山の頂から

やさしい風

敬天愛人

2009-07-13 23:32:39 | Weblog
 
 まだ乳呑み児の孫さんを連れた御一家がみえた。
大人4人が上を下への騒ぎの結果、乳呑み児は簡易チェアーにおさまった。
更に、A4サイズ半分ほどのパソコンまで持参して、
子供向けテレビ番組を視せておいでだ。(天才はこうして作られる!?)
あと2~3人は育てよう~~若いママの奮闘を祈る!!

 ところで中国・河南省では来年人口が1億人を突破するらしい。
で、増え続ける人口を抑制する為に、≪一人っ子政策≫が強化されるとか。
だが何事によらずものには裏がある。
富裕層がよく使う手は外国の国籍を取得して出産するそうな。
また他に、香港で仲介業者を介せば簡単な手続きで出産が出来るそうで、
これは最もポピュラーな方法であるようだ。
さらに更に、出産してしまってから所得に応じた罰金を払う。

 第2子を産むことは禁止されているが、
罰金を払ってまで生んでしまう方法が、半ば合法化されているとか。
が、貧しい親達は巨額の罰金を払えない為に生まれたばかりの我が子を、
県政府が運営する福祉施設に強制的に連れ去られる場合が多いというのだ。

 ひと昔前は産後に精神的な苦痛にあうと頭に血が昇り、
心身に障るから安静にしなければいけないと云われたものだ。
なのに出産直後に、そんなことをされたら・・・思っただけで寒気がした。
しかし、驚くなかれ、貴州省の社会福祉施設が乳児を外国人に売り飛ばし、
暴利を貪っていることが明らかになったと聞いてびっくり!!
な・な・何と、その価格が一人につき3千ドル。 ああ・・・ぁ。

 だが、少し前には9か月の貧しい妊婦がむりやり堕胎させられて、
母子ともに死亡したとの【事件】があったのを知った時は、
数日間、何とも気が沈んで仕方がなかった。
人権もへったくれもない国家。軍事力で侵攻し有無を言わせぬ残虐行為がなされる。
悪夢でも小説でもない、現実のこと。

 我々日本国は今、その薄いカーテンの向こう側に突き落とされるかも知れない。
ユーアイ・ユーアイ・ユーアイ・・・・
≪敬天愛人≫~天を敬い人を愛する。 わっかるかなぁ、Zhongguoren!!



親の小言となすびの花は…

2009-07-13 00:09:04 | Weblog
 
     【親の小言となすびの花は千に一つの無駄がない】

 子供3人を含む家族連れが、サンプルメニューのガラスケースの前で、
さて、何にしたものかと思案していた。
そのうち、幼い男の子が盛んにガラスケースを指さして何やら言い出した。
すると未だ若い父親が、「ガラスに手を触れてはいけないよ。汚すでしょ」と、
静かに注意をした。久しぶりに見た、素晴らしい日本の父さん!
思わず身を乗り出して見守った。

 先日、関西の女子高生が父親の嫌な点というアンケートで、
[グダグダと小言がうるさい]と答えていたが、
躾は家庭からは、日本の昔からの美徳である。
うるさいと言われながらも、耳にタコが出来るほど言い続けることが肝心。
或る日、他人を客観的に眺める立場になった時に合点がいくのだ。
で、親の小言には≪無駄≫などは無い!!

 「教育現場に特定のイデオロギーを持ち込まず、
美しい日本の伝統と文化・日本人の心を守る」と謳っているのが、
全日本教職員連盟だそうで、日教組とは月とスッポンの位置にある。勿論、≪月≫

 教職員は教育労働者ではなく教育専門職と位置付ける。
また日教組の路線を“左傾化”とし、教育基本法に違反していると批判。
“教育の正常化”を目指しており、“政治的中立”を謳っている。
日本の文化や伝統を損なう教育をよしとすることなど許されることではない!!

 親に養育され独立を果たしていない子供は、≪平等≫の立場ではない。
躾をされ道徳教育を受け、一人前になってこそ社会的平等者なのだ。

 メニューを決め、親子で美味しそうに食事をしていった家族。
愛情ある両親の眼差しが印象的だった。
子供は同じ間違いを何度か繰り返す。
だが、「駄目なものは駄目」と突き返すことが大切なこと。
若い父さん、頑張れ~と密かにエールを送った。