山の頂から

やさしい風

魚・さかな・肴~~

2013-02-08 00:12:00 | Weblog
 2月に入ってすぐの土・日曜日、
友人6名と伊豆は伊東の旅に出た。
出発日の朝、1人が発熱の為に急きょ欠席となった。
私を除く5人はゴルフが目的だ。
遊びに関しては事欠かない仲間ゆえ、その手際のよさに脱帽。
旅券からホテルの手配まで、あっという間に為された。
ゴルフをする人なら誰もが憧れる川奈ホテル泊の大島コースとやら。
ゴルフをしない者にはサッパリその良さなどは解らない。

 伊豆急行を利用しての旅は久しぶり。
車窓から海がみえた時のワクワク感。海なし県に住む者の心境だ。
寒さに震えたこの冬。伊豆の陽気の温かさはショック!
十数年の付き合いの友人たちと莫迦を言い合い、
まるで引率者のいない修学旅行生。

 国内旅行業界は今や【お一人様】が盛んとか。
安い日帰りツアーは下火の傾向にあるらしい。
御多分にもれず我が家も2.8(ニッパチ)の閑古鳥が鳴いている。
日曜日に出られたのもこのことゆえだ。
原発の風評被害は未だ幾分響いている。
が、伊東の駅の賑わいに一流温泉地の違いを見せ付けられた。
人が溢れている! 電車の予約状況も満席とか。流石だ!!
心の洗濯で参加した旅だが矢張り旅行客の動向が気になる。
まったく貧乏性め!と我ながら苦笑。
さてホテルのチェックイン前に早咲きの桜を見たい!と、
タクシーをチャーターして城ヶ崎海岸へ。
<さくら園>とやらに案内され植物園内を散策。
一流観光地のドライバーは押し並べて親切で誠実だ。
観光地で商うものとして学ぶところが多い。

 宿泊先の川奈ホテルは交通の便が悪い。
元々、創業者が貧乏人は相手にしない事であったらしい。
その造り、外観はハイカラであるが内部は重厚。
家具調度は全て外人企画。ソファーにかけても妙に定まらない。
まっ、たまにはこんな雰囲気のあるホテル体験も悪くはない。
夕食は、これまたタクシーを利用しての海辺の≪めしや≫へ。
全員一致で金目鯛の煮付を食する希望。
刺身の盛り合わせ、すし、小料理と魚料理すべてが美味しい。
多いに呑み、たらふく食べて大満足。
翌日、ゴルフ廻りの友人らとは伊東で合流を約束して一人別行動。
ホテルを出る前に御自慢の庭をグルリ一周。
伊豆七島を遥か海のむこうに眺め広大な敷地に圧倒される。
そして海から陸地に向かって巨大な地震雲らしきものが・・・
その三日後にソロモン諸島の巨大地震のニュース。
やはり、あの日の雲は地震雲だった!と確信した。
明日のことは全く知れない。
若さを希う年代となった今、【サミエル・ウルマン】の詩が胸に響く。

 人は信念と共に若く  疑惑と共に老ゆる
 人は自信と共に若く  恐怖と共に老ゆる
 希望ある限り若く   失望と共に老い朽ちる

背筋を伸ばして明日からまた頑張ろう~~

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