不況の韓国では72歳まで働かないと生き残れない
2016.07.22 08:29
hankyore
若年層は初就職に平均11.2カ月かかる
それでも1年6カ月後に離職…報酬などに不満
21日、統計庁が発表した「若年層及び高齢層の付加調査結果」によると、
15~29歳の若者たちが卒業や中退などで学業を終え、賃金労働者として就職できるまでにかかる平均期間は11.2カ月であることが分かった。
卒業後、1年近い時間を「就職活動生」として耐え抜かねば「サラリーマン」になれないということだ。
初就職に必要な期間は昨年の11カ月から0.2カ月に増えた。
これほど厳しい就職難を乗り越え就職できたとしても、苦難の行軍はさらに続く。
若年層の初めての職場での勤続期間は1年6~7カ月に過ぎないことが調査で確認されたからだ。
「初めての職場をやめた」と回答した若年層は60.8%に達した。
その主な理由として「労働環境への不満」(報酬・勤労時間など)を挙げた(48.6%)。
さらに「個人・家族的な理由」(健康・育児・結婚など)が13.5%、「臨時的・季節的な業務の完了」も10.7%に達した。
質の高い仕事の不足と非正規雇用などの問題が深刻であることを裏付けている。
ヘル朝鮮では、若者のみならず、高齢層(55~79歳)も厳しい暮らしを強いられている。
高齢層の中で将来も仕事を続けていきたいと回答した割合は61.2%で、全体の半分を超えた。
昨年の調査に比べて0.2%ポイント高い数値だ。
「将来、働くことを望んでいる」と回答した人に、その動機を尋ねると、「生活費の足しに」という回答が58.0%で圧倒的な割合を占めていた。
生活費を稼ぐために働きたいと回答した人も、昨年同期より1.0%増えた。
高齢層の生活もますます厳しくなっているのだ。
実際に高齢層のうち年金を受領している人の割合も徐々に減少している。
1239万7000人に及ぶ高齢層の人口のうち、
年金を受け取っていると回答した割合は44.1%で、
昨年同期(45.0%)に比べて0.9%ポイント減った。
彼らが受け取っている平均年金受取額は51万ウォン(約4万8千円)だった。
特に、女性高齢層の平均年金受取額は32万ウォン(約3万円)に過ぎなかった。
統計庁の関係者は「年金受領基準年齢に達していない50代のベビーブーム世代が高齢層に含まれ、年金受領者の割合が減っている」と説明した。
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