私たちのようにたくさんの賃貸管理があると
リフォームの手配をたくさんする事になります。
その仕事の依頼先は
長い付き合いの会社が数件あって
主にそこに依頼しています。
長く付き合ってるって事は
信頼できるって事になりますが
実は私の経験上
信頼できるリフォーム屋さんはほとんどいません
ではその業界はレベルが低い?
ではありません
私たちの求める基準が高いから
当社と付き合えるリフォーム屋さんは滅多にいないのです。
何で当社のハードルが高いか?
って言うと
リフォーム代金を払うのは私達では無いからです。
原状回復費用であれば
家主や借主が払うのであって
私たちの負担ではありません。
ではなぜ自分の懐は痛まないのに
そんなに厳しいのか?
ってもし思ってる人がいるとしたら
心を入れ替えた方が良いですね
ビジネスの深い本質がそこに詰まっています。
他人の出費には無頓着で
自分の支出にはシビア
これは普通の事ですが
こと仕事に関しては
意識してその逆を究める
これが成功の秘訣です。
家主がお金を出すからと言って
無頓着に高い業者に発注しては
それが命取りになります。
高い工事代金を払わされる不動産屋にいつまでも付き合う人はいません。
実は私たちはここまで管理物件が増えたのは
周りにそんな業者がいなかったからです。
自社へのキックバックの金額と
付き合いを重視して
顧客の利益を脇へ置く
その結果どうなるか?
私たちのような不動産屋に
顧客をごっそり持って行かれるのです。
そりゃそうですよね
実際に私が直接関わった仕事でも
他社で400万円の見積もりが出てたのに
当社で同じ内容の見積もりを取ったら
170万円で出来ました。
これではこちらが取ろうと思わなくても
家主は勝手に流れてきます。
家主が逃げてから
私に怒鳴り散らかしても
もう手遅れです。
私がビジネスの神髄がこの話に詰まってる
そう言うのはこの事です。
報酬を貰うのであれば
その報酬を貰うだけの仕事をしなければならない
って事です。
報酬を貰っておきながら
高い工事代を払わせる
これではもうこの仕事を止めた方が良い
私は昔からそんな考えです。
不動産屋から見れば一見美味しい話かも知れませんが
顧客から見れば踏んだり蹴ったりです。
この私の考え
簡単なようですが
実際には難しい
と言うのは
当社の社員ですら
時々見積もりに甘くなるのです。
その都度私が強く叱りつけて
最近はほとんどそんな事はなくなりましたが
しかしここまでの道のりは大変でした。
良く社員とはそんなやり取りがありました
社員が
高いかもしれませんが付き合いもありますから
なんて言うと
私は
お前の付き合いのために高い業者に頼むのであれば
それはお前が負担すべきお金だから
差額はお前が払え
これが私の決まり文句でした。
そんな感じで
フリフォームは
当社にとっては
会社の存在に関わる大切な事ですから
社員の皆さんは
くれぐれも
そこに対する意識が甘くならないように気を付けてください。
これができれば
この業界は敵が弱いですから
潰れる事はありません。
具体的には書けませんが
会社を裏切り顧客を裏切り
そしてリフォームのバックマージンで自分の私欲を満たす
そんな腐った人間がまだいますからね。
自分がそれに染まって腐らなければ
滅多に負ける物ではありません。
腐敗の始まりは癒着ですからね。
くれぐれも社員の皆さんは
リフォーム業者とズブズブの関係ならないように気を付けてください。
業者との関係は緊張関係
これを失っては
必ず顧客に負担を強いる情けない人間になります。
そして
営業マンが腐るのです。