昨日タリバンが次々と州都を陥落させてる
って話を書きましたが
まさかカブールまでこんなに早く制圧されるなんて想像もできませんでしたね。
このタリバン
本当にすごいですね。
アメリカは政府軍に日本の年間防衛費の2倍近い
10兆円もの武器を供与したと言われていますが
にも関わらず
アメリカがいなくなったら
政府軍は瞬時に敗走した訳です。
これらの武器は全てタリバンの手に落ちますから
結果的には
アメリカは敵に大きなお土産を渡した
そんな皮肉な結果になりました。
持つんでしょうかね?
バイデン政権は・・
これから
アフガニスタンでは悪魔のタリバンの支配が始まり
国民は地獄が待ってる?
まぁそんな風に思ってる人多いでしょうね。
なんせ西側のプロパガンダが凄いですからね
ただそれは大間違いです。
タリバンはアメリカを始めとする西側には好ましくない政権かもしれませんが
アフガニスタンの一般の国民にとっては
歓迎するべき政権
だからこれほどあっさりと勝ったのです。
私達一般の日本人は
アフガニスタンに行く訳にはいきませんから
マスコミを通じた情報しか入りませんから
どうしてもタリバンに対してマイナスイメージを持ちますが
このタリバンについて
最近現地で殺された中村医師が語ってた言葉があります。
それは
“タリバンは訳が分からない狂信的集団のように言われますが、我々がアフガン国内に入ってみると全然違う。恐怖政治も言論統制もしていない”
だそうです。
どうせアフガニスタンがタリバンの支配に戻るのであれば
もう少し早ければ
って思いますよね。
タリバンの支配下では
恐らく中村医師の銃撃事件も起きなかったでしょう。
犯罪者には厳しく接しますから
治安はすぐに安定したはずです。
そんな訳で
このタリバンの復権
これは色んな事を学ぶ事ができますから。
私自身は
今後も現地から流れてくる情報を
毎日注意深く見て行きます。
その学びの中で
私が会社の経営で意識するのは
金銭欲が暴れる組織は
どんな大きくなってもモロい
って事ですね。
アフガニスタンのガニ政権は汚職まみれだったそうですが
兵士は誰も命がけでそんな政権を守る気は無かった
これが明らかになったのが今回の敗走です。
逆にタリバンは
貧しい生活をしながら
信仰心だけで命を賭けた訳です。
この違いがこんな結果になったのです。
組織は
理念でまとまる組織と
金でまとまる組織があります。
まぁ理念だけでは生きていけませんから
当然お金も必要ですが
しかし本当に金だけを中心に据えては
会社も崩壊する
これが良くみて取れるのが不動産業界です。
昔は
急成長した不動産会社の人たちが
派手に毎日飲み歩き
連休になれば
研修旅行と称して
東南アジアに買春旅行
なんてのが蔓延してましたが
こんな会社は
今回のアフガニスタン政府軍と同じで
少し情勢が悪化すれば
社員がごっそり逃げ出しましたからね
あっと言う間に倒産です。
まぁその他にもたくさん学ぶ事はありますが
改めて
お金だけに走る経営
これは私は取りません。
あくまで
タリバンのような
外見は地味で
内面はブレない
そんな
少し頑固な会社に仕上げるつもりです。