の墓参りをした。逝って三年になる。
久しぶりに空気がスカッとして心地よい風が墓の周りを巡っていた。
母が手入れと供花、水揚げを欠かさない為、墓は綺麗に整っていた。
「ここ数年で随分と御墓が増えたよ」と線香を手向けながら母が言った。
確かに、真新しい墓が立ち並ぶ。昔通りの形をした墓石が多いが、
中には素の石に【眠る】などと掘り抜いただけの現代風な造りの墓もある。
そういったものは家名に拘らず身内一族を葬ることも由しらしい。
狭い日本、色々な事情で変化を余儀なくされるは仕方ないのかも・・・
やがて夫婦別姓が認められる世の中が来る!?

 誕生したばかりの【どじょう内閣】の支持率が好調らしい。
街角のインタビューでも新閣僚に好意的な意見ばかりが流される。
さらには松下政経塾出身が如何に優秀かと云わんばかりの取材攻勢。
この顔ぶれなら震災復興も原発事故処理、円高問題だって即解決!
みたいな見通しを掲げTV視聴者に期待を抱かせる。

 早速に「たばこは700円に値上げを~」などと涼しい顔した女大臣が言うと、
<コップの中>に小さな嵐が起こった。
だが挙党、挙党、挙党一致~~の掛け声で云わなかったことにと収まった。
外国人参政権賛成、国会図書館法、夫婦別姓推進などを声高に叫び、
挙句に国歌や国旗を憎悪することに共通意識。
そして兎にも角にも帰化人が6人という新閣僚の面々。
厚生労働大臣に就任した小宮山洋子氏、
日本で外国人参政権が実現しない理由については、
「日本人は日本国の国民とは日本人のことという意識が強いため」と主張している。
               (大韓民国民団中央本部アンケートによる)
はぁ? 何を言ってるんでしょう!この方は。
あっ、貴女は帰・・・・
あぁ、何をか況や・・・ どじょうが出てきてコンニチワ!!

    【螻蛄鳴くや父の居ぬ居間はや三歳】  初桜