4月の末ごろから毎日のように来店される母子がいる。
間もなく90歳になるという老婦人と60歳後半の女性だ。
隣県からみえるようだが、当地の景色がいたく気に入ったらしい。
召し上がるものは決まっていて玉子焼きと焼鳥、コーヒーときのこ汁。
ゆったりと時間を楽しんでお帰りになる。
娘さんが散策に出られたので、熱いお茶のお代わりをお持ちすると、
「今、とっても幸せだけど長生きをすると哀しい目にも沢山あったわ」と、
数年前に病気を苦にして娘婿が自死したことを明かされた。
日本は10年も連続して、年間3万人以上もの自殺者を出している。
しかし、本当はもっと数値は高いといわれているようだ。
世界には驚くようなニュースを見聞することがある。
スイスでは1941年、
医師以外で利害関係のない人の手による自殺ほう助を認めており、
チューリヒでは毎年200人近くが自らの意思で命を絶っているそうだ。
じっさい或るサイトでは医師ではない女性が、
末期患者と思われる女性に薬を差し出し会話を交わしながら、
それを受け取って正に【死ぬ権利】を実行し,
息を引き取るまでの動画がアップされている。
あぁ、ここまできているのか・・・と、
何とも言いようのない空しさに襲われた。
世界で最も進歩的とされるスイスの安楽死制度を利用するため、
外国人の末期患者がスイスを訪れる「自殺ツアー」が行われているという。
自殺ツアー参加者の増加や、
末期患者以外で安楽死を求める人の数が増えていることが判明したことを受け、
安楽死の是非を問う白熱した議論が行われていた。
スイス政府はこれまで自殺ほう助について、適用対象を末期患者のみに限定し、
かつ自殺ツーリズムを制限することを目指し、
法律の改正を検討していることを明らかにしている。
が、ロイター通信によると、スイスのチューリッヒで15日、
安楽死及び安楽死を求める外国人の受け入れ禁止についての是非を問う、
住民投票が行われ、大多数の票により現状維持が選択されたそうだ。
安楽死の禁止に票を投じたのはわずか15.5%、
外国人の安楽死受け入れを禁止すべきだとした人も、約22%との結果とか。
イギリス同様、スペインでも今年の後半、
人間の寿命を測定する医療検査が実施される見込みだそうだ。
保険に加入する前に義務付けられる可能性が高いとか。
しかし、この新技術は加齢に伴う様々な症状、
例えば心血管疾患やアルツハイマー、癌などに対する重要な情報を、
未然に発見できる可能性がある事もまた否定できないといわれる。
いくつかの研究結果により、
加齢の速さを測り寿命の長短を知ることが出来る【テロメア】。
ただし、その人があと何年と何ヶ月生きられるのか?
といった正確な数値を特定することはできないという。
それ以後は神のみぞ知るということか。 命は地球よりも重いと言う一方で、
留まるところを知らない人間の欲求は、
開けてはならないパンドラの箱をこじあけ、
神の領域までも侵そうとしているようだ。 なんともはや・・・
【山鳩のこえくぐもりて梅雨入りかな】 初桜
間もなく90歳になるという老婦人と60歳後半の女性だ。
隣県からみえるようだが、当地の景色がいたく気に入ったらしい。
召し上がるものは決まっていて玉子焼きと焼鳥、コーヒーときのこ汁。
ゆったりと時間を楽しんでお帰りになる。
娘さんが散策に出られたので、熱いお茶のお代わりをお持ちすると、
「今、とっても幸せだけど長生きをすると哀しい目にも沢山あったわ」と、
数年前に病気を苦にして娘婿が自死したことを明かされた。
日本は10年も連続して、年間3万人以上もの自殺者を出している。
しかし、本当はもっと数値は高いといわれているようだ。
世界には驚くようなニュースを見聞することがある。
スイスでは1941年、
医師以外で利害関係のない人の手による自殺ほう助を認めており、
チューリヒでは毎年200人近くが自らの意思で命を絶っているそうだ。
じっさい或るサイトでは医師ではない女性が、
末期患者と思われる女性に薬を差し出し会話を交わしながら、
それを受け取って正に【死ぬ権利】を実行し,
息を引き取るまでの動画がアップされている。
あぁ、ここまできているのか・・・と、
何とも言いようのない空しさに襲われた。
世界で最も進歩的とされるスイスの安楽死制度を利用するため、
外国人の末期患者がスイスを訪れる「自殺ツアー」が行われているという。
自殺ツアー参加者の増加や、
末期患者以外で安楽死を求める人の数が増えていることが判明したことを受け、
安楽死の是非を問う白熱した議論が行われていた。
スイス政府はこれまで自殺ほう助について、適用対象を末期患者のみに限定し、
かつ自殺ツーリズムを制限することを目指し、
法律の改正を検討していることを明らかにしている。
が、ロイター通信によると、スイスのチューリッヒで15日、
安楽死及び安楽死を求める外国人の受け入れ禁止についての是非を問う、
住民投票が行われ、大多数の票により現状維持が選択されたそうだ。
安楽死の禁止に票を投じたのはわずか15.5%、
外国人の安楽死受け入れを禁止すべきだとした人も、約22%との結果とか。
イギリス同様、スペインでも今年の後半、
人間の寿命を測定する医療検査が実施される見込みだそうだ。
保険に加入する前に義務付けられる可能性が高いとか。
しかし、この新技術は加齢に伴う様々な症状、
例えば心血管疾患やアルツハイマー、癌などに対する重要な情報を、
未然に発見できる可能性がある事もまた否定できないといわれる。
いくつかの研究結果により、
加齢の速さを測り寿命の長短を知ることが出来る【テロメア】。
ただし、その人があと何年と何ヶ月生きられるのか?
といった正確な数値を特定することはできないという。
それ以後は神のみぞ知るということか。 命は地球よりも重いと言う一方で、
留まるところを知らない人間の欲求は、
開けてはならないパンドラの箱をこじあけ、
神の領域までも侵そうとしているようだ。 なんともはや・・・
【山鳩のこえくぐもりて梅雨入りかな】 初桜