山の頂から

やさしい風

寿命

2011-05-27 21:50:44 | Weblog
 4月の末ごろから毎日のように来店される母子がいる。
間もなく90歳になるという老婦人と60歳後半の女性だ。
隣県からみえるようだが、当地の景色がいたく気に入ったらしい。
召し上がるものは決まっていて玉子焼きと焼鳥、コーヒーときのこ汁。
ゆったりと時間を楽しんでお帰りになる。

 娘さんが散策に出られたので、熱いお茶のお代わりをお持ちすると、
「今、とっても幸せだけど長生きをすると哀しい目にも沢山あったわ」と、
数年前に病気を苦にして娘婿が自死したことを明かされた。
日本は10年も連続して、年間3万人以上もの自殺者を出している。
しかし、本当はもっと数値は高いといわれているようだ。

 世界には驚くようなニュースを見聞することがある。
スイスでは1941年、
医師以外で利害関係のない人の手による自殺ほう助を認めており、
チューリヒでは毎年200人近くが自らの意思で命を絶っているそうだ。
じっさい或るサイトでは医師ではない女性が、
末期患者と思われる女性に薬を差し出し会話を交わしながら、
それを受け取って正に【死ぬ権利】を実行し,
息を引き取るまでの動画がアップされている。
あぁ、ここまできているのか・・・と、
何とも言いようのない空しさに襲われた。
世界で最も進歩的とされるスイスの安楽死制度を利用するため、
外国人の末期患者がスイスを訪れる「自殺ツアー」が行われているという。
自殺ツアー参加者の増加や、
末期患者以外で安楽死を求める人の数が増えていることが判明したことを受け、
安楽死の是非を問う白熱した議論が行われていた。

 スイス政府はこれまで自殺ほう助について、適用対象を末期患者のみに限定し、
かつ自殺ツーリズムを制限することを目指し、
法律の改正を検討していることを明らかにしている。
が、ロイター通信によると、スイスのチューリッヒで15日、
安楽死及び安楽死を求める外国人の受け入れ禁止についての是非を問う、
住民投票が行われ、大多数の票により現状維持が選択されたそうだ。
安楽死の禁止に票を投じたのはわずか15.5%、
外国人の安楽死受け入れを禁止すべきだとした人も、約22%との結果とか。
 
 イギリス同様、スペインでも今年の後半、
人間の寿命を測定する医療検査が実施される見込みだそうだ。
保険に加入する前に義務付けられる可能性が高いとか。
しかし、この新技術は加齢に伴う様々な症状、
例えば心血管疾患やアルツハイマー、癌などに対する重要な情報を、
未然に発見できる可能性がある事もまた否定できないといわれる。
  
 いくつかの研究結果により、
加齢の速さを測り寿命の長短を知ることが出来る【テロメア】。
ただし、その人があと何年と何ヶ月生きられるのか?
といった正確な数値を特定することはできないという。
それ以後は神のみぞ知るということか。 命は地球よりも重いと言う一方で、
留まるところを知らない人間の欲求は、
開けてはならないパンドラの箱をこじあけ、
神の領域までも侵そうとしているようだ。 なんともはや・・・

     【山鳩のこえくぐもりて梅雨入りかな】  初桜




蜘蛛の糸

2011-05-22 21:17:39 | Weblog
 爬虫類と虫が苦手な私は、特にクモは目の敵の存在だ。
どうも、あのクモの巣は貧乏たらしくって好かない。
(もっとも実際に貧乏なのだが・・・)
今朝も大きなタランチュラ並みのクモを発見。
さっそく退治しようと身構えたら、
傍で夫が「クモは虫を捕ってくれるんだぞ~。いい奴だ」とノタマウ。
その一言に躊躇した私は、掴んだ火バサミでやんわりと挟み込んだ・・・つもり。
が、脳の指令とは裏腹に手先が力んだ。 で、キャツはお陀仏・・・
イヤイヤ決して殺るつもりはなかった!(犯罪人は常にそう言い訳をする)

 「あぁ~、恐らく地獄に堕ちた時にクモの糸は垂れてはこないゾ」
一連の様子を見ていた夫は再びノタマッタ。
「な~に大丈夫!私は天上に行く人間です。クモの世話にはなりません」
そう、百花繚乱の地の蓮咲き乱れる池に舟を浮かべひねもすトロ~リトロ~リ・・・
言いつつ極楽の住人になりきっていた。

 「一縷~いちる」の意は、一本の糸。
また、そのように細く僅かなもの。転じて、極めて僅かな繋がり、
覚束ない様、絶えようとする様などの例えにも用いる。

 今や批判の矢面に立ちながらも様々なパフォーマンスを思いつき、
恥じ入ることなどサラサラない【しがみつき総理】は、
中韓の御偉いさんを福島に引っ張り込んで、
サクランボなんぞ口にする最悪のパフォーマンスを披露した。
このことにより彼等お偉いさんには大きな借りが出来た。
支持率アップのためのクモの糸ならぬ、細い一本の糸・【一縷】にかけた。

 今大災害の苦しみ、困難の只中に於いて中韓は決して【クモの糸】ではない。
日本の優良企業の買収や、
震災を理由に高い技術力を持つ日本企業を自国に移転させること等、
「火事場泥棒」作戦が行われている。
真の日本人たるや、彼らの腹の奥の闇を努々忘れてはならない!!
まさかパンダのぬいぐるみや、
反日教育を受けている児童達のメッセージ入り団扇で、
被災地の方々が騙されようとは思わないが、
見せかけのクモの糸にはご用心!!
良心を持った隣人でないことは推して知るべし。
日本国民は愚かなお人好しではないことを信じたい。

 先日、死後の世界などはないとホーキング博士が言い切った。
今日は、死後の世界などはないと私が言う。
木霊でしょうか? いいえ、だれでも・・・・
震災失業者が10万人と新聞にあった。
そんな中、中国等海外へ事業を展開するような大手企業は、
地獄に堕ちろ!!と叫ぶ御都合主義の今日の私であった。

・・・・うぐっ、「神様、仏様、き今日の無事を有難う~~」

2011-05-20 23:23:18 | Weblog
 
 大中寺の七不思議は当地近辺では、つとに有名である。
中でも「根なし藤」という、人を喰らう鬼坊主の話は、
上田秋声の「雨月物語」の一遍・「青頭巾」の元の話となっている。

 世界中を駆け巡って仕事をしたという80歳代の紳士がみえた。
初めてお目にかかった方だが、物知りでお喋りが好きなお客さんだった。
会社を息子さんに譲り、悠々自適の生活を楽しんでおられ、
東京の有料老人ホームへ御夫婦で入所しているという。
ひょんなことから、「根なし藤」の話となった。

 「そういうのをカニバリズムと云うんだよ」
【カニバリズム】とは、人間が人間の肉を食べる行動、
或いは宗教上の儀式をいうそうだ。
「昔は世界中であった話。
日本でも大飢饉の時にはそんなことがあったと文献にもある。
もっとも中国では文化大革命の時にあったそうだよ」と、
お客さんはさらりと言った。私が口を押さえて目を剥くと、
若い時に仕事先のアメリカの田舎で出会った中国人の男の話をしてくれた。

 文化革命の盛んな頃に国を捨ててアメリカに来たその男は、
或る時、人間の死体を解体し調理しているところを盗み見し、
余りのおぞましさに、翌日にはありたっけの金をかき集め家族を引き連れ、
あらゆる手蔓を使って国を逃げ出したと言ったという。
また、人間としてしてはならない行為に絶望したとも・・・
現中国の政治を指導している連中は、そんな世代の人間だから、
気をつけろよ、騙されるな!!と言われたそうだ。
1960年代の中国は食うに喰われぬ時代だった。
密告による密告で、罪もない文化人や知識人が毎日のように姿を消されたそうだ。

 そんな話を聞かされて立ちくらみそうになったが、
チベットや法輪功信者に対する残虐な行為を耳にすると、
然もありなんと思えてくる。
そういえば、若狭和朋氏著・【日本人が知ってはならない歴史】の中で、
李氏朝鮮内部の勢力対立のころ、朝鮮を狙っていたロシアが「露館播遷」の折、
総理大臣・金弘集は群衆によって虐殺され、切り刻まれて彼等に喰われたと、
書いた下りがあるのを思い出した。恐るべし、群衆の狂気。
それもまた、然もありなん!! 昨今、見聞きする彼の民族の興奮度。

 近年、開けてはならないパンドラの箱があちこちで開けられている。
つい最近亡くなったインドの聖人?サイババは、
生年月日を告げるだけでその人間の寿命を示したというが、
誰もが聞いてみたいけれどそんな勇気はもてないものである。
が、イギリスに於いて年内にも血液検査により可能になるそうだ。
染色体の末端部に老化速度を示す「テロメア」と呼ばれる構造があり、
この末端構造が標準よりも短い人は、
長い人よりも寿命が短いと考えられているとか。
テロメアの長さを見れば、ある程度寿命を読み取ることができるのだという。
但し、現段階の技術では具体的な数字まで出すことはできないそうだ
費用は6万円弱らしい。色々な問題を孕みそうな話題ではある。

 米国・NYではキリスト教信者のマニーさんという人が、
「2011年5月21日に世界は終わる」と警告している話題をニュースで視た。
なんだか、もう何が起こっても驚きそうにない自分がいる。
確かな明日が来るのか来ないのか・・・
無事今日を終わることが出来たら儲けもん!?

    【初夏の朝の気揺らす鐘の音】  初桜

パフォーマンス

2011-05-19 23:40:44 | Weblog
 
 ホワイトハウス科学技術政策局長官は、
「現在地球に接近している小天体から地球をまもる計画」を発表した。
エレーニン彗星 が現在太陽系の中心に接近してきているという。
この情報に伴うホワイトハウスの対策らしい。
3月11日、東日本大震災を引き起こした原因は、
エレーニン彗星の引力だといわれる。
この日、エレーニン彗星と地球と太陽は一直線上に並んだ。
実は、今巨大地震を米国の霊能者なる女性が予知していたという。
3月8日、「9Nania」というユーザー名で地震予報を発し、YouTubeで話題となった。
昨年2月27日、南米チリでM8.8の大地震の発生時も彗星と地球と太陽は、
一直線に並んでいたというのだから無視できない事実であろう。

 そして又、その霊能者が今後起こりうる巨大地震について再び警告を発している。
「9Nania」は、エレーニン彗星が太陽に最接近する9月11日頃、
大規模な太陽フレアが発生すると予測している。
その後、9月26日頃と11月23日頃には、
エレーニン彗星と地球と太陽が一直線に並ぶと言っているようだ。
彼女はラジオ番組でも紹介されるほど有名らしい。

 さて、ホワイトハウスに発表によると、
現在のエレーニン彗星の位置はまだ地球から離れている。
しかし刻一刻と接近しており、
今年9月26日ごろエレーニン彗星は地球と太陽の間を通ると予測されている。
そして一直線に並ぶ。
が、この時は3つの天体の距離は小さく、
地球が受ける引力の影響は東日本大震災の比ではないという。
何か、「9Nania」の予知とホワイトハウスの発表内容が驚くほど一致しているが、
いずれにせよ彗星と太陽と地球の一直線並びはあるようだ。

 彗星と地震の論理的な因果関係についての説は地震学者の間では、
あまり支持されていないらしいが以前から存在するらしい。
彗星が太陽に最接近すると、
太陽バースト(太陽の電波が一時的に強度を増す現象)が起き、
その磁気エネルギーが地球内部に取り込まれ地震を引き起こすという。
宇宙という壮大な空間では、まだまだ知られない事実が星の数ほどにあるようだ。
また、フランス国立科学技術センターは、地球から20光年離れた太陽系外惑星に、
地球型の生命が存在できる可能性があることがわかったと発表した。

 あぁ、私の『小さな灰色の脳』では理解でき得ないことばかりだ。
どうか、どうかエレーニン彗星の接近がうまく回避できることを願うばかりである。
ん?、もしかしてカンソーリはこの説について国家利益を優先する米国の、
強い圧力により、政府主導とのパフォーマンスで浜岡原発の運転停止を、
強行したのではなかろうか。そして裏取引でTPPの受諾を約束した・・・なんて、
想像を逞しくしてしまうのだ。
ここでいう米国の国益とは、青山繁春氏によると浜岡で何かあれば、
福島原子力災害のようなことがあったら、
放射性物質が首都圏にやってくることになり、
アメリカにとって世界戦略の要である第七艦隊がある横須賀まで160km。
例えば水兵が、私は自分の生きる権利として、ここ入りたくないと言い始めたら、
艦隊全体がおかしくなる。それを心配し、つまりは米国の国益を損なうという事実。
なんか変になりそうだ!!

      【神住まふ山の筍天めざし】   初桜

Business as usual~何事も普段とおり

2011-05-19 00:52:51 | Weblog
 母はごく最近、病死した知人の息子さんの葬儀に参列した。
まだ30歳代の若さ。本人はどんなにか無念であったろう。
肉親は勿論、友人らの慟哭は母にはとても耐えがたかった様だ。
実家から5~6キロ離れた葬祭場だが葬儀が終わって、
風に吹かれたい思いで歩いて帰宅したという。
息子さんは参列者の嘆き悲しむ姿を眼下に見て、
後ろ髪を引かれる思いで天国へ向かったであろう。

 16日付の英紙ガーディアンによると、
「車椅子の物理学者」として知られる、
英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士は、
同紙のインタビューに答えて天国とは闇を恐れる人のおとぎ話にすぎないとし、
死後の世界があるとの考えを否定したという。
確かに誰ひとりとして天国や死後の世界を見聞きしてきたものはいないのだから、
その通りと言えば、その通りなのだが・・・
凡人中の凡人である私にとっては、怨霊渦巻く死後の世界は御免だが、
せめて極楽の世界はあるかも~~と思いたい。
何万億土の彼方とはいえ、
極々普通に良識と良心を持って生きた者だけには天国の扉は開かれて欲しいのだ。

 今大震災では一瞬のうちに『普段通りの生活』が失われた。
あらためて今、日本中の国民は其の『普段通りの生活』の有難みを再認識している。
何不自由の無い完璧な環境での生活を手にしているものなど、そうはいまい。
大方の人間は大なり小なりの不満や不自由を感じつつ生きている。
だがしかし、あのシュワちゃんことシュワルツネッガ―は、
その数少ない完璧な幸せの砦を自ら壊した。
男という生き物は何とも・・・ハァ~と、
魂が沈みこむような遣り切れない溜息が出てしまう。

 浪江町から避難してきてる親類の方を当地に案内してきたといって、
隣市からみえたお客さん。あちこちと車で周って来たものの、
確かな明日がみえないのが辛いと、
帰り際に呟いておられた。健康で労働できる『普段通りの生活』
現政権にどれだけ国民の思いが届いているのだろうか。
因みに、「The maxim of the British people is "Business as usual" 」
(我らイギリス人の至宝ともいうべき言葉は「何事もふだんのとおり」である)とは、
英・チャーチル氏が海相時代の1914年11月、
第一次世界大戦の最中に演説した言葉とか。
やっぱり歴史に名を残す人物はハートのある言葉を発するものである。
心の抜け落ちた人間の言葉の何と空しいことよ!!



どうにも止まらない!

2011-05-15 01:39:04 | Weblog
 
 6時半、散歩から帰って朝食の用意をしていた。
何やら鼻がムズムズするなと思ったらスーッと鼻血が出た。
最近、しょっちゅう鼻血が出るので何時ものこととティッシュで押さえたが、
10分経過しても出血が止まらない。
少し横になった方がいいかと手を休めて畳に伏せったが、どうにもいけない。
何時もと様子が違う。それどころかたちまち血だらけとなった。
夫は驚いて救急車をというが、朝からそんな騒ぎをしたくない。
とりあえず救急指定院へ急行した。

 既に2組の患者がいた。
受付を済ませ順番を待っている間に、やっと出血が止まり始まった。
次第に安心感も湧き、専門の病院へ行った方がいいとも言われ病院を辞す。
近くの耳鼻咽喉科が9時を待たずに受付してくれた。
個人病院ではあるが職員が5人もいる。
『医院も大変であろうな』などと他人様の懐具合を心配する余裕まで出てきた。
が、何も私めがそんなことの心配なぞ余計なお世話である。
医者は昔から左団扇で過ごせるのだなどと素早く思い巡らしていると、
40がらみのドクターが現れた。

 「鼻血?どっちから?」何とも情の無い一本調子の口調だ。
『あぁ、厭だ。無愛想だなぁ』と内心思いつつ経過説明をする。
「で、どうしました?」 「どうしたって?だから鼻血が・・・」と、
口ごもる私に、傍から看護師が「どの様に処置しましたか?」と助け舟を出した。
『どうやらドクターは、奥様に朝ごはんを作ってもらえなかったのね』と、
腹立ちまぎれに妄想しつつ処置は云々・・・と返答した。
結局、出血が止まっていては医者の治療は為されないとのことで、
血だらけの鼻の周りを看護師に拭いてもらい帰宅した。

 あぁ、私は帰宅はならないかも・・・
『モモよ、ブルーよ、母さんはお空から見ているよっ』なんて、
夫の運転する車に揺られながら、すっかり病人になりきった今朝の騒動だった。
しかし、あの激しい出血はいったい何だったのだろうか!?
いくらキカン気を出しても年年歳歳、身体の老化は正直に現れているのだ。
が、献血の200mlほどに出たわけでもない。驚くに値しないのだが、
どうも昔から鮮血には弱い。所詮、看護師には向かない私である。

 朝の騒動の顛末を、訪ねてきた知人夫婦に話すと、
大山寺の地蔵さんに1ケ月ほど毎朝お参りをしろという。
何か悪いものが憑いているかも・・・というのだ。
冗談じゃない!!正直?に甲斐甲斐しく?働いてきた良き嫁?に
何の悪霊が憑くものか!?と一笑に付したが、
最近体型もさることながら、根性もふてぶてしくなった故、
我が正義の背後霊はお役御免とばかりに離れてしまったか?
で、その隙をついて悪いものが・・・
まっ、どこぞの総理の如く聞く耳を持たないことはいいことかも~~
人間の莫迦者以外、怖いものなんぞこの世には無いのだ!!

誓います!!

2011-05-12 19:42:50 | Weblog
 
 夫が検査入院するにあたって入院誓約書なるものを提出する。
保証人として数か所記入した。
「え~~っと、家庭内別居でも住所は同じね」
【妻】と書き入れると、「字が違う!毒と書け」と夫。
「続柄は・・・第三夫人とでもしておく?」
「まっ、何にしてもラディン君には負けるよ。はっはっはっ~」
莫迦を言いつつ、こうして書類は作成された。

 昨日、2時間の一時帰宅を許された福島県川内村の住民は、
『自己の責任に於いて立ち入ります』との同意書の署名を求められたとか。
当然、反発の声が上がったと言うが・・・
今日はナイチンゲールが誕生した日という。
クリミヤ戦争の傷病兵を収容した病院では、毎食の肉は骨も含めて計った為、
肉の多少が生じた。骨を抜いて計るべきと進言したナイチンゲールに、
『肉から骨を外すには新しい規則が必要だ』と回答されたとか。
宣誓書、同意書、規則改定等々、お役所仕事は何とも氷の心?鋼鉄製?

 心が無いと言われる我が国の総理。
今月21、22日に東京で開かれる日中韓首脳会談の開会式を、
福島市内で行う案を中韓両政府に打診したことが分かった。
東京電力福島第1原発事故による風評被害を和らげる狙いがあるというが、
唐突で手前勝手な発想には、やはり心が無いからだろう。
明日、明後日にかけて運転停止を予定された浜岡原発。
これまた、菅総理の唐突な発想と思いきや、
実はアメリカからの圧力とであることが、ほぼ確実であると判ったと、
青山繁晴氏がテレビのニュース番組で語っていた。
アメリカが自国の国益の為にということらしい。
週刊ポストも少し違う視点から同じように【圧力】と指摘しているようだ。
そういえば、オバマさんは大統領になった時、
聖書に「誓います!」と言っていたわ。

 夫は夜の入院。小さなボストンバッグを持って出掛けて行った。
「ちょっと~一晩の入院に大げさなぁ」とからかうと、
「悪いことはしないと誓います!」と笑いながら手を振った。

 悲惨な原子力発電所事故があったチェルノブイリで、
放射線を食べて成長する菌が発見されたというが、
生き残るためには何にでも変化するのは人間も変わらぬようだ。
何しろ、民主党でいちばん熱心に【原発推進】の旗を振ったのは菅直人氏だが、
いつのまにやら【反原発推進】へと変化していたとは。いや、はや・・・

 日本茶に放射線を撃退する効果があるとか。
朝に茶を啜り、夜はこれまた放射線予防効果があるというビールでもって、
まずは日本の未来の為に、
心ある団塊の世代が生き延びねばならない!!

2011-05-06 00:12:38 | Weblog
 
 「すみません!鶏肉が入荷しなくて・・・」
わざわざ焼き鳥を食べに来て下さるお客様に謝る毎日。
「え~~っ」と言いつつ、みなさん一様に気の毒そうな目をなさる。
震災は当地にまで小さくはない影響を及ぼしているのだ。
イラつく夫の目。泣きたくなる店番の目。
店先をうろつくノラネコの、それでも癒しになる目。
我が家の愛犬・モモのうるんだ目・・・

 インターネットをググっていったら、
ビンラディンの遺体という写真に至った。
真っ赤な血がこびり付いた額に銃口で空いた穴が見られ、
眼球が無いのか閉じられた目と顔を覆う髭。
一見してビンラディンには見えない。
しかし、凝視するほど強心臓ではないから再度見る気にはなれない。

 彼がどのような生き方をしたのか興味はないが、
彼の顔は目が印象的だった。
自分は親アルカイダでも反米主義でもない。
極々、普通に生活する者として素直に、
彼の目は綺麗だなと思っていた。狂気も感じることはなかった。
別に彼を擁護することもないし、米批判をするつもりもない。
だが、誰であれ人の死に狂喜する精神は持ち合わせてはいない。
死刑廃止論や左翼的人権擁護を訴えるつもりは勿論ない。
しかし「死んだ~」と笑う光景に違和感を感じるのだ。
最近、特に思うのだが我が国の政治家の多くに目力を感じない。
人を惹きつけるものが全く無いのだ。
発する言葉には心が無く、態度だけはデカく偉そう~。
しかし、その姿は張り子のトラで<めん玉>は伽藍堂。

 「全ての責任は俺が持つ! だから頑張ってくれ~」
などと発するトップの人間をみたことはない。
日本に原爆を投下したエノラゲイの最後の乗務員が、
昔の日本人は悪い人間が多かった。
が、太平洋戦争後の人間は良い人間が多いと、
発言しているのをネットで視たが、
それは紛れもなく7年間の米追撃戦(日本人の意識破壊)による、
成果であると思われる。
けれど我が国を救った先人等の目は澄んで美しかった。
原爆投下が正しいと主張する者の目には狂気を感じるもだが・・・

 己の正当性を主張し非を認めないところは、
日本近隣諸国の民族と共通している。隙を見て付け込む民族。
特にアメリカ人と中国人て心情が似ているように思う。
けれど、今震災でのアメリカの【トモダチ作戦】やボランティアでの支援には、
博愛と勇気・人情の熱いものを感じ感謝にたえない思いだ。
また多くの国の人々の優しさに感動している。
一部の国家のおぞましさはあるものの・・・・
そして違わずそのトップの人間の目は獣の目をしている。

 哀しいかな僅かな?日本人の心の劣化は否めない。
人民戦線の野戦戦闘員とまで言い切る人間を、
今、この日本の首相に相応しいとのアンケートに答える人間がいること。
希望を託したのであろう政党のお粗末さに否と言わず、
愚かしい夢から覚めずに30%近くも支持率する者がいる日本。
何ともなぁ~~と目の濁りを感じてしまう現実がある。

 一方でこの震災では多くの人々の優しさや思いやりの発露により、
日本人の凛とした目の輝きを至る所で再認識した。
腐った魚の目。整形手術の目。赤子の澄んだ目。霞んだ目。
涙目。笑った目。犬の目。猫の目。
色々な目が明日の日本の空を見上げている。